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LCDドライバのI/Oメモリ

ドキュメント内 CMOS 4-BIT SINGLE CHIP MICROCOMPUTER S1C6F632 (ページ 82-87)

4.6 LCDドライバ

4.6.6  LCDドライバのI/Oメモリ

表4.6.6.1にLCDドライバの制御ビットとそのアドレスを、図4.6.6.1に表示メモリマップを示します。

表4.6.6.1 LCDドライバの制御ビット

アドレス  注 釈 

D3 D2

レジスタ 

D1 D0 Name Init ∗1 1 0

0 Off [VCCKS1, 0]

周波数 

1 2kHz

2, 3 禁止  FLCKS1 FLCKS0 VCCKS1 VCCKS0

R/W

FLCKS1 FLCKS0 VCCKS1 VCCKS0

0 0 0 0

 フレーム  周波数選択  VC昇圧  周波数選択  FF12H

FF03H

VCHLMODVDHLMOD General LPWR

R/W

VCHLMOD VDHLMOD General

LPWR 0 0 0 0

On On 1 On

Off Off 0 Off

LCD系定電圧回路重負荷保護モードOn/Off 内部(VD1)定電圧回路重負荷保護モードOn/Off 汎用レジスタ

LCD系定電圧回路On/Off FF02H

VDSEL VCSEL HLON DBON

R/W

VDSEL VCSEL HLON DBON

0 0 0 0

1 VD2

1 On

0 VDD

0 Off

汎用レジスタ

LCD系定電圧回路電源切り換え 汎用レジスタ

電源電圧昇圧回路On/Off

General LPAGE

DSPC1 DSPC0

0 0

0 0

1 F200-F37F

0 F000-F17F

汎用レジスタ

表示メモリ領域選択(1/16デューティ選択時)

 1/24、1/32デューティ選択時は汎用レジスタとして機能  LCD表示

 モード選択  R/W

FF50H

General LPAGE DSPC1 DSPC0

0 通常 

1 反転 

2 全点灯 

3 全消灯  [DSPC1, 0]

表示モード 

0 1/32(32Hz) [LDUTY2~0]

デューティ 

1 禁止 

2 1/24(42Hz) 3

1/24(21Hz) [LDUTY2~0]

デューティ 

4 1/16(32Hz)

5~7 禁止  FF51H

General LDUTY2 LDUTY1 LDUTY0

R/W

General LDUTY2 LDUTY1 LDUTY0

0 0 0 0

1 0 汎用レジスタ

LCD駆動  デューティ  選択 

0 淡 

〜  15 濃  [LC3~0]

コントラスト  FF52H

LC3 LC2 LC1 LC0

R/W

LC3 LC2 LC1 LC0

0 0 0 0

 LCDコントラスト調整  0 32Hz

1 24Hz

2 16Hz

3 8Hz [FLCKS1, 0]

周波数 

*1 イニシャルリセット時の初期値

*2 回路上設定されない

*3 読み出し時は常時"0"

4 周辺回路と動作(LCDドライバ)

非実装領域 (読み出し/書き込み禁止) F000H

: F05FH F060H F06FH F070H F07FH F080H

: F0FFH

SEG0 : : : : : SEG63 SEG0

: : : SEG55 SEG0

: SEG47

SEG0 : : : : : SEG63 SEG0

: : : SEG55 SEG0

: SEG47

SEG0 : : : : : SEG63 SEG0

: : : SEG55 SEG0

: SEG47

SEG0 : : : : : SEG63 SEG0

: : : SEG55 SEG0

: SEG47 1/32デューティ 

非実装領域 (読み出し/書き込み禁止)

1/24デューティ 

非実装領域 (読み出し/書き込み禁止)

1/16デューティ  表示データ領域

(COM0〜COM7) 表示データ領域

(COM0〜COM7)

未使用領域 

未使用領域 

表示データ領域0 (COM0〜COM7)

非実装領域 (読み出し/書き込み禁止) F100H

: F15FH F160H F16FH F170H F17FH F180H

: F1FFH

非実装領域 (読み出し/書き込み禁止)

非実装領域 (読み出し/書き込み禁止) 表示データ領域

(COM8〜COM15) 表示データ領域

(COM8〜COM15)

未使用領域 

未使用領域 

表示データ領域0 (COM8〜COM15)

非実装領域 (読み出し/書き込み禁止) F200H

: F25FH F260H F26FH F270H F27FH F280H

: F2FFH

非実装領域 (読み出し/書き込み禁止)

非実装領域 (読み出し/書き込み禁止) 表示データ領域

(COM16〜COM23) 表示データ領域

(COM16〜COM23)

未使用領域 

未使用領域 

表示データ領域1 (COM0〜COM7)

非実装領域 (読み出し/書き込み禁止) F300H

: F35FH F360H F36FH F370H F37FH F380H

: F3FFH

非実装領域 (読み出し/書き込み禁止)

非実装領域 (読み出し/書き込み禁止) 表示データ領域

(COM24〜COM31)

未使用領域 

未使用領域  表示データ領域1  (COM8〜COM15)

図4.6.6.1 表示メモリマップ

4 周辺回路と動作(LCDドライバ)

● DBON: 電源電圧昇圧回路ON/OFFレジスタ (FF02H・D0)

電源電圧昇圧回路を制御します。

"1"書き込み: ON

"0"書き込み: OFF 読み出し: 可能

DBONに"1"を書き込むと電源電圧昇圧回路がONし、VDDを約2倍に昇圧したVD2を出力します。VD2で LCD系定電圧回路を駆動する場合(VC2基準、VDD=1.8〜2.5V)にONします。

DBONに"0"を書き込むと電源電圧昇圧回路はOFFします。消費電流を低減するため、VDDでLCD系定電 圧回路を駆動する場合はOFFにして使用してください。

イニシャルリセット時、このレジスタは"0"に設定されます。

● VCSEL: LCD系電源回路電源切り換えレジスタ (FF02H・D2)

LCD系定電圧回路の電源電圧を選択します。

"1"書き込み: VD2

"0"書き込み: VDD

読み出し: 可能

VCSELに"1"を書き込むと電源電圧昇圧回路が出力するVD2でLCD系定電圧回路が動作します。この設 定の前に、DBONに"1"を書き込み、電源電圧昇圧回路をONしておく必要があります。なお、電源電圧昇圧 回路をONしてから電圧が安定するまでの約1msecの間はVD2に切り換えないでください。

VCSELに"0"を書き込んだ場合は、VDDでLCD系定電圧回路が動作します。

イニシャルリセット時、このレジスタは"0"に設定されます。

● LPWR: LCD系定電圧回路ON/OFFレジスタ (FF03H・D0)

LCD系定電圧回路をON/OFFします。

"1"書き込み: ON

"0"書き込み: OFF 読み出し: 可能

LPWRに"1"を書き込むことにより、LCD系定電圧回路がONとなりLCD駆動電圧を発生します。"0"を書き込 んだ場合、LCD駆動電圧はすべてVSSとなります。

LPWRに"1"を書き込んだ後、LCD系電圧回路が動作しLCD駆動電圧出力が安定するまで約100msecか かります。

イニシャルリセット時、このレジスタは"0"に設定されます。

● VCHLMOD: LCD系定電圧回路重負荷保護モードON/OFFレジスタ (FF03H・D3)

LCD系定電圧回路の重負荷保護機能をON/OFFします。

"1"書き込み: ON

"0"書き込み: OFF 読み出し: 可能

VCHLMODに"1"を書き込むとLCD系定電圧回路が重負荷保護モードとなり、重負荷駆動時などの電源 電圧変動による表示品質の劣化を抑えます。OSC3発振時、CPUのシステムクロックとしてOSC3使用時、

ブザーやFOUTクロックの出力時などに有効です。ただし、重負荷保護モードでは、通常動作時よりも消費 電流が増加します。したがって、必要なとき以外はソフトウェアで重負荷保護モードに設定しないでくださ い。

イニシャルリセット時、このレジスタは"0"に設定されます。

4 周辺回路と動作(LCDドライバ)

● VCCKS0, VCCKS1: VC昇圧周波数選択レジスタ (FF12H・D0, D1)

LCD系定電圧回路への昇圧クロック供給を制御します。

表4.6.6.2 昇圧クロック周波数選択 VCCKS1

1 0 0

昇圧クロック制御 禁止 ON(2kHz)

OFF VCCKS0

* 1 0

LCD系定電圧回路は昇降圧動作に、クロックマネージャから送られる昇圧クロックを使用します。このクロッ ク供給をこのレジスタによって制御します。LPWRに"1"を書き込む前にVCCKSを"01B"に設定してくださ い。LCDを使用しない場合は消費電力を低減するため、VCCKSを"00B"に設定し、クロック供給を停止し てください。

イニシャルリセット時、このレジスタは"00B"に設定されます。

● FLCKS0, FLCKS1: フレーム周波数選択レジスタ (FF12H・D2, D3)

クロックマネージャから供給するフレームクロックの周波数を選択します。

表4.6.6.3 フレーム周波数の選択 FLCKS1

1 1 0 0

フレーム周波数 8Hz 16Hz 24Hz 32Hz FLCKS0

1 0 1 0

(fOSC1=32.768Hzの場合)

LDUTY0〜LDUTY2で1/24デューティを選択した場合のフレーム周波数については、表4.6.6.5を参照して ください。

イニシャルリセット時、このレジスタは"00B"に設定されます。

● DSPC0, DSPC1: 表示モード選択レジスタ (FF50H・D0, D1)

表示モードを設定します。

表4.6.6.4 表示モード DSPC1

1 1 0 0

表示モード 全白モード  全黒モード  反転モード  通常モード  DSPC0

1 0 1 0

通常モードは表示RAMに書き込まれている画像をそのまま出力します。

反転モードは表示RAMに書き込まれている画像を白黒反転して表示します。

全黒モードはLCDをスタティック駆動で全点灯(全体を黒く表示)します(LCDがノーマルホワイトの場合)。 全白モードはLCDをダイナミック駆動で全消灯(全体を白く表示)します(LCDがノーマルホワイトの場合)。 このレジスタの操作によって、表示RAMの内容は変更されません。

イニシャルリセット時、このレジスタは"00B"に設定されます。

● LPAGE: 表示メモリ領域選択レジスタ (FF50H・D2)

4 周辺回路と動作(LCDドライバ)

● LDUTY0〜LDUTY2: LCD駆動デューティ切り換えレジスタ (FF51H・D0〜D2)

LCD駆動デューティを選択します。

表4.6.6.5 駆動デューティの設定

駆動バイアス   (マスクオプション)

1/4バイアス 1/5バイアス 1/5バイアス

1/5バイアス  LDUTY2

1 1 1 1 0 0 0 0

LDUTY1 1 1 0 0 1 1 0 0

LDUTY0 1 0 1 0 1 0 1 0

デューティ 設定禁止 設定禁止 設定禁止

1/16 1/24 1/24 設定禁止

1/32

FLCKS = 11B 8Hz 5.333Hz 10.666Hz

8Hz

FLCKS = 10B 16Hz 10.666Hz 21.333Hz

16Hz

FLCKS = 01B 21.333Hz

14.22Hz 28.44Hz

21.333Hz

FLCKS = 00B 32Hz 21.333Hz 42.666Hz

32Hz フレーム周波数 

イニシャルリセット時、このレジスタは"000B"に設定されます。

● LC3〜LC0: LCDコントラスト調整レジスタ (FF52H)

LCDのコントラストを調整します。

表4.6.6.6 LCDのコントラスト調整 No.

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15

LC3 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1

LC2 0 0 0 0 1 1 1 1 0 0 0 0 1 1 1 1

LC1 0 0 1 1 0 0 1 1 0 0 1 1 0 0 1 1

LC0 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1

コントラスト  淡 

                            濃  この設定によってLCD駆動電圧VC1〜VC5が変化します。

イニシャルリセット時、このレジスタは"0000B"に設定されます。

4 周辺回路と動作(LCDドライバ)

ドキュメント内 CMOS 4-BIT SINGLE CHIP MICROCOMPUTER S1C6F632 (ページ 82-87)