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PCB
廃棄物の状況 2008年度 処理台数2008年度保管台数
(2009年3月31日現在)
2009年度 処理計画
コンデンサ 21 378 120
トランス 0 10 3
2008
年度にセメント工場に寄せられた環境苦情・指摘は合計
58
件で、前年度(95
件)に比べ、約40%
減少しました。寄せられた環境苦情に対しては、で きる限り速やかに現地に出向いて、現地で状況を確 認するとともに、原因を調査し当社に起因する場合 には状況を説明の上、改善策を実施しています。
環境苦情
2008
年度も罰金・科料を受けるような法令等の違 反はありませんでした。工場では、環境事故を想定 した「緊急時対応計画」を作成するとともに、地元 消防署と協力して消防訓練や海上油濁事故を想定 したオイルフェンス設置訓練などを行なっています。環境事故
事故を想定した自衛消防隊の訓練
●環境苦情の内訳
大気・粉じん 26件 騒音 17件 46%
29%
水質 3件 5%
悪臭 10件 17%
その他 2件 3%
合計 58件
化学物質の適正管理 環境苦情・環境事故
* 2008年度は鉛の排出量が届出基準未満でした。
環境配慮型の製品・サービス
「シャオンキュウフレキ」は、日常生活の中で発 生する不快な騒音を取り除き、静かな環境づくり に貢献する吸音性能と遮音性能をあわせもつ薄形 防音パネルです。
61
mmという薄さながら一般の外 壁ALC
パネルに相当する強度があります。今後は 鉄道分野において、沿線住民の方々が心地よく暮 らせるための高機能防音壁としてさらなる進化が期待されています。
クリオン(株)「シャオンキュウフレキ」(相模鉄道線:神奈川県)
高機能薄形防音パネル
当社グループ各社では、多様化する社会のニーズに応えるべく、様々な技術開発に取り組み、
多様な機能を持たせることで、より良い生活環境を築くとともに省資源や
CO
2削減に貢献する 環境に配慮した製品を提供しています。「グランパムストーン」は、業界で初めて大型車 走行にも対応できる車道用保水性ブロックとして 開発されました。この製品は、機能のみならず、デ ザイン性も高い製品となっており、天然石の風合 いを生かした無顔料の製品は周辺環境にも馴染み ます。表層を研磨仕上げし、深みのある光沢が高 級感のある景観を提供します。さらにヒートアイラ ンド現象の緩和にも貢献します。
太平洋プレコン工業(株)「グランパムストーン」(有楽町:東京都)
「アートスルー」と「オーシャンスリット」は、表面 にスリットを施した透水・保水性ブロックです。意 匠性が高くバリアフリー機能を持ち、水たまりがな く滑りにくく歩きやすいことが特長です。集中豪雨 による河川や下水道への流水を緩和し、洪水防止 の一助にもなります。また表面に目地と同じ幅のス リットがあるため、不快な振動が伝わらず、車椅子 や自転車、ベビーカー等もスムーズに走行できます。
太平洋プレコン工業(株)「アートスルー」(新宿伊勢丹前:東京都)
汚水処理システムの「ソフィール」は、わずかな 消費電力で汚水処理ができます。処理された水は トイレの洗浄水などに再利用できます。
これらの特長が評価され、国土交通省の新技術 活用システム「
NETIS
」に登録されました。キャン プ場や公園、世界遺産登録地など、130
カ所以上で 採用されています。クリオン(株)「ソフィール」(世界遺産石見銀山:島根県)
保水性ブロック
スリット入り透水・保水性ブロック
汚水処理システム
マネジメント太平洋セメントの
C S R
環境 への 取り組
み
社会的な取り組
み
生物多様性の保全
当社では、生物多様性の保全について取り組み始 めています。
WBCSD-CSI
の生物多様性の保全に 関するタスクフォースにもコミットしています。土壌汚染対策法の施行(
2003
年2
月)を契機に、より安価で、安心な土壌汚染対策へのニーズが高ま りました。当社は重金属類の不溶化に高い能力を 発揮する材料「デナイト」の販売を
2007
年8
月より 開始しました。汎用的な土木機械により施行可能で あり、公共工事をはじめ様々な土壌汚染の現場で 使用されています。また、原位置での不溶化以外に、場外搬出するケースにおいても汚染の程度(溶出 量)を低減する手法として活用されています。
デナイト
現在国内では、コメのカドミウム含有量の基準値 引き下げ が 議 論されて います 。そこで 当 社で は 、 土壌からカドミウムを化学的に抽出し除去する原 位置浄化工法を(独)農業環境技術研究所と共同 開発しました。
この方法では土壌のカドミウムを
60
〜80
%除去 し、コメのカドミウム吸収量を大幅に低減します。従来工法の客土法(土の入れ替え)と比較し、低コ ストで環境負荷が少ない画期的な工法です。
水田カドミウム除去装置
環境への取り組み
鉱山を有する当社グループ各社では、その開発 にあたって生物の多様性の保全に配慮しています。
米国カルポルトランドでは、カリフォルニア州の コルトン工場付近に生息する
Delhi Sands Flo wer Loving Fly
という絶滅危惧種のハエに配慮し、生息 地の開発を控え保護しています。岩手県の大船渡工場(龍振鉱業(株)大船渡鉱 山)では、次期原料山の鉱山開発を計画しており、
2008
年3
月より岩手県環境影響評価条例に基づき 環境影響評価(環境アセスメント)の手続きを開始 しました。この開発事業では、鉱山開発による環境影響を 最小限化するだけではなく、周辺地域の生物多様 性の向上や地元の振興を図っていくことが、これか らの鉱山開発に重要な視点であると考え、「生態 系保全対策検討会」を結成しました。この保全対 策検討会は、当社が事務局となり、地元の大学、動 植物関連の有識者・研究者、地元行政等からなる 委員・アドバイザーで構成しており、多様な主体か らの知識、意見、研究成果が反映できる組織として います。検討会での成果を環境アセスメントや開 発計画に活かし、未来につながる鉱山開発を目指 しています。
水田洗浄かく拌装置 不溶化工事施工状況
土壌重金属不溶化材
水田カドミウム除去工法
生物多様性への取り組み
希少動物モニタリングカメラ設置状況
技術企画部 (チーム制)
研究開発1部 (チーム制)
研究開発2部 (チーム制)
CE研究開発部 (チーム制)
研究企画グループ 業務グループ
(チーム制)
技術開発センター 知的財産部 中央研究所
研究開発
研究開発部門のミッションは、「長期的な事業継 続に向けて、研究開発の中身や戦略、プロセスを 各カンパニーと共有し、経営にコミットした研究開 発を遂行する」ことです。
研究開発は、事業部門の喫緊の開発要請にスピーディに応じるとともに、企業の持続的発展に資する 中長期的研究にも取り組んでいます。また
CSR
の観点を十分に意識しながら、社会的要請の高い テーマに腰を据えて取り組み、企業価値向上に努めています。2008
年に策定した10
中期経営計画ではセメント と資源・環境分野に集中することを基本方針に掲 げています。新たな取り組みとして、当社が豊富 に保有している石灰石資源の付加価値を高め、戦 略的に活用するための研究を進めています。セメント・資源・環境分野のテーマに重点を置い ています。
セメント事業では、新しい概念のコンクリートと して超高強度・長寿命化製品である「ダクタル
®
」 の開発に注力してきました。卓越した特性を活か した適用事例が近年増大しています。資源事業では、石灰石を焼成した生石灰のさら なる付加価値向上と技術開発に関する方針を
2008
年の前半にまとめ、下半期から具体的に取り組ん できました。環境事業では、廃棄物をセメント原燃料としてリ サイクルする取り組みは、以前から研究開発を続
グループ技術発表会を毎年開催するなどグルー プ会社間の交流を積極的に推進しています。また 研究者の情報交流を促進するポータルサイトを開設 しています。当社の技術データベースにグループ会 社からアクセスでき、日常的な問い合わせに対して もネット上でやりとりができるようにしています。
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2009
年度研究開発体制「太平洋セメントグループ技術発表会」は、当社グ ループの技術連携の促進、技術開発・ビジネスチャンス の創出を目的として毎年開催されています。10回目を迎 えた2008年は海外1社を含めた38社、約180名が参加し ました。また新たな需要を模索する中で、コンクリートの 需要拡大を特別セッションとして設けました。
セッションでは超高強度コンクリートや耐震補強技術 などの活発な討議が行なわれました。この他、研究発表、
開発事例のデモン ストレーション、ポ スター展 示も実 施 し、グループの技術 情報の共有化と技 術連携の推進とい う目 的 に 大きく寄
与しました。