(TS、TMCC等)
参考資料 8 SD 効果の算出
スペースダイバーシチ受信点の電界変動(レベルの上昇、下降)に同時性がないほどダイバー シチの効果は大きくなる。すなわち、統計的には両者の信号強度間の相関が 0~-1(逆相関)に なるほど改善効果が大きくなる。
郷ノ浦~厳原、弥彦~高田、中之島~名瀬、長崎~福江島のそれぞれの回線において得られ た電界変動データの相関係数の解析結果より、受信側におけるハイトピッチに対するダイバーシ チ受信点位置と相関係数の関係を図1に示す。なお、郷ノ浦~厳原回線については、5 個所の受 信点(R1、R2、R3、R4、R5)の組合わせ時の相関係数について図 1 に示されており、直線近似で きることがわかる。
また、それぞれのハイトパターンを図 2~図 5 に示す。
実験結果(図 1)より、実際にはハイトパターンのハーフピッチ間隔に対して受信点位置を適切 に選択することにより、ゼロ相関やマイナス相関を得られるアンテナ間隔が存在することがわか った。
従って、SHF 帯 STL/TTL における考え方を基本とし、受信点の設置環境等が回線ごとに多種 多様であることを鑑みて、回線設計におけるスペース相関係数の最低値を 0.4 とする。
また、空間相関係数が 0.4 より大きい場合のアンテナ間隔との関係式については、実験結果と しての回線例が少ないことから、伝搬路種別、伝搬距離、及び使用周波数による結果の違いに ついての評価が十分にできていないと考える。従って、UHF 帯 TTL においては、図 1 に示す以下 の計算式を参考として示すことで、実際の設備整備において受信アンテナ間隔を決める際の目 安とする。この実験式は、解析されたデータを全てカバーし、ハーフピッチ間隔(0.5)にて相関係 数がゼロとなるように近似させた。
p D h
D D
r
r r
= Δ
+
−
=
1 4 4
2ρ
ただし、
Dr
≦ 0.5 の範囲とする。Dr
:アンテナ間隔のハイトパターンピッチに対する比率Δh
:アンテナ間隔P
:ハイトパターンピッチここで、ハイトパターンピッチ(
P
)については、回線設計における送信点の高さ及びメインとなる 受信点の高さに対して、受信点の高さを上下方向に変化させ、つまり反射点位置を変化させるこ とにより計算される。なお、UHF 帯 TTL におけるアンテナ間隔とスペース相関係数の関係については、さらに多くの 実測値を蓄積することによるデータ解析が望まれる。また、実際の回線設計において同回線での 測定データがある場合には、当該回線で算出される相関係数より実測による SD 改善率を用いる ことが望まれる。
図 1 ハイトピッチに対するダイバーシチ受信点位置と相関係数
相関係数とダイバーシチ間隔/ハイトピッチ
y = 4x2- 4x + 1
-0.6 -0.4 -0.2 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1
0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6
ハイトピッチに対するダイバーシチ間隔(D/P)
相関係数
郷ノ浦ー厳原 中之島-名瀬 弥彦ー高田 長崎ー福江島 線形 (郷ノ浦ー厳原) 全データ2次式 推奨式(D/P<0.6)
R1vsR4 R4vsR5 R5vsR2
R1vsR2 R1vsR5
R4vsR2
from to2006/9/12 2006/9/30
高田 80Km 名瀬
170km
厳原 60km
福江島 102km 平均
推奨式
ρ=0.4
y = 4x
2- 4x + 1
相関係数と(ρ)ダイバーシチ間隔/ハイトピッチ(D/P)
SHFの例に合わせ 余裕をみて設定
ρ< 0.4 の場合 ρ=0.4とする
相関係数とダイバーシチ間隔/ハイトピッチy = 4x2- 4x + 1
-0.6 -0.4 -0.2 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1
0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6
ハイトピッチに対するダイバーシチ間隔(D/P)
相関係数
郷ノ浦ー厳原 中之島-名瀬 弥彦ー高田 長崎ー福江島 線形 (郷ノ浦ー厳原) 全データ2次式 推奨式(D/P<0.6)
R1vsR4 R4vsR5 R5vsR2
R1vsR2 R1vsR5
R4vsR2
from to2006/9/12 2006/9/30
高田 80Km 名瀬
170km
厳原 60km
福江島 102km 平均
推奨式
ρ=0.4
y = 4x
2- 4x + 1
相関係数と(ρ)ダイバーシチ間隔/ハイトピッチ(D/P)
SHFの例に合わせ 余裕をみて設定
ρ< 0.4 の場合
ρ=0.4とする
図 2 郷ノ浦~厳原 受信ハイトパターン
図 3 弥彦~高田 受信ハイトパターン
図 4 中之島~名瀬 受信ハイトパターン
図 5 長崎~福江島 受信ハイトパターン