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Linux ベースのブータブル メディア

ドキュメント内 Acronis Backup & Recovery 11.5 (ページ 191-196)

9.1 ブータブル メディアの作成方法

9.1.1 Linux ベースのブータブル メディア

の問題を解決できます。WinPE 2.x 以降をベースとしたメディアを使用すると、必要なデバイス ドライバを動的に読み込むことができます。

制限事項:

バージョン 4.0 より前の WinPE ベースのブータブル メディアは、Unified Extensible

Firmware Interface(UEFI)を使用するコンピュータでは起動しません。

たとえば、メディアを起動するたびにブータブル エージェントのディスプレイ モードを選択で きるようにするには、次のように入力します。vga=ask

パラメータの一覧については、「カーネル パラメータ 『192ページ 』」を参照してください。

b. メディアに配置する Acronis ブータブル コンポーネント。

32 ビットまたは 64 ビットのコンポーネントを選択できます。32 ビット コンポーネントは、

64 ビット ハードウェアで機能します。しかし、UEFI(Unified Extensible Firmware

Interface)を使用するコンピュータを起動するには、64 ビット コンポーネントが必要です。

異なる種類のハードウェア上でメディアを使用するには、両方の種類のコンポーネントを選 択します。作成されたメディアからコンピュータを起動するときに、ブート メニューで 32 ビッ

トまたは 64 ビットのコンポーネントを選択することができます。

c. (オプション)ブート メニューのタイムアウト時間と、タイムアウトしたときに自動的に起動す るコンポーネント。

 設定されていない場合は、オペレーティング システム(存在する場合)または Acronis コンポーネントを起動するかどうかをユーザーが選択するまで、Acronis ローダーは待 機します。

たとえば、10 秒とブータブル エージェントを設定すると、メニューが表示されてから 10 秒後にブータブル エージェントが起動します。これにより、PXE サーバーまたは

WDS/RIS から起動するときに、無人のオンサイト操作を実行できます。

d. (オプション)リモート ログオン設定。

 エージェントへの接続時にコンソール側で入力するユーザー名とパスワード。これらの ボックスを空白のままにした場合、資格情報を指定せずに接続できます。

e. (オプション)ネットワーク設定 『194ページ 』。

 コンピュータのネットワーク アダプタに割り当てる TCP/IP 設定です。

f. (オプション)ネットワーク ポート 『195ページ 』。

ブータブル エージェントが受信接続をリッスンする TCP ポートです。

g. 作成するメディアの種類。次の操作を実行できます。

ハードウェア BIOS CDDVD、またはリムーバブル USB フラッシュ ドライブなど のその他のブータブル メディアからの起動が許可されている場合は、そのブータブル メディアの作成。

 後で空のディスクに書き込むための、ブータブル ディスクの ISO イメージの作成。

 Acronis PXE サーバーへの選択したコンポーネントのアップロード。

 WDS/RIS への選択したコンポーネントのアップロード。

h. (オプション)Acronis Universal Restore で使用する Windows ドライバ 『195ページ 』。

このウィンドウは、Acronis Universal Restore アドオンがインストールされていて、PXE ま

たは WDS/RIS 以外のメディアが選択された場合のみ表示されます。

i. メディア ISO ファイルのパスか、PXE や WDS/RIS の名前または IP と資格情報。

9.1.1.1 カーネル パラメータ

このウィンドウでは、Linux カーネル パラメータを 1 つ以上指定できます。パラメータは、ブータブ ル メディアの起動時に自動的に適用されます。

これらのパラメータは、一般的に、ブータブル メディアの操作中に問題が発生すると使用されます。

通常は、このフィールドは空のままにできます。

ブート メニューで F11 を押して、いずれかのパラメータを指定することも可能です。

パラメータ

複数のパラメータを指定する場合、パラメータをスペースで区切ります。

acpi=off

Advanced Configuration and Power Interface(ACPI)を無効にします。特定のハードウェア構 成で問題が発生した場合、このパラメータを使用します。

noapic

Advanced Programmable Interrupt Controller(APIC)を無効にします。特定のハードウェア構 成で問題が発生した場合、このパラメータを使用します。

vga=ask

ブータブル メディアのグラフィカル ユーザー インターフェイスによって使用されるビデオ モー ドを要求するメッセージが表示されます。vga パラメータを指定しない場合、ビデオ モードは自 動的に検出されます。

vga=mode_number

ブータブル メディアのグラフィカル ユーザー インターフェイスによって使用されるビデオ モー ドを指定します。モード番号は、mode_number に 16 進数で指定します。たとえば、

vga=0x318 のように指定します。

モード番号に対応する画面の解像度と色数は、コンピュータによって異なる場合があります。最

初に vga=ask パラメータを使用して、mode_number の値を選択することをお勧めします。

quiet

Linux カーネルが読み込まれる際のスタートアップ メッセージの表示を無効にして、カーネル

が読み込まれた後に管理コンソールを開始します。

このパラメータは、ブータブル メディアの作成時に自動的に指定されますが、ブート メニューで 削除することができます。

このパラメータを指定しない場合、コマンド プロンプトが表示される前に、すべてのスタートアッ プ メッセージが表示されます。コマンド プロンプトから管理コンソールを開始するには、

/bin/product コマンドを実行します。

nousb

USB(Universal Serial Bus)サブシステムの読み込みを無効にします。

nousb2

USB 2.0 のサポートを無効にします。このパラメータを指定しても、USB 1.1 デバイスは動作し

ます。このパラメータを指定すると、USB 2.0 モードでは動作しない一部の USB ドライブを

USB 1.1 モードで使用できます。

nodma

すべての IDE ハード ディスク ドライブの Direct Memory Access(DMA)を無効にします。一 部のハードウェアでカーネルがフリーズするのを防ぎます。

nofw

FireWire(IEEE1394)インターフェイスのサポートを無効にします。

nopcmcia

PCMCIA ハードウェアの検出を無効にします。

nomouse

マウスのサポートを無効にします。

module_name=off

module_name に指定した名前のモジュールを無効にします。たとえば、SATA モジュールの

使用を無効にするには、sata_sis=off と指定します。

pci=bios

ハードウェア デバイスに直接アクセスせず、PCI BIOS を強制的に使用します。コンピュータに

非標準の PCI ホスト ブリッジが存在している場合は、このパラメータを使用します。

pci=nobios

PCI BIOS の使用を無効にします。ハードウェアへの直接アクセスのみを許可します。BIOS

が原因でブータブル メディアを起動できない場合など、このパラメータを使用します。

pci=biosirq

PCI BIOS の呼び出しを使用して、割り込みルーティング テーブルを取得します。カーネルが、

割り込み要求(IRQ)を割り当てられなかったり、マザーボード上のセカンダリ PCI バスを検出 できなかったりする場合、このパラメータを使用します。

これらの呼び出しは、一部のコンピュータで正しく動作しない可能性があります。しかし、この呼 び出し以外に割り込みルーティング テーブルを取得する方法はありません。

9.1.1.2 ネットワーク設定

Acronis ブータブル メディアを作成するときに、ブータブル エージェントで使用するネットワーク接

続をあらかじめ設定できます。次のパラメータをあらかじめ設定できます。

IP アドレス

サブネット マスク

ゲートウェイ

 DNS サーバー

 WINS サーバー

コンピュータでブータブル エージェントが起動すると、コンピュータのネットワーク インターフェイス カード(NIC)に設定が適用されます。設定があらかじめ設定されていない場合、DHCP 自動設定 が使用されます。コンピュータでブータブル エージェントを実行しているときに、手動でネットワーク 設定を構成することもできます。

複数のネットワーク接続の事前設定

最大で 10 個のネットワーク インターフェイス カードの TCP/IP 設定をあらかじめ設定できます。

それぞれの NIC に適切な設定が割り当てられるようにするには、メディアをカスタマイズするサー バー上でメディアを作成します。ウィザード ウィンドウで既存の NIC を選択すると、メディアに保存

する NIC の設定が選択されます。既存の NIC それぞれの MAC アドレスもメディアに保存され

ます。

MAC アドレス以外の設定を変更したり、必要に応じて、存在しない NIC の設定を構成することも できます。

サーバーでブータブル エージェントが起動すると、エージェントは使用可能な NIC の一覧を取得 します。この一覧は、NIC が使用するスロットを基準として(プロセッサに最も近いものから順番に)

並べ替えられます。

ブータブル エージェントは、既知の NIC それぞれに適切な設定を割り当て、MAC アドレスによっ

て NIC を識別します。既知の MAC アドレスで NIC を設定した後、残りの NIC には、上位の未

割り当て NIC から順に、存在しない NIC に対して作成した設定が割り当てられます。

メディアを作成したコンピュータだけでなく、任意のコンピュータのブータブル メディアをカスタマイズ できます。そのためには、そのコンピュータのスロットの順序に従って NIC を設定します。つまり

NIC1 がプロセッサに最も近いスロットを使用し、NIC2 が次のスロットを使用し、以下同様にします。

そのコンピュータでブータブル エージェントが起動した際に、既知の MAC アドレスを持つ NIC が 見つからない場合は、カスタマイズしたときと同じ順序で NIC が設定されます。

ブータブル エージェントは、運用ネットワークを経由して管理コンソールと通信するためのネット ワーク アダプタの 1 つを使用できます。自動設定でこの接続の設定を行うことができます。復元 用の大きなデータは、静的な TCP/IP 設定でバックアップ専用のネットワークに接続された、2 番

目の NIC を経由して転送できます。

9.1.1.3 ネットワーク ポート

ブータブル メディアを作成するときに、ブータブル エージェントが受信接続をリッスンするネット ワーク ポートをあらかじめ設定しておくことができます。選択肢は次のとおりです。

デフォルトのポート

現在使用中のポート

 新しいポート(ポート番号を入力)

ポートがあらかじめ設定されていないときは、デフォルトのポート番号(9876)が使用されます。また、

このポートは Acronis Backup & Recovery 11.5 管理コンソールによりデフォルトで使用されま す。

9.1.1.4 Universal Restore のドライバ

ブータブル メディアを作成する際に、Windows ドライバをメディアに追加できます。これらのドライ バは、プロセッサ、マザーボード、または大容量記憶装置がバックアップ システムとは異なるコン ピュータ上に Windows を復元する際に、Universal Restore によって使用されます。

次の処理を実行するように Universal Restore を設定できます。

ブータブル メディア内で、復元先ハードウェアに最も適したドライバを検索する。

 明示的に指定した大容量記憶装置のドライバをブータブル メディアから取得する。この処理は、

復元先ハードウェアにハード ディスク用の特定の大容量記憶装置コントローラ(SCSI、RAID、 ファイバ チャネル アダプタなど)が搭載されているときに必要になります。

詳細については、「Universal Restore」を参照してください。

ドライバは、ブータブル メディア上で表示可能な Drivers フォルダに格納されます。ドライバは復 元先コンピュータの RAM には読み込まれないため、Universal Restore で操作を実行している間 は、メディアを挿入または接続したままにしておく必要があります。

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