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電源ユニットのハンドルを、全開位置まで90度引っ張り、電源ユニットのロックを解除します(図 4.1)。

図4.1 電源ユニット

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電源ユニットの下に手を添えて電源ユニットが落ちないようにし、電源ユニットをPCI ボックスから引 き出します。

電源ユニット上部に警告ラベルが見えてきたら、電源ユニットは電源スロットからほぼ完全に引き出さ れたことになります。

冷却空気の漏れを防ぐため、PCI ボックスの背後の開閉フラップは閉じておきます。

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電源ユニットを、静電防止マット上に水平に置きます。

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新しい電源ユニットを、PCI ボックスに挿入します。

開閉フラップが自動的に上に開きます。

電源ユニットは重いので注意が必要です( 3.4 kg/7.5 ポンド)

項 説明

1 ハンドル

2 ハンドルロックネジ 3 警告ラベル

電源ユニット後部を落とさないようにしてください。電源スロットの端などにぶつけると電源ユニット後部のコ ネクタが破損してしまいます。

1 2 3

4.3 キャリアの交換

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電源ユニットの電源スイッチを投入します。

初期化中に Fault/Locate( )LED が一瞬点灯しますが、すぐに消灯します。初期化中に AC

Power( )およびDC Power( )のLEDが点灯していることを確認してください。

他のLED表示については、「付録B PCI ボックスのLEDステータスインジケータ」を参照してください。

4.3 キャリアの交換

キャリアは、キーホールのいずれかにキーとなるネジを取り付けることによって、キーホールに定義さ れた番号のスロットだけで使用できるようになります。取り付けるキーはM2 ネジです( 図 4.2) 。

図4.2 キャリアスロットキーのキーホールの位置

1

静電気除去用リストストラップを正しく装着します。

2

I/O ボートから、故障したキャリアを取り外します。

1 キャリアロックネジを緩めます。

2 キャリアハンドルを完全に引き出します。

3 キャリアをキャリアスロットから引き出して、静電防止マット上に置きます。

項 説明

1 キャリア 2 キャリアラベル 3 キーホール0~7

4 キー

4

3

2 1

4 5 6 7 0 1 2 3

ます。

4

キャリアにスロット名および番号のマークを付けます。

交換用のキャリアには、LINK0 、PCIX 1 、およびPCIE 1 などの粘着ラベル一式が含まれています。交 換用のラベルは、故障したキャリアのラベルに対応したものを使用します。キャリア前面の開口のすぐ 下にラベルを付けます( 図 4.2) 。

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故障したキャリアから交換用のキャリアへPCI カードを移し替えます。

1 交換用のキャリアから、カードロックのプラスネジを緩めて、ダミーカードを取り外します。

2 故障したキャリアを調べて、交換用のキャリアでどのカードロックを使用するかを特定します。

交換用のキャリアのカードロックを、故障したキャリアとほぼ同じ位置に移動します。

交換用のキャリアでは、1 つまたは複数のカードロックが不要になる場合があります。使用しない カードロックは、邪魔にならないように移動するか、またはキャリアから完全に取り外します。

3 故障したキャリアでPCI カードのロックを解除し、そのカードを交換用のキャリアに取り付けます。

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交換用のキャリアを、I/Oボートのキャリアスロットの上部と下部にあるカードガイドに注意して合わ せます。

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交換用のキャリアをスライドさせてスロットに完全に挿入します。

8

キャリアハンドルを閉位置まで押し込んで、PCI カードを装着します。

PCI カードをスロットに装着する際は、キャリアハンドルに過度の力を加えないでください。

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キャリアハンドルのロックネジを締めます。

4.4 リンクケーブルの交換

1

静電気除去用リストストラップを正しく装着します。

2

ホストサーバ内のリンクカードの、すべてのアクティビティを停止します。

slot# は、ホストサーバ内のリンクカードのスロット番号です。

キャリアハンドルを動かすときに強い抵抗を感じる場合は、PCI カードが正しく装着されていません。キャリア を引き出して、PCI カードが破損していないかどうか調べてください。カードがキャリアの所定の位置からずれ ている場合や、キャリアの水平軸と完全に一致していない場合は、「 付録D トラブルシューティング」を参照 してください。

# cfgadm -disconnect slot#

4.5 ホストサーバのリンクカードの交換

6

交換用のリンクケーブルをホストサーバのリンクカードに接続します。

7

PCIカードをSolarisドメインに追加します。

詳細については、ご使用のホストサーバの『サービスマニュアル』を参照してください。

4.5 ホストサーバのリンクカードの交換

1

静電気除去用リストストラップを正しく装着します。

2

ホストサーバ内のリンクカードの、すべてのアクティビティを停止します。

slot# は、ホストサーバ内のリンクカードのスロット番号です。

詳細については、ご使用のホストサーバの『サービスマニュアル』を参照してください。

3

ホストサーバのリンクカードから、リンクケーブルを抜きます。

4

ホストサーバのリンクカードを交換します。

リンクカードは、PCI Expressカードの形状になっています。PCI カードの交換手順については、ご使用 のホストサーバの『サービスマニュアル』を参照してください。

5

交換したリンクカードにリンクケーブルを接続します。

6

PCI カードをそれぞれ対応するSolarisドメインに追加します。

詳細については、ご使用のホストサーバの『サービスマニュアル』を参照してください。

4.6 I/O ボートのリンクカードの交換

1

静電気除去用リストストラップを正しく装着します。

2

ホストサーバ内のリンクカードの、すべてのアクティビティを停止します。

slot# は、ホストサーバ内のリンクカードのスロット番号です。

詳細については、ご使用のホストサーバの『サービスマニュアル』を参照してください。

3

I/O ボートの前面にある2 本の固定ネジを緩めて、I/O ボートを25 mm (1 in.)引き出します。

引き出すと、I/O ボートへの電力供給がオフになります。

4

I/O ボートの故障したリンクカードから、リンクケーブルを抜きます。

5

I/O ボートのスロット0 から、故障したリンクカードとキャリアを取り外します。

# cfgadm -disconnect slot#

# cfgadm -disconnect slot#

2 キャリアハンドルを完全に引き出します。

3 キャリアをボートスロットから引き出して、静電防止マット上に置きます。

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ロックラッチ( 4.3) を押しながら、キャリアハンドルを閉位置まで押し込みます。

これによって、ケーブルプレートが下がって空間ができ、キャリア上のPCIカードを交換しやすくなり ます。

図4.3 キャリアロックラッチ

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故障したリンクカードをキャリアから取り外します。

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交換用のリンクカードをキャリアに取り付けます。

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キャリアをI/O ボートのスロット0に挿入します。

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ハンドルの上部にあるキャリアロックネジで、キャリアハンドルを所定の位置に固定します。

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交換したリンクカードにリンクケーブルを接続します。

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I/O ボートをスロットに完全に挿入して、I/O ボートの前面にある2 本の固定ネジを締めます。

完全に挿入すると、I/O ボートへの電力が供給されます。

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PCIカードをそれぞれ対応するSolarisドメインに追加します。

詳細については、ご使用のホストサーバの『サービスマニュアル』を参照してください。

4.7 保守作業のためのケーブルプレートの準備

4.7 保守作業のためのケーブルプレートの準備

1

静電気除去用リストストラップを正しく装着します。

2

ケーブルプレート( 図 4.4、図 4.5) をサポートブラケットのサービスポジション(図 4.6)に取り付け ます。

図4.4 タイプAケーブルプレート

図4.5 タイプBケーブルプレート

レートを示します。

図4.6 ケーブルプレート(ノーマルポジションとサービスポジションの側面図)