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Poster Area 22-Po2-27 当院における過去8年間の切断指再接着症例の検討

Poster Area 2

Poster Area 2

2-Po2-31

血管柄付き腓骨頭移植術による上腕骨再建の長期成績

−移植骨形態と上肢機能−

Long term result of free vascularized fibular head transfer for reconstruction of the proximal humerus

江尻 荘一(福島県立医科大学医学部整形外科)

川上 亮一,田地野 崇宏,山田  仁,紺野 愼一 上腕骨悪性骨腫瘍切除後に遊離血管柄付き腓骨頭移植術を用いて再建を行い、術後5年以上(8年~

15年6ヵ月)経過した3例で、移植腓骨頭の形態変化と上肢機能について検討した。ISOLS score は平均80%、DASH scoreは平均15.8と患肢機能は良好であった。移植腓骨の横径は全例で減少 していた。移植腓骨頭は1例で吸収されたが、上肢機能は悪化しなかった。本法は、長期に良好な 上肢機能を獲得しうる優れた再建法である。

14:45〜15:35 ポスター発表

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:マイクロサージャリー

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座長:樋口浩文(岩手県立中部病院形成外科)

2-Po2-32

骨髄内静脈還流を利用した指尖部再接着術の検討

Finger Tip Replantation Using bone marrow circulation for Venous Drainage

高木 信介(今給黎総合病院形成外科)

信太  薫,堀川 良治,小坂 健太朗,吉本 信也 指尖部再接着において静脈吻合が困難な場合があり,さまざまな対処法が報告されている。われ われは,指尖部切断9例9指に対して,骨髄の損傷や還流を障害しないように骨接合を行い,骨髄 内静脈還流を温存することで,動脈吻合のみで再接着術を行った。5指は鬱血がなく,3例はごく 軽度な鬱血で生着した。1例は生着しなかった。静脈吻合が困難な指尖部切断に対して骨髄内静脈 還流を利用した再接着術は有用であると考える。

2-Po2-33

指尖部切断再接着後の静脈還流障害に対するヘパリンカルシウム局注の

有用性と問題点

Topical injection of heparin calcium to relieve postoperative congestion after fingertip replantation

門田 英輝(沖縄県立中部病院形成外科)

今泉  督,平塚 宗久,石田 有宏 指尖部切断再接着後に鬱血を認めた15指に対してヘパリンカルシウム局注による瀉血を行った。

完全生着は11指で、部分壊死4例を含めた全体の生着率は93.3%であった。部分壊死例は組織量 の多い石川分類subzone III、IVであった。輸血が必要な症例はなかったが、術後早期に2000単位 以上局注した症例は出血が多い傾向を認めた。一回投与量500単位ほどでも適切な瀉血が可能であ り、500単位前後の投与が至適量である可能性が示唆された。

Poster Area 2

2-Po2-34

指尖部再接着における動脈再建法の検討

Surgical Strategies for Arterial Repairs in Fingertip Replantation

後藤  仁(高松市民病院整形外科)

笠井 時雄,三好 英昭,三宅 亮次,小川 維二 自験例から指尖部再接着における動脈再建法を検討し、血管損傷状況に応じた再建法を分類し提 示した。指尖部再接着においては、DTPAの残存の有無とその残存部位により、その動脈再建方法 を術前に予測し、静脈採取の必要性の有無と適切な吻合部位を早期に判断することができる。

2-Po2-35

指尖部損傷に対し、

triangular oblique flap

を用いて再建した小経験

〜皮弁の前進距離は術後の神経回復に影響を及ぼし得るか〜

Case reports using triangular oblique flap for reconsructing finger tip injury

高山 和政(倉敷中央病院整形外科)

松本 泰一,津村 卓哉,中井 秀和,玉置 康之 triangular oblique flapはVenkataswamiが報告した知覚皮弁である。しかし前進距離が長すぎる と知覚回復が劣るという報告がある。今回我々は石川のSubzone2以遠の指尖部損傷に対して行っ たTOF法において、皮弁の前進距離と知覚回復の関連性について検討した。結果、皮弁前進距離 が長いものは知覚回復が劣る傾向が認められた。前進距離の一つの指標として、指関節を屈曲さ せずとも被覆できる範囲内にすべきと考えられた。

2-Po2-36

指尖部切断に対する

graft-on flap

法の経験

Reconstruction of Fingertip Amputations with Graft-on Flap Method

小川  光(溝口整形外科病院)

小島 哲男,村田  大,仲西 知憲 当院におけるgraft-on flap法の結果・検討を報告する。対象症例は9例10指(男性8例・女性1例)、

手術時年齢21-58歳で平均34.8歳、母指1指・示指1指・中指3指・環指5指、切断レベルは石川の subzone分類でsubzone2は9指・subzone3は1指であった。結果は、1例に爪床および末節骨が 壊死が生じたため断端形成を行い短縮した。その他の症例は共に良好な爪甲を再生し、整容的に も満足する結果となった。

2-Po2-37

指尖部切断(石川

subzone1/2

)における再接着と皮弁による術後成績の 比較検討

Treatment of Finger Tip Amputations with Replantation or Flap

松井 裕帝(札幌徳洲会病院整形外科外傷センター)

辻  英樹,磯貝 哲,倉田 佳明,二村 謙太郎 指尖部切断(石川subzone1/2)の治療法は,諸家の報告より再接着術が最良の方法であるが皮弁再 建術も良好な成績の報告がある. 当センターにおける両治療法の術後成績を比較検討(DIP関節自 動可動域, 知覚評価, 爪変形, cold intolerance, 合併症)し, 問題点を検証した. 再接着群は爪変形 は少ないが, cold intoleranceはほぼ必発, 指尖部萎縮が認められた. 皮弁群は, 爪変形を多く認め た. 両治療法の長所と短所を踏まえて治療法を選択すべきである.

Poster Area 2

2-Po2-38

手指末節部挫滅切断再接着例の検討

Results of Replantation for Fingertip Crush Amputations

高山 拓人(社会保険山梨病院整形外科)

井上 智雄,相川 大介,宝亀  登,稲田 成作 手指末節部挫滅切断再接着術は吻合血管径が小さく手技が難しいというだけでなく、血管そのも のの損傷や欠損例などがあり、血管吻合ができたとしても様々な術後合併症を併発する危険性も あり決して容易ではないが、生着すれば形態的、機能的に比較的有用な手指末節部を得ることが 可能である。経験した症例から防ぎ得た壊死を減らし、生着率の向上を目指すべく術後成績と問 題点を調査し、検討を行った。

Poster Area 3