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Leader of the “Internet Machine” Era

ドキュメント内 アニュアルレポート 2008 (ページ 40-44)

目指すもの

移動体通信事業

*1 20086月末現在

*2 出典:(社)電気通信事業者協会

0 2,000 4,000 8,000

6,000 10,000 12,000

(万件)  (万件) 

再び活性化し始めた携帯電話業界  携帯電話契約数 

00 01

(年度) 

出典 : (社)電気通信事業者協会 

99 02 03 04 05 06 07 0 200 400 600 800 1,000 1,200

累計(左軸)  純増(右軸)  ソフトバンクモバイル  NTTドコモ  KDDI

0

–20 20 40 60

(万件) 

14カ月連続で純増数No.1を達成  携帯電話各社の月間純増数 

(年) 

(月)  5 07

4 6 7 8 9 101112 08

1 2 3 4 5 6

広範なターゲット層に導入しました。家族同士であれば 追加料金なしで24時間国内通話が無料となる「ホワイト 家族24」や、学生向け割引サービス「ホワイト学割」*4など を 導 入し 、多くの ユ ー ザ ー の 支 持 を 獲 得して い ま す。

2008年6月には、ソフトバンク携帯電話(ホワイトプラン)

とソフトバンクグループのIP電話サービス「BBフォン」「BB フォン光」、固定電話サービス「おとくライン」との国内通 話がそれぞれ24時間無料になる通話割引サービス「ホワ イトコール24」と「ホワイトライン24」の提供を開始し、さ らなる顧客の獲得と満足度の向上を目指しています。

2. 3G携帯電話端末の充実

P2829の特集でも詳細をご覧いただけます)

2008年春モデルでは、携帯電話最大クラスの3.5イン チの大画面とフルキーボードを搭載した「922SH」(詳細 はP41「TOPICS」参照)などを、また2008年夏モデルで は、女性から最もニーズの強い防水対応でありながらも、

15.3mmの超薄型とエレガントさも兼ね備えた「824SH」 を発表するなど、ターゲット層を明確にしながら、ユー ザーニーズにマッチした幅広い品揃えを展開するととも に、各種人気キャラクター、アーティストとのコラボレー ションによる端末の導入などのように、新たなライン アップを増強し、さらなるユーザーニーズの掘り起こし に努めています。

*3 出典:(株)ブランド総合研究所 200712月調査結果

*4 2008930日までの期間限定で新規契約申し込み受け付け(20086月末現在)

基本戦略

[ 新たな段階に入った「4つのコミットメント」]

ボーダフォン買収後、一貫して次の「4つのコミットメン ト」を基本戦略としてきました。携帯電話事業への本格参 入直後、「4つのコミットメント」は今まで抱えていた競合 他社に対する弱みを克服するための施策でしたが、今日 ではむしろ、ソフトバンクモバイルが他社と比較して優 位となる施策へと役割を変え、純増数2007年度No.1、携 帯電話会社乗り換え後の顧客満足度No.1*3などの数々の 成果につながっています。

1. 営業体制の強化

① ユーザーとの接点の拡充

P2627の特集でも詳細をご覧いただけます)

ソフトバンク携帯電話およびサービスに対する認知度 の向上のために、ユーザーとの接点を拡充させています。

広告宣伝ではテレビ、インターネット、雑誌、新聞などで の露出を積極的に実施し、店舗展開では、過去2年間でソ フトバンクショップの店舗数を4割、カウンター数を9割 増加させました。さらに、ADSL事業(「Yahoo! BB」)や インターネット・ポータル事業(「Yahoo! JAPAN」)、固定 通信事業が持つ法人顧客基盤などのグループ内のリソー スを活用し、ソフトバンクグループで総力を挙げた取り 組みを行っています。

② 魅力的な料金プランの導入

2006年度に導入した「ホワイトプラン」「Wホワイト」

に続き、2007年度にはさらに魅力的な料金体系を、より

0 500 1,500

1,000 2,000

(円)  %) 

3G比率の上昇に伴ってデータARPUも増加 

(年度) 

データARPU期間平均(左軸) 

0 20 40 60 80

05 Q1 Q2Q3Q4

06 Q1 Q2Q3Q4

07 Q1 Q2Q3Q4 3G比率期末(右軸) 

0 1.0 3.0

2.0 4.0

%) 

解約率は劇的に低下  携帯電話各社の解約率 

(年度) 05 Q1 Q2Q3Q4

06 Q1 Q2Q3Q4

07 Q1 Q2Q3Q4 NTTドコモ  KDDI(auのみ) 

ソフトバンクモバイル  ソフトバンクモバイル(3Gのみ) 

さらにユーザーが求めている魅力的でリッチな音楽や コミック、ゲームなどのデジタルコンテンツをより早く 簡単に検索できるよう、検索機能の拡充を行いました。

このほかニュース、ゲーム、音楽配信などのさまざま なリッチコンテンツの増強と、3Gハイスピードのカバー エリアと端末の双方を拡大してデータ通信利用環境を整 備することにより、ユーザーの強い支持の下、顧客基盤 の強化とデータARPUの向上につながるものと考えてい ます。

[ ソフトバンクモバイルが目指すもの]

ソフトバンクモバイルは魅力的な料金プランの導入、

3G携帯電話端末の拡充、割賦販売の浸透、ネットワーク の拡充、コンテンツの充実など4つのコミットメントを進 展させたことにより、ユーザーの料金満足度で他社を大 きく引き離すとともに継続利用意向が回復し、ブランド 力が上昇しています。今後、ネットワークや営業体制、顧 客基盤、コンテンツについて、ソフトバンクグループのさ らなるシナジーを追求していきます。

3. 3G携帯電話ネットワークの増強

3G携帯電話の基地局数を、ボーダフォン買収時の約 22,000局から2008年3月末には51,320局と大幅に増強 し、ネットワークの拡充を図った結果、ユーザーのネット ワーク改善実感度が大幅に改善しました。今後、データ 通信利用環境を整備するべく、カバーエリア・端末双方 で「3Gハイスピード」対応を拡大しつつ、コンテンツの充 実によるユーザーニーズを掘り起こし、ユーザーの満足 度をさらに向上させていきます。

4. 携帯コンテンツの強化

無限に広がるインターネットの世界にアクセスできる、

ソフトバンク携帯電話専用のポータル「Yahoo!ケータイ」

は、本格的なモバイルインターネット時代の突破口にな りました。2008年2月に「ワイドコミック」を導入、「電子 コミック」をさらに大迫力のワイド画面で楽しめるように なりました。

2008年3月に「PCメール」のサービス提供を開始。携帯 電話でパソコンのメールをアカウント別に自動受信し、

メールの新規作成・送信が可能となりました。

2007年度業績レビュー

セグメント売上高は1兆6,308億円で前年度比13.1%

増加し、セグメント営業利益は1,745億円と、前年度に比 べ12.1%と大きく増加しました。これは主に、2007度か らソフトバンクモバイルの業績が12カ月分反映されてい ることに加えて、携帯電話端末の販売台数が大幅に伸び たことによるものです。「基本戦略」に記載の4つのコミッ トメントが総合的に評価された結果、2007年度末のソフ トバンクモバイルの全契約数は前年度末から268万件増 加して1,859万件となり、全体に占める3G契約数の比率

は75.6%と、前年度末から27.4ポイント上昇しました。

一方、2007年度通期の解約率(月次換算)は大幅に低下し、

3G携帯電話のみ(プリペイド式携帯電話を除く)の通期 の解約率(月次換算)は0.95%と、1%を下回る状況まで 改善しました。2007年度通期の総合ARPU(月次換算)は、

ホワイトプランの申込件数の増加や「新スーパーボーナ ス」加入者向けの特別割引の影響により、前年度の5,510 円から4,650円に低下しましたが、データARPUは1,490 円と、前年度から130円上昇しました。

移動体通信事業

TOPICS

「ここにフォーカス」

「インターネットマシン SoftBank 922SH 」

ソフトバンクグループは、通信速度の高速化やコンテンツの充実な どに加えて、最先端の端末の開発においても、FMC(携帯と固定の融 合)時代の先駆者となりつつあります。2008年3月、ソフトバンクモ バイルはこれまで機能や操作性、液晶画面の大きさなどによって制 限されていた、インターネットへのアクセス性を飛躍的に向上さ せた「インターネットマシン SoftBank 922SH」を発売しました。

「922SH」は次の特長を兼ね備えた、ソフトバンクが考える次世代の 携帯電話のあり方を示したフラッグシップモデルです。

1. 大画面液晶&フルキーボード

本格的にインターネットを楽しむ大前提として、大画面液晶とフルキーボードを備 えています。メーンディスプレーには携帯電話最大クラスの3.5インチフルワイド VGA液晶を搭載し、インターネットだけでなくワンセグも快適に楽しむことが可能で す。またパソコンと同じQWERTY*5配列のフルキーボードを搭載しただけでなく、従 来のソフトバンク携帯電話で慣れ親しまれた「Y!」ボタンやメールボタンなどはその まま残して、多くのユーザーにとって快適な操作性を実現しました。

2. インターネットフレンドリーな各種機能

快適にインターネットを利用するための機能も充実しています。ウェブサイトの閲 覧時にページのスクロールや拡大・縮小ができる専用キーを搭載し、スムーズなイン ターネット操作を実現しました。またRSSフィードにも対応しているため、ウェブサイ トに接続することなくブログの更新内容や新着ニュースを確認できるほか、「PCメー ル」にも対応しており、パソコンのメールの送受信も可能です。

3. コンパクトかつスタイリッシュなデザイン

「922SH」は機能性とデザイン性を見事に両立させています。わずか17mmという 薄さの洗練された都会的なデザインで、4色のカラーバリエーションをそろえていま す。さらにセンサーキーと有機ELサブディスプレー搭載により、閉じたままで新着 メールの確認やスマートな通話が楽しめます。

*5 一般的にパソコンなどで広く用いられているキー配列のことで、上から2段目の左から6文字が「QWERTY」であることからQWERTY 列と呼ばれる。

ドキュメント内 アニュアルレポート 2008 (ページ 40-44)