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IEEJ-P 人材の活用実績  =「仲介者」の実績

ドキュメント内 JAIST Repository https://dspace.jaist.ac.jp/ (ページ 76-80)

第4章 先行活用事例の調査

4.1 一般社団法人電気学会の事例調査

4.1.4. IEEJ-P 人材の活用実績  =「仲介者」の実績

中小企業からの回答では、「特許出願指導」が最上位で4件であった。新人や専門外技術 者向け電気/電子に関する技術指導講師が3件、電気回路、電子基板設計が2件、製品や 装置の不具合やトラブルの原因究明が1件、新製品開発へのアドバイスが1件であった。(表 4-4参照)

表 4-4  IEEJ-P人材に期待する活用業務内容(中小企業)

活⽤業務内容 回答件数

特許出願指導

新⼈や専門外技術者向け電気/電⼦に関する技術指導講師など

電気回路、電⼦基板設計

製品や装置の不具合やトラブルの原因究明

新製品開発へのアドバイス

*回答企業数 8 社、⼀つの企業から複数回答あり

【IEEJ-P人材の特性】:IEEJ-P人材は、工学博士号を保有した67歳の者であった。この

IEEJ-P人材は、大手電機メーカ勤務から大学教授になった経歴をもっており、モータ制御

の実務経験がある。

【仲介者から見た促進要因】:利用者は、社内にモータおよびモータ制御に詳しい人材が不 足しており、IEEJ-P人材がその技術指導をしてくれたことを評価している。また、現場で 抱えている課題に対しても実務経験を生かした指導をしてくれたことを評価している。ま た、課題解決において、IEEJ-P人材自身が新たに調査・学習して解決してくれたことに対 して評価している。

b)ケース2  技術セミナの講師

技術セミナ講師の事例である。

【利用者のニーズ】:利用者は、エレクトロニクスに関する技術セミナの講師を依頼してい る。セミナのテーマは、エレクトロニクスの基礎的な講義であった。受講者は、企業の新 入社員クラスを対象としている。

【IEEJ-P人材の特性】:IEEJ-P人材は、工学博士号を保有した68歳の者であった。この

IEEJ-P人材は、大学の名誉教授の肩書きをもっている。経歴には、企業経験はなく、大学

での研究・教育の実績がある。

【仲介者から見た促進要因】:大学での教育経験が豊富な講師がわかりやすく講義を行って くれたことを評価している。また、講義資料には過去の講義を通して蓄積した実績のある コンテンツを利用してくれたことを評価している。

c)ケース3  専門的技術テーマの講師

専門的技術テーマの講演の事例である。

【利用者のニーズ】:利用者は、技術セミナの講師としてIEEJ-P人材の活用を希望してい

る。IEEJ-P人材が提案する講演テーマを設定して、利用者からのリクエストがあった場合

にそのテーマでの技術セミナを開催する計画を持っていた。

【IEEJ-Pの特性】:5名のIEEJ-P人材が8つの講演テーマを提案していた。IEEJ-P人材 が設定したテーマは、それぞれのIEEJ-P人材が得意とする専門的な技術分野についての講 義が主であった。

【仲介者から見た促進要因】:利用者は、8つの講演テーマを3500名の国内のエンジニア に電子メールにより案内したが、受講希望は0件であった。利用者は、先進的なテーマを 期待したが、講演内容は概念的なものであり受講者にとって魅力ある内容ではなかったこ とが、受講希望者がなかった理由と推測している。また、一部のテーマは、受講対象が狭 領域な専門的テーマであり、受講対象者とのマッチングがとり難いことを指摘している。

d)ケース4  技術記事寄稿および解説ビデオの講師

技術情報誌への技術記事の寄稿およびその記事に関する解説ビデオ製作の事例である。

【利用者のニーズ】:利用者は、技術情報誌を発行しており、モータに関する技術記事を情 報誌に寄稿することと、その技術内容を解説するビデオの講師を依頼している。

【IEEJ-P人材の特性】:IEEJ-P人材は、工学博士号を保有した74歳の者であった。この

IEEJ-P人材は、モータメーカにてモータおよびモータ制御に関する研究・開発経験をもっ

ている。対応したIEEJ-P人材は、別のIEEJ-P人材から紹介された人であった。

【仲介者から見た促進要因】:利用者は、IEEJ-P人材が専門知識をわかりやすく文書にし て解説できることを評価している。さらに、講義をビデオ録画することで、文書では表現 しにくい専門知識を口頭で伝えることができたことも評価している。また、IEEJ-P人材が 時間的にも体調的にも都合のよい時にビデオ撮影ができたことも評価している。

e)ケース5  技術文書添削通信講座の講師

技術文書添削通信講座講師の事例である。

【利用者のニーズ】:利用者は、若手技術者向けに技術文書の書き方を通信講座で添削指導 する講師を依頼している。

【IEEJ-Pの特性】:講座開始後、3ヶ月間で6名のIEEJ-P人材が講師登録し、また5名の 受講申込者があった。IEEJ-P人材は、大学で論文の添削指導した実績を活かせることに動

機付けされている。また、自宅で自分の都合のいい時間に添削ができることが講師に登録 した理由のひとつとなっている。

【仲介者から見た促進要因】:利用者は、添削指導の品質の高さを評価している。講座受講 者は、IEEJ-P人材が保有する資格が高度であること、そして専門性が高い実績により信用 が得られることを評価している。

ドキュメント内 JAIST Repository https://dspace.jaist.ac.jp/ (ページ 76-80)

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