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第24図[
A地点遺構出土の縄文土器(12 26第4節遺物39
がなされ、その中は縄文が施文されている。同様の文様構成を持つ土器が大野郡朝日村森ノ下遺跡で も出土している(岐阜県博1992)。2は、くの字にくびれ、胴部は丸みをもった器形である。口辺部は 無文で、頚部に交互刺突文と連続刺突が入る。胴部は、沈線による腕骨文と大型渦巻き文を組み合わ せたように推定される。雲母を多く含む胎士で他の士器と比べてやや異質である。3は、平口縁で、
口縁部に隆帯による区画がなされ、その中を縦方向と横方向に沈線が埋めてある。その下に交互に切 り込みを入れた形で施文された隆帯による蛇行文が垂下する。地文はLRの縄文である。4は、ゆる やかな波状口縁で、口辺には水平方向に刺突文が連続的に施文される。地文は縄文で指で押さえたよ
うな幅の広い浅い沈線(凹線)が曲線的に施文される。後述するCII群3類の土器である。
5~9は同一個体と思われるが、接合が困難で全容は不明である。沈線が縦横に走り、底部近くま で施文される。10は縦に、11は縦方向に蛇行文と組み合わせて沈線が施されている。
12は小波状の口縁で、沈線による渦巻きが描かれ、横方向に展開する。13には、リボン状突帯が施 文される。14は、隆帯が横位に入り、上下に条線が施される。15.16は撚糸文の土器で肥厚した口縁 が直立する。17~19は縄文、20.21は条線文の土器で、22~26は無文である。
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-6610cm第25図A地点遺構出土の縄文土器(2)
40第3章A地点の調査
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ピット出土の縄文土器(第25図)
図示した土器のピット番号は第2表に記した通りである。
31は沈線が横位に5本ある平口縁の土器で、42は、縦方向の沈 線間に縄文が施文され、56は沈線が口辺部に区画されている。58 は、縦方向の隆帯と斜位の沈線を組み合わせてある。59~61は縄 文地に蛇行沈線が施される。63.65には、沈線が縦走する。他は 縄文(27.28.29.30.32.44.51)や条線(43)、無文(33~41.
45~50.53~55.57.62.64.66.67)である。
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第26図A地点遺構出土の縄文土器(3)
水さらし場遺構出土の縄文土器(第26図、図版5)
底部に近い覆土中から3片出土した。発掘当初は無文と見ていたが、水洗後、68.69は擬縄文が認 められた。70は無文である。
D5区出土の縄文土器(第27~29図、図版5.6)
D5区の中央部に埋没谷があり、南斜面に晩期の土器が集中的に出土した。完全に復元できるもの はないが、図上復元できるものが数個体ある。一括`性が高い資料と推定される。
有文士器は後述するBIII群の1類と2類に相当する。1類は浮線文的な技法であるが、隆帯的な施 文方法や突起が付く。72は、やや内湾気味に直立する器形で、いわゆる茸状突起がつく。突起にはわ ずかに切り込みが見られる。口辺部に三角形状の区画文があり、連結部に切り込みが入る。胴上部の 文様帯は、レンズ状文と2条の沈線が横走している。レンズ状文の突起部には切り込みが見られる部 分とそうでない所があり、後者の部分で口辺部文様帯と隆線でつながっている。73は、三角形状の隆 帯による区画文が山形の波状口縁をなしている。無文部をはさんで、レンズ状文と2条の沈線がつづ く。74は、くびれて外反して直立する器形で、73と同様に波状を呈するが、口縁部文様帯の連結部に 切り込みが見られる。頚部は無文で、肩部にレンズ状文と2状の沈線が横走する。76~79は同一個体 である。やや内傾する平口縁で、隆帯状の区画文があって、無文帯の下にレンズ状文と2条の沈線が つづく。80~82もやや内傾する平口縁で、83は内傾するが、山形の口縁部である。84~86は胴部片で あるが、レンズ状文と沈線文の組み合わせである。87はやや異質で、隆線的な文様が網状に展開する。
2類は主として沈線による施文である。71は内湾気味に直立する平口縁で、口縁部に沿って2条の 沈線があり、無文部をはさんで、レンズ状文と2条の沈線が横走する。内外面は条痕調整である。88~94 は内傾気味に直立する平口縁の土器である。95はゆるくくびれて外反しながら直立平口縁のこぶりの 深鉢形土器である。口縁部に2条の沈線があり、頚部は無文部があり、肩部には沈線の区切りに小突 起が付く。96~98は同一個体である。ゆるやかな波状口縁で、口縁部に沿って浅い沈線が横走する。
99は内傾し沈線とわずかに隆線も見られる。100は茸状突起である。中央外面に切り込みが入る。101.
102は沈線が施されているが、やや異質なものである。102には沈線の両側に刺突列があり、下半に条 痕が施されている。
有文以外の土器は条痕文と無文のものがある。75は、直立する平口縁で内外面に横方向に条痕が見 られる。103~110は同一個体である。破片が小さく器形の復元には到らなかったが、段を有して上は
第4節遺物41
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730 10cm
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第27図A地点D5区出土の縄文土器(1)
42第3章A地点の調査
無文、下にいわゆる細密条痕が施され、浅い沈線がジグザグに引かれる。111~114は同一個体で、や はり、細密条痕に沈線が2本組みになってジグザグに引かれる。115~118も条痕が施されている。
119~137は無文である。口縁が、直立するもの(119.125)、外傾するもの(120)、外反するもの
(121~124.126)がある。122.123は口縁端部が外側に面取りされている。123.126は段を有して括 れている。
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