• 検索結果がありません。

LS Fig.8・2

ドキュメント内 九州大学学術情報リポジトリ (ページ 66-70)

Flow cytometric analysis of the reaction of

monoclonal antibody, AE6F4, with intact A549 cells

Reactiviザof

AE6F4

antibody against intact

A549

cells was compared to出at of human serum IgM as control

(A).

The

cell population shown in

(B)

was used for the analysis.

第4節 ヒ ト肺ガ ン組織との反応性の検討

ガン特異的ヒ ト型モ ノ ク ロ ー ナ ル抗体の反応性を 、 よ

り詳細に検討するには、 ガン細胞株ばかりではなく、 実

際のガ ン患者由来の組織と反応させることが、 適当であ

る。 なぜならば、 それらのガン組織は、 元々人体内に 存

在しており、 抗原性等に関して、 継代培養を続けたガ ン

細胞株とは異なる可能性があるためである。 従 っ て、 診

断 ・ 治療の ための抗体の ス ク リー ニ ン グには、 ガ ン組織

の方が、 ガン細胞株より適切 に生体内の状態を反映して

いるものと思われる。 また、 ガン組織 にはガ ン細胞とそ

れを支持している正常結合組織が存在しているため、 一

度に抗体の正常細胞とガン細胞との反応性が検討できる

利点があるo そこで、 著者は肺ガン組織を用いた抗体の

反 応性を検討した。

Fig.8-3に免疫組織染色法に ついて フ ロ ー チ ャ ー トで

示した。 患者由来の組織は、 ホルマリ ン固定パラ フ ィ ン

包埋した後、 ミ ク ロ トー ムで薄切し、 スラ イ ド グラ スiこ

固定したものを用いた。 実験するに あた っ て、 牛 シ レ ン

で、 パラ フ ィ ンを除去後、 組織内在性ペルオ 牛 シ ダーゼ

- 129

-を失活させた。 さらに、 段階的に希釈されたア ル コ ール

液中で、 水和させた。 ブ ロ ッ キ ン グのために、 ヤギ血清

を添加した後、 1 μ g/mlの濃度に調製した抗体を 2時間

反応させ た。 コ ン ト ロ ールとして、 同濃度 の ヒ ト血清

IgGかIgMを用いた。 つづいて、 2次抗体〈ビ オ チ ン化抗

ヒ ト1 g Gもしくは1 g M ;ベクタ一社) を1時間反応させ、

最後 に ア ピ ジ ン ー ペルオ キ シ ダーゼ標識ピ オ チ ン複合体

を1時間反応させた。 発色は ジア ミ ノ ベ ン ジ ジ ン テ ト ラ

ハ イ ド ロ ク ロ ラ イ ド(D A B ) を用 い た。

Fig.8-4に染色写真を示した。 核はヘ マ ト キ シ リ ン で

青色に染色され、 抗体が結合した部位は、 茶色に染色さ

れてい る。 抗体の反応性の判定は、 写真に示されてい る

陰性(一)、 疑陽性(+ )、 弱陽性(+ )、 陽性(+ + )、 強陽性(+ +

+ )に従 っ て行 っ た。 Table 8-2に種々 の 組織型の異なる

肺ガン患者由来の組織(腺ガン、 扇平上皮ガン、 大細胞

ガン、 小細胞ガン) と肺ガン に反応するモ ノ ク ロ ーナ ル

抗体との反応性を示した。 1 g M型のAE 6 F 4、 AD2抗体は、

腺ガン組織と高率で反応した。 AA 1 0抗体も腺ガン組織と

反応する も の の、 そ の反応性は弱か っ た。 一方で、

IgG型のBE 2抗体や1 g M型のAG10F1、 BC8G12抗体は、 細胞

- 130

-圃 St"I司--- �

株レ ベルでは肺ガ ンに反応したにもかかわらず 組織レ ベ

ルでは全く反応しなか っ た。 また、 1 g G型のBD9D12抗体

は、 腺ガ ン以外のガ ン組織にも反応した。 Fig.8-5に、

BD9D12抗 体と各ガ ン組織と の反応の写真を 示した。

つづいて、 ヌ ー ド マウ ス に移植した ヒ ト肺腺ガ ン細胞

株A 5 4 9およびCa 1 u 3を、 ガ ン患者由来の組織と同様に処

理し、 各モ ノ ク ロ ー ナ ル 抗体と 反 応させた結果をT a b 1 e

8 - 3に示した。 力。 ン組織で、 反応性の高か っ た BD9D12、

AE6 F4、 AD2抗体は、 A 5 4 9、 Ca 1 u 3細胞の両方に反応した。

特に、 BD9D12抗体は、 強く反応していた。 さらに、 これ

らの抗体の反応性は、 A 5 4 9と Ca 1 u 3細胞間で顕著な相違

はなか っ た。 AA 10抗体もA 5 4 9細胞に対して 反応した が、

その他の抗体( B E 2、 AG10Fl、 BC8G12) は、 EL 1 S A法によ

るA 5 4 9細胞 を用いた ス ク リー ニ ン グで陽性 であ っ たにも

かかわらず、 反応しなか っ た。

また、 Fig.8-6に示すよ うに、 1 g M型のAE 6 F 4抗体を用

いて 組織染色すると、 ガ ン細胞の細胞膜部分に強く染色

像が認められた( A )。 その他の抗体は、 染色像は、 細胞

質内iこ認められた( B )。 この反応性の相違は、 ガ ン細胞

に存在する抗原の分布の相違を示唆して おり、 著者の取

131

-得した モ ノ ク ロ ー ナ ル抗体は、 種々 のガ ン抗原を認識す る こ とが明らかに な っ た。

Formalin flxed

paraffm embedded tissue

Xylene

M

i

出ano向02

Ethanol Block江19

(1.50/0 Goa t serum)

Monoclonal a

i

M(W凶)

2nd antibody

(Biotinylated anti-human IgG orIgM) Avidin-peroxidase conjugted

b7;「出叫

Substrate

(Diar立ninobenzidine t白et廿rahydrochloride;

Dナ「

釦制叩叩d刊向H202 s

ドキュメント内 九州大学学術情報リポジトリ (ページ 66-70)

関連したドキュメント