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資料5−2(1)

      例の解説

      く例1,2>

 @論理的に,そうであるとは言えないのに,そうだと思ってしまう。

 ・堅実かどうかを判定する検査を,大学生100人に行って,下の表のような結果を得たとします。

 (参考)

   日本における,各血液型の人数比  A:OlB:AB = 4:3二2:1

         堅実     堅実でない

  A型       ⇒ ここだけを見て判断している。→ (例1)

  O型

資料5−2(2)

      <例3,4>

 ◎偶然でも十分生じるような,わずかな傾向に勝手に意味づけをしている。

 (例3)さて,A君は本当に雨男なのでしょうか。

雨ナシ

A君がいる 3 o

A君がいない o 1

何が問題か?・・…

こんなことは偶然でもよく起こることだ。

(例4) 「僕」の方が,ほんとに英語が得意と言えると思いますか。

僕 A君

英語の偏差値の平均点 64.2 62.5

何が問題か?・・…

 もともと実力に全く差がなくても,

この程度の,わずかな差は偶然でも十分生じる。

資料5−3

今日の学習

傾向の有無に対する非合理的な判断

 「特徴がある」とか「違いがある」とは言えないことからでも,あると思ってし

まうことがある。

OO

ネ人

OO

ナない人

Aグループ

Aゲルーフ の人に○○という 特徴 があ

驍ゥどうかを,ここだけを見て決めつけ

トしまうことがある。

Bグループ

→他のゲルーフ.との比較がされていない。

Aゲルーフ.の人が,Bグルーフ.の人より,○○な人が多いかどうかを

アこだけを見て決めつけてしまうことがある。

→Aゲルーフ.とBゲループで,もとの人数が違うことを考えていない。

偶然でも生じるような,わずかな傾向に,勝手に意味づけをしてしまうことがあ

る。

  ◎わずかなことしか知らないのに…

  ◎偶然でも生じる程度の差しかないのに…

       現実に生じる問題点

◎個人に対して,誤った印象を抱いたり,根拠のないステレオタイプが作られた

 りすることがある。

◎そのことが,差別や偏見を生み出す可能性がある。

◎また,それらによって自分自身の行動が変わり,他の人に対する対応を誤って,

.人間関係を固定化して狭めてしまったり,人との対立を生み出してしまうこと  がある。

課題3

1.次の表は,通学時間によって,ある1週聞に1回でも遅刻した生徒の人数が異なるかどうかを調べ  たものです。

  「通学時間が長いか短いかでは,遅刻のしゃすさは変わらない」という結果になったとしたら,下  の表の空白部分に入る人数は,それぞれ何人になりますか。

なお,全体の調査人数は400人だったとします。

1回でも遅刻した者 1回も遅刻しなかった者

通学時間2Q分以上

40 280

通学時間20分以下

400

2.次のような判断は,どこが非合理的だと思いますか。

①数学の期末考査の結果,A組には40点未満が15人もいた。 A組の連中は数学が苦手だ。

②ある高校における調査では,成績上位lj 100人のうち,中学時代に塾に通っていなかった生徒は  10人しかいなかったそうである。申学時代,塾に通っていないと高校でも上位になりにくいという  ことがよくわかった。

③前にけんかして別れた彼は血液型がB型だった。今の彼は,血液型がA型で,とてもうまくいって  いる。仲のいいZ君もA型だ。やっぱり私は,血液型がA型の男の子と相性がいい。

④芸能人50人に血液型の調査をしたら,B型が2896もいた。もともとB型は20%しかいないの  だから,芸能人にはB型の割合が多いと言える。

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資料6−1

まずはこのブタ君を笑ってやってください

蓋・

蹴黒

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    轟轟

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1

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資料6−2

傾向があることは, 「みんなそうだ」「必ずそうだ」ということじゃない

.◎集団の傾向で見ると

(例)一週間に電話を利用する時間の男女比較

人数

電話を利用する時闇

女性の方が男性より一般に電話を多く利用する傾向があるか

らといって,すべての女性がすべての男性より多く利用する

というわけではない。

資料6−3

どこに問題があるかもしれないと感じましたか?

 A君は体育の授業中,先生が見ていると一生懸命やるが,

見ていないときは手を抜いて真剣にやらない。彼はバスケッ トボール部だったと思うが,部活動でもきっとそうだろう。

資料6−4

いっでも,どんな状況でも,同じ傾向になるでしょうか?

26才のOしのA子さんの傾向

  傾向1

・A子さんは,男性の芸能人については,スタイルの悪い人より,スタイルのいい人を好む 傾向がある。

→A子さんはスタイルのいい男性を好む傾向がある?

傾向2

・A子さんが今まで,会社の同僚で好みだと言った男性の中には,スタイルのいい人が特に 多いわけではない。

→A子さんの男性に対する好みと男性のスタイルには関係がない?

A子さんは,芸能人に対しては,スタイルで好きになるかどうかが決まるが,

身近な男性に対しては,もっと他のことが重要になって,スタイルはどうでも

よくなるのかもしれない。

ひとつの傾向があるとき,その傾向が,ある限られた状況や場面

でだけ生じている可能性を考えずに,どんな状況・場面にでも当

てはまると思ってしまいやすい。

資料6−5

      今日の学習

      傾向の過度の一般化

  集団に属する人たちに何らかの傾向あるとき,その傾向が集団のみんなに,

 必ず当てはまると思ってしまう。

  ◎「傾向がある」ということは, 「みんなそうだ」ということではないのに。

 ひとつの傾向があるとき,その傾向が,どんな状況・場面にでも当てはまると

思ってしまう。

鯉繁量驚舗(状況蜴面など)を考慮しないで過度に榔し

       現実に生じる問題点

◎集団の中の一人一人をていねいに見なくなったり,人のさまざまな面が見えな

 くなりやすい。

◎それによって,相手に対して誤った判断をし,それが差別や偏見につながるこ

 ともある。

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資料7−1

いろいろな理由を考えてみましょう

下の事柄について,理由がひとつ述べられています。

あなたは,これ以外にどんな理由があると思いますか?

小学校5年生を対象にした調査で,

『一週間に学習塾に通う時間の多い子どもほど,担任の先生から見て反抗的な傾向が強い』

という結果が報告されています。

(理由)

 塾に通う時間が多いと,学校でやる内容を塾でやってしまっていることが多くなり,そのために,学 校の授業が退屈になって,担任の先生に反抗的になる。

資料7−2(1)

できるだけいろいろな理由を考えてみました

何が原因で,何が結果か

◎どちらが原因でどちらが結果か?

(a) 「塾に通う時間」が原因, 「担任の先生から見て反抗的かどうか」が結果

 (例)

 塾に通う時間が多いと,学校でやる内容を塾でやってしまっていることが多くなり,そのために,

学校の授業が退屈になって,担任の先生に反抗的になる。

(b) 「担任の先生から見て反抗的かどうか」が原因, 「塾に通う時間」が結果

 (例)

 担任の先生に反抗的な態度をとると,ていねいにかかわってもらえなくなって勉強がわからなくな り,わかるためには塾しかないと思って,塾に通う時間が増える。

◎「塾に通う時間」 「担任の先生から…  」の2つが,直接には「原因一結果」

 の関係にない場合

 →別のことが両方の原因になっている場合

 (例) 「親の価値観」:学校教育を重視せずに,受験に勝つためには塾の方が大切だと思っている。

(c) 「親の価値観」が原因,

   「塾に通う時間」と「担任の先生から見て反抗的かどうか」はどちらも結果

 (例)

 親がそのような価値観を持っているから,塾に通わす時間が増え,親がそのような価値観を持って いることが子どもに伝わり,担任の先生を軽視して,反抗的になる。

 ある2つの事柄,XとYの間に何らかの関係があるとき,何を原因と考え,何を 結果と考えるかには,次の3つのワク組みがあります。

(a)Xが原因でYが結果

(b)Yが原因でXが結果

(c)別のZが原因で,X, Yはどちらも結果

X 一・ Y

Y  .  X

×〈一z一.y

資料7−2(2)

ひとつのワク組みの中でも,さまざまな理由が考えられる。

「塾に通う時間」が原因, 「担任の先生から見て反抗的」を結果と考えた場合。・・(a)の場合

・塾の先生は,勉強以外のことはあまり怒らないから,塾での勉強時間の多い子どもほどそれに慣 れて,勉強以外にもいろいろ注意する学校の担任の先生に反抗的な態度になる。

・塾での勉強時間の多い子どもほど疲れてしまって,そのために,学校で授業を受ける気力をなく して,担任の先生の言うことにあまり反応しなくなり,先生から反抗的だと見られてしまう。

・塾での勉強時間が長いので,人よりたくさんのことを知っており,そのためにプライドが高くな って,担任の先生に対しても反抗的になっている。

・塾で勉強をたくさんしていることに対して,担任の先生がいい印象を持っていないために,ある 子どもが塾に行っているというだけで,その子どもを反抗的であるように見てしまっている。

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