56第3章A地点の調査
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第4節遺物57 二類土器に類似するものがある(大江1965)。
c類(446)
内傾する平口縁で、口縁部に沿って1本沈線が横走し、口辺は無文で沈線による区画内に短沈線が 横位に並ぶ。眼鏡状付帯文に類似する文様展開である。
BIII群無文土器(第41~48図、図版12~14)
1類輪積み痕を有する土器(第41図、図版12)
口縁部は、平口縁で内湾気味に直立するもの(447~452)と、やや開き気味のもの(453~458)が ある。さらに小波状口縁のもの(459.460)がある。粘土帯の幅は約10~20mmである。
2類無文の士器(第42~45図、図版12.13)
器形等から次のように分類する。
a類(478~480)
平口縁で、内湾気味に立ち上がるもの。
b類(481~550)
口縁部が直立するもの。515~521は、口縁端部が尖り、内面に面取りされている。523~525はさら に外面にも面取りが見られる。522.526は口縁端部外面に面取りがなされているが、同様の土器が,
5区からも出士しており(第29図123)、晩期後半の土器の指標になる可能性がある。
口縁端部に刺突等が施きれるものがある(528~542)。528は小型の深鉢形土器で口縁端部に連続刺 突文が施されている。529も同様であるが、さらに口縁内面に凹線状の溝がある。口縁端部の刺突は、
内面側に施文されるもの(530.532.535.539.540)と、外面側に施文されるもの(533.534.536~538)
がある。541.542には口縁端部に縄文が施文され、後者にはさらに刺突も組み合わせてある。
543は口縁内面に幅の広い沈線が引かれている。544~548は波状を呈する。548は口縁部に連続刺突 が施される。549は内屈する器形である。550は隆帯による円形の文様がついている。
c類(551~567)
口縁部が外反気味のもの。559.561~565は、口縁端部に刺突が施され、560には同じく縄文が施さ れている。566.567には、口縁内面に沈線が施されている。
d類(568~574)
口縁部が、〈の字に屈曲して外反するものである。568は口縁端部に交互に斜め方向の刺突が施され ている。569はゆるやかに括れている。
e類(576.577)
浅鉢形土器である。576は、指押さえによる小波状口縁を呈している。長野県御社宮司遺跡でも同様 の土器が出土している。
f類(575.578~615)
器形不明の胴部片を集めた。
58第3章A地点の調査
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第41図A地点包含層出土の縄文土器(lDBIII群1類
9類(616)
浅鉢形のミニチュア土器である。
3類条痕文の土器(第46.47図、図版13)
条痕の目の荒いもの(617~639.650.651)、条痕の目の細かいもの(631~641)と、かすかに条痕 状の擦痕が観察されるもの(642~649)がある。
650.651は底部であるが、651には葉脈圧痕(網状脈)が見られる。
4類縄文の土器(第48図、図版14)
胎士等から見て晩期と推定したものを集めた。中期のものが混ざっているかもしれない。652はゆる やかに括れて外反する器形で、口縁端部の内面側に刺突が見られる。
第4節遺物59
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