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JP1/AJS3 の運用を開始するまでの流れ

ドキュメント内 JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド (ページ 45-48)

2.1  業務の自動化の流れ

2.1.2  JP1/AJS3 の運用を開始するまでの流れ

なお,アクセス権限は,JP1/AJS3 であらかじめ用意されているものから選んで設定します。アクセス権 限には次のようなものがあります。

• 管理者権限およびジョブネットの定義・実行・編集ができる権限

• ジョブネットの定義・実行・編集ができる権限

• ジョブネットの定義・編集ができる権限

• ジョブネットの実行・参照ができる権限

• ジョブネットを参照できる権限

(例)

• 経理部の業務フロー担当は,経理部関連の業務の定義・変更はできるが,実行はできない。人事部関連 の業務に対しての操作権限は一切ない。

• 経理部の業務オペレーターは,経理部関連の業務の実行はできるが,定義・変更はできない。人事部関 連の業務に対しては参照だけできる。

• 人事部の業務フロー担当は,人事部関連の業務の定義・変更はできるが,実行はできない。経理部関連 の業務に対しての操作権限は一切ない。

• 人事部の業務オペレーターは,人事部関連の業務の実行はできるが,定義・変更はできない。経理部関 連の業務に対しては参照だけできる。

• 営業部の一般社員は,営業部関連の業務の参照だけできる。

• システム管理者は,部署に関係なくすべての業務に対してすべての権限を持つ。

図 2‒1 JP1/AJS3 を使った業務の自動化の流れ

(1) 業務のアクセス権限を定義する

認証サーバ(JP1/Base)に JP1/AJS3 を使用するユーザーを登録し,それぞれのユーザーに対して業務の アクセス権限を定義します。

(2) JP1/AJS3 運用上の業務カレンダーを作成する

JP1/AJS3 運用上のカレンダー作成(運用日・休業日の定義)や,月の開始日(基準日),一日の開始時刻

(基準時刻)などの定義をします。

(3) 自動化する業務の内容を定義する

自動化する業務の細かな処理の一つ一つをジョブとして定義し,それらに実行順序を設定してジョブネッ トという一つのまとまりの業務を作成します。

(4) 業務の実行日時や実行サイクルを定義する

業務の運用計画に合わせて,実行開始日時や処理サイクルなどジョブネットのスケジュールルールを定義 します。また,開始日時が明確でない業務については,開始条件(起動条件)を定義します。

(5) 業務の運用を開始する

作成したジョブネットを実行登録し,運用を開始します。ジョブネットを登録すると定義内容に基づいて スケジュールされ,自動的に実行されます。

(6) 業務を監視する

実行登録したジョブネットの実行状態の監視や,実行結果・実行予定の確認をします。

3 自動化する業務の定義

この章では,業務を JP1/AJS3 で自動化するためのジョブネット定義,カレンダー情報の定義,

スケジュール定義などについて説明します。

ドキュメント内 JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド (ページ 45-48)