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5年連続エナジースター賞を受賞

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カルポルトランドでは、自然と社会と共生できる 会社であり続けることを念頭に活動しています。

アメリカ

海外拠点での活動

太平洋セメントグループの事業拠点は、文字通り「太平洋」を取り囲む形に展開しています。それぞれ の拠点でその地域の実情にあった社会活動を行なっています。また、紹介した工場のある4つの地域 に限らず、駐在事務所などにおいても各種の活動に取り組んでいます。

アリゾナ州には地中に掘られた無数の廃坑があ り、崩落事故も発生するなど非常に危険な状態と なっています。こうした中、州からの要請に応えて

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名のボランティアを派遣し、アリゾナ州フェニッ クス近郊などでいくつかの坑道の埋め立てを行な いました。埋め立てに必要となるコンクリート等は 無償で提供しました。この功績を称えられ州から表 彰を受けました。

廃坑の埋め立てボランティアに参加

大規模な採掘場を保有するワシントン州ドゥポン 市で開催された軍敬愛イベント

We Lo ve O ur Military

に資金援助を行ないました。また、実際 に 従 業 員 がイベントの 手 伝 い に 参 加し、地 域 の 人々との交流を図りました。

We Love Our Militar y に参加

2009

3

月、米国環境保護局(

EPA

)から

5

年連続 で「エナジースター賞」を受賞しました。エナジース ター賞とはエネルギー効率の向上を通じて環境保全 に貢献した企業、団体に贈られるもので、米国内の 建設資材会社では

5

年連続の受賞は初めてとなりま す。

2008

年はエネルギー使用量を前年比で

6.5

%削 減しました。引き続きエネルギー管理の分野で業界 をリードし、環境保全に貢献していきます。

マネジメント太平洋セメントの

C S R

環境 への 取り組

社会的な取り組

み ギソンセメントでは工場周辺と、支店のあるハノ

イ、ホーチミンにおいて、地域とともに発展するた めのコミュニケーション活動を推進しています。

ベトナム

ベトナムでは多くの女性が社会進出しています。

工場では共働きの家庭を支援するため、隣接する 社宅内にギソン幼稚園を

200 4

年に開設しました。

現在、従業員の子供たち約

75

名が通園しています。

勤労女性の支援

ギソン幼稚園の園児たち

成長を続けるベトナムの将来を担う学生をサポー トするため、工場周辺の地元小中学校、工業専門 学校、山岳部の職業訓練学校への奨学金制度を継 続しており、ハノイではハノイ国家大学への日本語 教育助成金制度が

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年目を迎えています。また、開 発 が 進 む ホーチミンで は 、日 本 の 最 先 端 技 術を 知ってもらい、安全で安心できる街づくりをサポー トするため、コンクリート技術の学校を無償で開設 し、ベトナム人技術者の育成に力を注いでいます。

人材育成の支援

奨学金授与式

中国では3つの合弁会社を中心に地域に根ざし た企業を目指し、日々地域貢献活動、環境に配慮 した活動を行なっています。

中国

工場内の環境美化対策として、クリンカ置場の密 閉化(発じん防止対策)、清掃車の導入や、工場内 の緑化を継続的に行なっています。

大連小野田水泥有限公司での取り組み

クリンカ置場の密閉化

省エネルギーおよび環境問題への配慮からフラ イアッシュを多く混合し

た セメント(

P F

セメン ト)を製造する設備を建 設 中 で す 。また 北 京 五 輪開催時は、サッカー予 選 会 場 の 警 備 員として 、 延べ

7 0

人の従業員が協 力しました。

秦皇島浅野水泥有限公司での取り組み

廃熱発電設備の建設工事が急ピッチで進んでい ます。また鉱山においては、毎年定期的に従業員 が総出で植樹活動に取り組み、鉱山の緑化、景観 対策、騒音対策等に注力しています。

江南小野田水泥有限公司での取り組み

四川大地震の際は、上記

3

社で

100

万人民元(約

1,500

万円)の義援金を中国セメント協会経由で中

国赤十字に寄付しました。

災害支援

フライアッシュセメント製造設備

「資源循環型社会の実現のために新しいビジネスモデ ルに挑戦しつづける」という社長のコミットメントはすば らしい。筆者は、現代は産業革命以来の文明史的変革期 であると考えサステナビリティ革命と称していますが、新 しい文明社会は人類活動を地球の環境許容量内に納め 人々が心豊かに暮らせる社会と考えています。こうした 点からも、貴社の特集としてセメントと低炭素社会への取 り組みを取り上げられ、セメント産業を資源循環型社会 の中のキープレーヤーの一人として位置づけられている のはポイントを突いており評価したい。

セクター別アプローチで積極的な活動をしておられま すが、セメント、鉄鋼等の特定業種では有効なアプロー チであろうと推測します。しかし、当面の世界は国民国家 システムからの脱却はありえず、セクター別アプローチは 各国枠内のサブシステムに過ぎないと考えます。原単位 での削減努力の重要性については充分理解しています が、世界で問題とされているのはGHGsの排出量総量で あることを蛇足ながら付言しておきます。

CSR長期ビジョンはたいへん結構ですが、すでに先進国 は2050年には80%以上削減することを宣言しており、2050 年経営ビジョンが求められます。それからのバックキャス ティングでの中長期計画と単なる技術革新ではないイノ ベーション基本方針がほしいところです。セメント原料の石 灰石は自然の永い恵みの産物でもあり、日本文化に根ざす 自然をキーワードとした独自のイノベーションを期待したい。

CSR経営推進の基本方針と重要課題、取り組みの間で

は若干整合性に課題があるように感じます。例えば人権 ですが取り組みにはあっても重要課題にはありません。

筆者は日本社会の人権認識は狭く世界では通用しない 恐れがあり、人権はグローバル化ではすべての企業での 重要課題と考えています。女性の顔があまり見えないの も少し気になります。

WBCSD-CSIの活動に初期から係わられCO2に関してもそ の基準で把握しておられることに敬意を表します。しかし、

カーボンに関しては様々な動きもあり、世界の動向を注視 される必要があると考えます。また、自然エネルギー、低 温エネルギーでの発電、さらには、カーボンキャプチャー

(CC)やCO2の利用技術等の開発にも挑戦を期待したい。

環境会計でのみなし効果の算定は将来的には極めて 重要な情報となると推測していますので、社会的に認知 されるシステムに高めるような継続的取り組みをされる べきです。廃棄物の資源化システムへの取り組みを高く 評価するとともに、上記は資源循環産業の新しいビジネ スモデルの重要な説明システムと考えます。

社会との関係では海外も含め地域社会と様々な活動に 取り組まれていることがよくわかる報告書です。今後、海 外比率が高まればこうしたことは操業パスポートとしてま すます必要となると思います。ただ、CSRはあくまで本業 を通してというのが筋なので、報告書も海外での事業活 動を網羅したものに進展させられることを期待します。

今年のゲリラ豪雨のようなものは温暖化が進めば常態 化すると予測されており、温暖化に伴う想定被害額は今 後とも増大することは必至です。また日本は国土の6倍 の専管海域をもっており、その保全と活用は日本の今後 の発展にとって重要な分野と考えます。途上国でのニー ズ増への挑戦は当然としても、国内でもダクタルなどの 優良なセメントやコンクリートのニーズは増してくるもの と推察します。サステナビリティ革命と言う疾風の中、勁 草たるべく足腰を鍛えてキープレーヤーの一人としてあ り続けられることを期待します。

NPO法人

サステナビリティ日本フォーラム 代表理事

後藤

敏彦氏

ご意見をいただいて

後藤様には大変示唆に富むご意見を頂 戴し、ありがとうございます。

資源循環型社会のキープレーヤーの一人 として新しいビジネスモデルに挑戦してい こうという当社の意気込みをご評価いただ いた上で、「サステナビリティ革命」という 文明史的変革期を認識し、2050年経営ビ ジョン が 必 要というご 指 摘 は 、自 分 達 に とって極めて高い山を眼前にしたかのよう

に感じています。バックキャスティング、独 自 のイノベーション 、海 外 事 業 展 開(グ ローバル化)などが高い山に登るための装 備だとすれば、様々なステークホルダーと のコミュニケーションこそが当社をガイド する地図とコンパスの役割を果たしてくれ るものだと思います。

本レポートの読者の皆様からも忌憚のな いご意見を賜りますようお願い申し上げます。

CSR推進担当 取締役常務執行役員

中村節男

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