L3-Features メニューを使用し、本スイッチにレイヤ 3 機能を設定することができます。
以下は L3-Features サブメニューの説明です。
必要に応じて、設定 / 変更 / 修正を行ってください。
サブメニュー 説明 参照ページ
IPv4-Static/Default-Route-Settings
(IPv4 スタティック / デフォルトルート設定)
IPv4 スタティック / デフォルトルートの設定を行います。 152 IPv4-Route-Table(IPv4 ルートテーブル) IPv4-ルーティングテーブルの外部経路情報を参照します。 153 IPv6-Static/Default-Route-Settings
(IPv6 スタティック / デフォルトルート設定)
IPv6 スタティック / デフォルトルートの設定を行います。 153
IPv4.Static/Default.Route.Settings(IPv4 スタティック / デフォルトルート設定)
本スイッチは IPv4 アドレシングのためにスタティックルーティング機能をサポートしています。IPv4 には最大 256 個のスタティックルートエント リを作成することできます。
IPv4 スタティックルートのために、スタティックルートが一度設定されると、スイッチは設定されたネクストホップルータに ARP リクエストパケッ トを送信します。ARP の応答をネクストホップからスイッチが取得すると、ルートは有効になりますが、ARP エントリが既に存在している場合には と、ARP 要求は送信されません。
L3 Features > IPv4 Static/Default Route Settingsの順にメニューをクリックし、以下の画面を表示します。
図 9-1- IPv4-Static/Default-Route-Settings 画面 画面には以下の項目が表示されます。
項目 説明
IP-Address スタティックルートに割り当てる IPv4 アドレスを入力します。「Default」をチェックすると、デフォルトルートに割り当てられ ます。
Netmask 対応するサブネットマスクを入力します。
Gateway 対応するゲートウェイ IP アドレスを入力します。
Metric テーブルに入力した IP インタフェースのメトリック値を示します。1-65535 の範囲の値です。
「Apply」ボタンをクリックして行った変更を適用します。
エントリの削除
対象のエントリの行の「Delete」ボタンをクリックします。
IPv4.Route.Table(IPv4 ルートテーブル)
IP ルーティングテーブルはスイッチに関するすべての外部経路情報を保存します。ここではスイッチにおけるすべての外部経路情報を参照します。
L3 Features > IPv4 Route Tableの順にメニューをクリックし、以下の画面を表示します。
図 9-2- IPv4-Route-Table 画面 画面には以下の項目が表示されます。
項目 説明
Network-Address 表示するルートの宛先ネットワークアドレスを指定します。
「Find」ボタンをクリックして、入力した情報に基づく特定のエントリを検出します。
複数ページが存在する場合は、ページ番号を入力後、「Go」ボタンをクリックして、特定のページへ移動します。
IPv6.Static/Default.Route.Settings(IPv6 スタティック / デフォルトルート設定)
IPv6 アドレスのスタティックエントリは IPv6 形式のアドレスで本スイッチのルーティングテーブルに入力します。
L3 Features > IPv6 Static/Default Route Settingsの順にメニューをクリックし、以下の画面を表示します。
図 9-3- IPv6-Static/Default-Route-Settings 画面 画面には以下の項目が表示されます。
項目 説明
IPv6-Address/Prefix-Length スタティックルートに割り当てる IPv6 アドレスを入力します。「Default」をチェックするとデフォルトルートに割り 当てられます。
Interface-Name スタティック IPv6 ルートが作成される IP インタフェース名を指定します。
Nexthop-Address IPv6 形式におけるネクストホップゲートウェイアドレスに対応する IPv6 アドレスを指定します。
Metric-(1-65535) IPv6 インタフェースのメトリック値を指定します。スイッチと上記 IPv6 アドレス間のルータの数を表します。範囲は 1-65535 です。
「Apply」ボタンをクリックして行った変更を適用します。
エントリの削除
テーブル内の削除するエントリの「Delete」ボタンをクリックします。すべてのエントリを削除するためには、「Delete-All」ボタンをクリックします。
第 10 章 QoS(QoS 機能の設定)
以下は QoS サブメニューの説明です。
必要に応じて、設定 / 変更 / 修正を行ってください。
サブメニュー 説明 参照ページ
802.1p-Settings(802.1p 設定) ポート単位にプライオリティを割り当てます。以下のメニューがあります。
802.1p-Default-Priority-Settings(ポートへのパケットプライオリティの割り当て)、802.1p-User-Priority-Settings(802.1p ユーザプライオリティ)、802.1p-Map-Settings(802.1p マップ設定)
156
Bandwidth-Control(帯域幅の設定) 送信と受信のデータレートを制限します。以下のメニューがあります。
Bandwidth-Control-Settings(帯域幅の設定)、Queue-Bandwidth-Control-Settings(キュー帯域 幅制御の設定)
158
Traffic-Control-Settings
(トラフィックコントロールの設定)
ストームコントロールの有効 / 無効の設定、およびマルチキャスト、ブロードキャストストー ムのしきい値を調整します。
160 DSCP(DSCP 設定) ポートの DSCP トラスト状態の設定および DSCP マッピング設定を行います。以下のメニュー
があります。
DSCP-Trust-Settings(DSCP トラスト設定)、DSCP-Map-Settings(DSCP マップ設定)
166-Scheduling-Settings
(スケジュールの設定)
QoS スケジューリングを設定します。以下のメニューがあります。
QoS-Scheduling(QoS スケジュール作成)、QoS-Scheduling-Mechanism(QoS スケジュールメ カニズム設定)
164
本スイッチシリーズは、802.1p プライオリティキューイング QoS(Quality-of-Service) をサポートしています。以下の項では QoS の機能と、802.1 プ ライオリティキューイングを利用するメリットについて説明します。
QoS の長所
QoS は IEEE-802.1p 標準で規定される技術で、ネットワーク管理者に、VoIP(Voice-over-Internet-Protocol)、Web 閲覧用アプリケーション、ファイルサー バアプリケーション、またはビデオ会議などの広帯域を必要とする、または高い優先順位を持つ重要なサービスのために、帯域を予約する方法を提供しま す。より大きい帯域を作成可能なだけではなく他の重要度の低いトラフィックを制限することで、ネットワークが必要以上の帯域を使用しないようにしま す。スイッチは各物理ポートで受信した様々なアプリケーションからのパケットをプライオリティに基づき独立したハードウェアキューに振り分けます。
以下の図に、802.1p プライオリティキューイングがどのように本スイッチに実装されているかを示しています。
0 1 2 3 4 5 6 7
QoS 802.1p プライオリティタギングの実行
QoS Class 0
QoS Class 1
QoS Class 2
QoS Class 3
QoS Class 4
QoS Class 5
QoS
Class 6 QoS Class 7
QoS プライオリティタグ QoS プライオリティ 0 ‒ 7 で
タグ付けされた入力パケットは 上記の QoS クラスに送出 される。
QoS タグなしパケットは、
各ポートに設定されたQoS 802.1p デフォルトプライオリティ ベースの QoS クラスに 送出される。
図 10-1- スイッチ上での QoS マッピングの例
上の図は本スイッチのプライオリティの初期設定です。クラス -7 は、スイッチ上における 7 つのプライオリティキューの中で、最も高い優先権を持っ
QoS について
本スイッチには、4 つのプライオリティキューがあります。プライオリティキューには、最高レベルの 7 番(クラス 7)から最低レベルの 0 番(クラス 0)
まであります。IEEE-802.1p に規定される 8 つのプライオリティタグはスイッチのプライオリティタグと以下のように関連付けされます。
•- プライオリティ 0 は、スイッチの Q2 キューに割り当てられます。
•- プライオリティ 1 は、スイッチの Q0 キューに割り当てられます。
•- プライオリティ 2 は、スイッチの Q1 キューに割り当てられます。
•- プライオリティ 3 は、スイッチの Q3 キューに割り当てられます。
•- プライオリティ 4 は、スイッチの Q4 キューに割り当てられます。
•- プライオリティ 5 は、スイッチの Q5 キューに割り当てられます。
•- プライオリティ 6 は、スイッチの Q6 キューに割り当てられます。
•- プライオリティ 7 は、スイッチの Q7 キューに割り当てられます。
Strict(絶対優先)のプライオリティベースのスケジューリングでは、優先度の高いキューに属するパケットから送信されます。優先度の高いキュー が複数ある場合は、プライオリティタグに従って送信されます。高プライオリティのキューが空である時にだけプライオリティの低いパケットは送 信されます。
重み付けラウンドロビンキューイングでは、各プライオリティキューから送信されるパケットの数は、指定された重み付けによって決定されます。A から H までの 8 つある CoS キューに、8 から 1 までの重み付けを設定したとすると、パケットは以下の順に送信されます。:-A1,-B1,-C1,-D1,-E1,-F1,-G1,-H1,-A2,-B2,-C2,-D2,-E2,-F2,-G2,-A3,-B3,-C3,-D3,-E3,-F3,-A4,-B4,-C4,-D4,-E4,-A5,-B5,-C5,-D5,-A6,-B6,-C6,-A7,-B7,-A8,-A1,-B1,-C1,-D1,-E1,-F1,-G1,-H1。
重み付けラウンドロビンキューイングでは、各 QoS キューが同じ重み付けを持つならば、各 QoS キューのパケット送信の機会はラウンドロビンキュー イングのように、全く同じになります。また、ある CoS の重み付けとして 0 を設定すると、その CoS から送信するパケットがなくなるまでパケットを処 理します。0 以外の値を持つ他の CoS キューでは、重み付けラウンドロビンの規則により、重みに従って送信を行います。
- 本スイッチは内部的にはポートに対して 8 つのサービスクラスを持っています。そのうち 1 つは最初からスイッチが使用するように予約さ れていて変更できません。以下のサービスクラスに関する説明はすべて管理者が使用および変更できる 8 つのサービスクラスについて行って います。