• 検索結果がありません。

ケース 11 ㈱オーテック

② OEM ODM GMS(EMS)

国際工場ネットワークの活用により、製品のデザイン設計開発段階から量産、組立・デリバリ ーまで対応

国際ブランドメーカーの製品アイテム毎に各工程をフレキシブルに組み替えた製造を、国際工 場ネットワーク「GMFN(国際超製造業連合)」を活用し、世界最適生産 (適質・適品・適価・

適地・適量・適時)するサービス。幅広い製品分野の完製品供給をOEM、ODM、EMSで信頼 性高く提供。

実績分野:一般家庭用電化製品(炊飯器、洗濯機、空気清浄機、加湿器等)デジタル情報家電 製品、携帯電話、自動車用部品(外装・内装・機構)、チャイルドシート 他

③ 拠点

大阪トレードセンター(本社)、横浜トレードセンター、ソウルトレードセンター、深セント レードセンター、無錫トレードセンター

(4)工業界デジタルソリューション

① 工業界電子商取引

ⅰ もの作り情報プラットフォームB2Bサイト

ⅱ 工業生産財のE-コマース

② 工業界ITソリューション

ⅰ デジタル・エンジニアリング・ソリューション

ⅱ デジタル・マーケティング・ソリューション

③ 拠点

大阪、横浜、深セン、ソウルのデジタルセンター

3 会社経営の成長経過

( 黎明期 )

<能動的な技術提案活動、コンカレントエンジニアリングの取り組み > 1995.11 株式会社オーテック 設立

1997. 6 (財)大阪府研究開発型企業振興財団 認定受賞 [フロートセンサー]

( 早創期 )

< インターネットを使い工場ネットワークを構築 、市場に近い地域でのマーケティング、サ プライヤーリサーチ活動をアジアを中心に展開 >

2000. 1 NOKIA(フィンランド)指定工場認証取得

2000. 7 グローバル工業界B2Bサイト開設 2001. 2 韓国オーテック株式会社 設立

2001.12 香港奥泰克有限公司 設立 深セン代表所開設

( 転換期 )

< インターネット上での商取引事例蓄積、工場ネットワーク、インターネットを活用し世界中 のマーケットブランドメーカーへの技術提案活動の拡充、試作・工業設計段階からの技術提案・

製品提案を開始 >

2002. 9 日経インターネットアワード2002 ビジネス部門インターネット協会賞受賞

2003. 3 DELL(米)指定工場認証取得

( 昇雲期 )

< プロダクトデザイン段階からの提案活動を開始 >

2004. 4 工業生産財のE-コマース開設

2004. 5 横浜支社 設立

2004. 7 無錫奥泰克工業設計有限公司 設立

概念設計からの製造開発機能を保有

2005. 1 全グループ拠点にR&Dセンターを開設

2005. 4 深セン奥泰克ネットワークテクノロジー有限公司設立

4 成長戦略

(1)1995年のベンチャー企業の設立以来、同社は試行錯誤を重ねながら先端的なディジタル・

インターネット技術を武器に、次々と自己変革を遂げてきている。

(2)部品供給企業として、能動的な技術提案活動、コンカレントエンジニアリングに取り組み、

インターネットを使い工場ネットワークを構築 、市場に近い地域でのマーケティング、

サプライヤーリサーチ活動をアジアを中心に展開して来た。

(3)インターネット上での商取引事例蓄積を行い、工場ネットワーク、インターネットを活用 し世界中のマーケットブランドメーカーへの技術提案活動を拡充して来た。

(4)今後は、デザイン、設計、開発、試作段階からの技術提案と生産は東アジア大での工場ネ ットワークによる生産を組み合わせたグローバル最適な生産サービスを展開する。将来的 には、「オーテックインサイド」と言うサービスブランドを確立する。

5 事業フレーム

( グローバルブランドメーカへのODMサービスの事例 )

(1)市場の範囲(国内、グローバル)、顧客の属性 世界に点在するグローバルブランドメーカの納入場所

(2)サービスの機能

顧客へのODM提案の実現によるサービス価値の実現

(3)構造・形態

自社内でのコンカレントエンジニアリングと世界の関連企業での生産と配送

(4)製品差別化

自社内の先端のディジタル技術の蓄積による差別化

(5)市場までの供給ルート

自社内でのコンカレントエンジニアリングと世界の関連企業での生産と配送による世界に点 在するグローバルブランドメーカの指定する納入場所

6 組織設計の状況

(1)本社、支店

① 本社組織

サービス企業特有のネットワーク連携型組織

トレーダー部門、ディジタル部門、デザイン部門、マスプロダクション部門に大別される。

顧客に提案する、また、受注するトレーダー部門と機能別の組織であるディジタル部門、デザ イン部門、マスプロダクション部門が連携して活動し、成果を上げる仕組みである。

② 横浜支社

③ 名古屋トレードセンター

④ ITソリューションセンター (大阪市 )

(2)海外拠点

① 香港奥泰克有限公司

② 深セン奥泰克有限公司

③ 無錫奥泰克工業設計有限公司

④ ㈱韓国オーテック

⑤ 連絡事務所

∇台湾[台北] ∇USA[ロサンジェルス] ∇ドイツ[ハノーバー]

7 組織能力

本企業は、既に先端的なディジタル技術とインターネット技術を融合したグローバルなもの作 りのための高度専門サービスを供給して来ている。

呉宮社長の知識経済化時代の生産活動におけるディジタルな知的資産とコンカレントエンジ ニアリング技術による先端的なもの作りプロセスに対する理解をベースにした強力なリーダー シップにより、日本本社内及び海外子会社との連携が図られて来ている。

また、この方針を共有するグローバルな企業間連携によるネットワーク連携型の生産オペレー ションに向けての体制作りがなされて来ている。

顧客指向型のサービス経営におけるマネジメント、組織能力の方向は、自社の提供するソリュ ーションのサービス提供が、①迅速に、②顧客の予想するサービス品質を上回り、また、③予想 する提供価格を下回って、トータルなサービス価値の最大化が基本であろう。

このための社内のフレキシブルな組織体制、トレーダー主導のソリューションビジネスモデル によるグローバルな企業グループ内での効果的、効率的な組織ルーティーンによる組織間連携と 外部企業との連携は、この基本を実現していると言えよう。

本企業のこのようなサービスオペレーションの仕組みと運用実態を見ると、サービスモデルに おける企業グループとしての高い組織能力を保持している事例と言えよう。