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FlexVolのSnapshotコピーからの単一ファイルのリストア

ドキュメント内 clustered Data ONTAP 8.3 データ保護ガイド (ページ 50-80)

FlexVolのSnapshotコピーから単一ファイルを必要なバージョンにリストアできます。

開始する前に

• ファイルのリストア先となるボリュームがオンラインであり、書き込み可能である必要がありま す。

• ファイルのリストア先となるボリュームに、リストア処理を正常に実行するのに十分なスペース がある必要があります。

タスク概要

リストアしたファイルについては、アクティブ ファイルシステムで同じ名前を使用して既存のファイル を置き換えることも、既存のファイルに保持しておくデータがある場合は新しいファイルにすること もできます。 LUNもリストアできますが、Infinite VolumeのSnapshotコピーから単一ファイルをリスト アすることはできません。

既存のLUNをリストアする場合は、LUNクローンが作成され、Snapshotコピーの形でバックアップさ れます。 リストア処理中、そのLUNに対して読み書きを行うことができます。

手順

1. 単一ファイルまたはLUNをリストアするには、volume snapshot restore-fileコマンドを使 用します。

リストアするファイルまたはLUNのサイズによっては、リストア処理に長時間かかることがあり ます。

進行中の単一ファイルのリストア処理数を表示するには、volume snapshot restore-file-infoコマンドを使用します。

FlexVolSnapshot コピーからのファイルの一部のリストア

Snapshotコピー内のファイルからデータの特定範囲をアクティブ ファイルシステムの既存のファイ ルにリストアできます。部分的なファイルのリストアは、特定のLUNや、NFSまたはCIFSのコンテナ ファイルのリストアにのみ使用できます。

開始する前に

• どのバイトがリストアするオブジェクトに対応するかを把握できるように、ホストLUNまたはコン テナファイルのメタデータについて理解している必要があります。

• LUNまたはコンテナファイルをリストアするボリュームがオンラインであり、書き込み可能であ る必要があります。

タスク概要

リストア中のオブジェクトへの書き込み処理は許可されません。書き込みを行った場合、データの 整合性が失われることがあります。

手順

1. volume snapshot partial-restore-fileコマンドを使用して、ファイルの一部をリストアし ます。

クラスタの部分的なファイルのリストアの設定を取得するには、volume snapshot partial-restore-file-list-infoコマンドを使用します。

2. リストアの完了後、古いデータが消去されるように、オペレーティング システムまたはアプリケ ーションのバッファをパージします。

Snapshot コピーからのボリューム内容のリストア

SnapshotコピーからFlexVolまたはInfinite Volumeの内容をリストアして、失われたデータや破損し たデータをすばやくリカバリできます。

開始する前に

• このコマンドを実行するには、advanced権限レベル以上が必要です。

• Infinite VolumeのSnapshotコピーを使用する場合は、Snapshotコピーが有効であり、Infinite Volumeがオンラインである必要があります。

• ボリュームで実行中のI/Oトラフィックがないことを確認します。

手順

1. ボリュームがInfinite Volumeである場合は、volume unmountコマンドを使用してボリュームを アンマウントします。

2. volume snapshot restoreコマンドを使用して、Snapshotコピーからボリュームの内容をリス トアします。

次のコマンドでは、vs0という名前のStorage Virtual Machine(SVM)でsrc_os_snap_3という名前

のSnapshotコピーからsrc_osという名前のボリュームにデータをリストアしています。

vs1::*> volume snapshot restore -vserver vs0.example.com -volume src_os -snapshot src_os_snap_3

3. ボリュームがInfinite Volumeである場合は、volume mountコマンドを使用してボリュームをマ ウントします。

4. ボリュームにSnapMirror関係が設定されている場合は、Snapshotコピーからリストアしたあと、

すぐにボリュームのすべてのミラー コピーを手動でレプリケートします。

レプリケートしないと、ミラーコピーを使用できなくなり、削除および再作成が必要になることが あります。

シャドウ コピー クライアント ツールを使用した Snapshot のリストア

Windowsシャドウコピークライアントを使用して、Data ONTAP Snapshotファイルにアクセスし、この

ファイルをリストアできます。 シャドウ コピー クライアントには[プロパティ]メニューに[以前のバージ ョン]タブがあり、ここからData ONTAP Snapshotイメージの表示とリストアを実行できます。

Windows 2003のシャドウコピークライアントは、Previous Versions Clientと呼ばれています。

Microsoftからダウンロードすることによって、旧バージョンのWindowsのほとんどでシャドウコピー

クライアントを使用できます。 シャドウ コピー クライアント ソフトウェアまたはPrevious Versions

Clientソフトウェアの詳細については、Microsoftのマニュアルを参照してください。

Snapshot コピーのディスク スペースの管理

Snapshot機能の設計上、Snapshotコピーの参照先データが誤って削除されることはありません。

Snapshot コピーのディスク使用状況の監視

dfコマンドを使用すると、ディスク上の空きスペースのサイズが表示され、Snapshotコピーのディス ク使用状況を監視できます。

タスク概要

Infinite Volumeの場合、dfコマンドを使用すると、Infinite Volume全体ではなく、Infinite Volume内 の個々のデータコンスティチュエントに関する情報が表示されます。

手順

1. Snapshotコピーのディスク使用状況に関する情報を表示するには、dfコマンドを使用します。

dfコマンドでは、Snapshotコピーがアクティブ ファイルシステムとは別のパーティションとして扱 われます。次の特徴を持つボリュームの例を以下に示します。

• ボリュームの総容量(kbytes列)は4,000,000KB(4GB)で、アクティブ ファイルシステム用 が3,000,000KB(75パーセント)、Snapshotコピー用が1,000,000KB(25パーセント)です。

• アクティブファイルシステムでは、3,000,000KBの容量のうち2,000,000KBを使用しており

(66パーセント、capacity列の表示は65パーセントに切り捨て)、空きスペースは 1,000,000KBです(34パーセント)。

• Snapshotコピーでは、1,000,000KBの容量のうち500,000KBを使用しており(capacity列の 50パーセント)、空きスペースは500,000KBです(Snapshotコピー用に割り当てられているス ペースの50パーセントで、ディスク スペースの50パーセントではありません)。

注: ここで重要なのは、/vol/vol0/.snapshot行の値は、Snapshotコピー内のみに存在 するデータのサイズという点です。Snapshotコピーのサイズ計算では、Snapshotコピー内 のデータのうち、アクティブファイルシステムと共有されているものは除外されます。

cluster1::> df

Filesystem kbytes used avail capacity Mounted on Vserver /vol/vol0/ 3000000 2000000 1000000 65% --- vs1 /vol/vol0/.snapshot 1000000 500000 500000 50% --- vs1

SnapMirror ポリシーを使用したデータ保護の管理

データ保護のミラー関係やSnapVault関係を管理するには、関係にポリシーを割り当てる必要があ ります。ポリシーを使用して、バックアップセカンダリへの転送の効率を最大限に高めたり、

SnapVaultバックアップの更新処理を管理したりできます。

FlexVolでは、データ保護のミラー関係およびポリシーとSnapVault関係およびポリシーの両方がサ

ポートされます。Infinite Volumeでは、データ保護のミラー関係およびポリシーのみがサポートされ ます。

SnapMirror および SnapVault ポリシーの管理用コマンド

クラスタ管理者は、snapmirror policyコマンドを使用して、すべてのデータ保護のミラー ポリシ ーとSnapVaultポリシーを作成および管理できます。Storage Virtual Machine(SVM)管理者は、同 じコマンドを使用して、SVM内のすべてのデータ保護ミラーポリシーとSnapVaultポリシーを作成お よび管理できます。

• すべてのポリシー管理コマンド(snapmirror policy showコマンドを除く)は、デスティネーシ ョンボリュームが格納されているSVM上で実行する必要があります。

• SnapVaultポリシー用のコマンドはFlexVolでのみサポートされます。

状況 使用するコマンド

新しいルールをSnapVaultポリシーに追加する snapmirror policy add-rule create 新しいSnapMirrorまたはSnapVaultポリシーを

作成する

snapmirror policy create

SnapMirrorまたはSnapVaultポリシーを削除す る

snapmirror policy delete

SnapMirrorまたはSnapVaultポリシーを変更す る

snapmirror policy modify

SnapMirrorまたはSnapVaultポリシーにネットワ ーク圧縮を追加する

-is-network-compression-enabledtrue パラメータを指定したsnapmirror policy create、または

-is-network-compression-enabledtrueパラメータを指 定したsnapmirror policy modify SnapVaultポリシーの既存のルールを変更する snapmirror policy modify-ruleコマンド

SnapVaultポリシーのルールを削除する snapmirror policy remove-rule

状況 使用するコマンド SnapMirrorおよびSnapVaultポリシーの一覧を

表示する

snapmirror policy show

関連情報

Clustered Data ONTAP 8.3 Commands: Manual Page Reference

クラスタおよび SVM での SnapMirror ポリシーの使用

vserverパラメータにクラスタ名が指定されたSnapMirrorポリシーは、クラスタ全体のポリシーにな ります。クラスタ全体のSnapMirrorポリシーは、クラスタ内の関係に適用されます。クラスタ全体の ポリシーを設定できるのは、クラスタ管理者のみです。

vserverパラメータにStorage Virtual Machine(SVM)名が指定されたSnapMirrorポリシーは、

SVM全体のポリシーになります。 SVM全体のSnapMirrorポリシーは、ポリシーが作成されたSVM 内の関係に適用されます。SVMポリシーを設定できるのは、クラスタ管理者とSVM管理者です。

クラスタ管理者と SVM 管理者の管理権限の比較

クラスタ管理者とStorage Virtual Machine(SVM)管理者は、ミラー関係とSnapVault関係に対する ポリシーの作成、管理、および割り当てを行うための異なる権限を持っています。

クラスタ管理者は次の操作を行うことができます。

• クラスタまたはSVMの任意のポリシーの作成および管理

クラスタ全体のポリシーの場合、vserverパラメータにはクラスタ名が格納されます。SVM全体 のポリシーの場合、vserverパラメータにはSVM名が格納されます。

• クラスタまたはSVMのポリシーの表示、変更、または削除

• データ保護のミラー関係へのクラスタ全体のポリシーまたはSVM全体のポリシーの割り当て SVM管理者は次の操作を行うことができます。

• SVM内のポリシーの作成および管理

SVM管理者が作成したポリシーは、自動的にvserverパラメータにSVM名が格納されて設定 されます。

• 指定のSVMで作成されたクラスタ全体のポリシーとSVM全体のポリシーの表示

SVM管理者は、クラスタ全体のポリシーを表示できますが、変更または削除することはできま せん。SVM管理者は、snapmirror policy showコマンドを実行するSVM内で作成された SVM全体のポリシーしか表示できません。

• データ保護のミラー関係へのクラスタ全体のポリシーまたはSVM全体のポリシーの割り当て

ドキュメント内 clustered Data ONTAP 8.3 データ保護ガイド (ページ 50-80)