5
電源ユニットのハンドルを、全開位置まで90度引っ張り、電源ユニットのロックを解除します(図 4.1)。図4.1 電源ユニット
6
電源ユニットの下に手を添えて電源ユニットが落ちないようにし、電源ユニットをPCI ボックスから引 き出します。電源ユニット上部に警告ラベルが見えてきたら、電源ユニットは電源スロットからほぼ完全に引き出さ れたことになります。
冷却空気の漏れを防ぐため、PCI ボックスの背後の開閉フラップは閉じておきます。
7
電源ユニットを、静電防止マット上に水平に置きます。8
新しい電源ユニットを、PCI ボックスに挿入します。開閉フラップが自動的に上に開きます。
電源ユニットは重いので注意が必要です( 3.4 kg/7.5 ポンド) 。
項 説明
1 ハンドル
2 ハンドルロックネジ 3 警告ラベル
電源ユニット後部を落とさないようにしてください。電源スロットの端などにぶつけると電源ユニット後部のコ ネクタが破損してしまいます。
1 2 3
4.3 キャリアの交換
11
電源ユニットの電源スイッチを投入します。初期化中に Fault/Locate( )LED が一瞬点灯しますが、すぐに消灯します。初期化中に AC
Power( )およびDC Power( )のLEDが点灯していることを確認してください。
他のLED表示については、「付録B PCI ボックスのLEDステータスインジケータ」を参照してください。
4.3 キャリアの交換
キャリアは、キーホールのいずれかにキーとなるネジを取り付けることによって、キーホールに定義さ れた番号のスロットだけで使用できるようになります。取り付けるキーはM2 ネジです( 図 4.2) 。
図4.2 キャリアスロットキーのキーホールの位置
1
静電気除去用リストストラップを正しく装着します。2
I/O ボートから、故障したキャリアを取り外します。1 キャリアロックネジを緩めます。
2 キャリアハンドルを完全に引き出します。
3 キャリアをキャリアスロットから引き出して、静電防止マット上に置きます。
項 説明
1 キャリア 2 キャリアラベル 3 キーホール0~7
4 キー
4
3
2 1
4 5 6 7 0 1 2 3
ます。
4
キャリアにスロット名および番号のマークを付けます。交換用のキャリアには、LINK0 、PCIX 1 、およびPCIE 1 などの粘着ラベル一式が含まれています。交 換用のラベルは、故障したキャリアのラベルに対応したものを使用します。キャリア前面の開口のすぐ 下にラベルを付けます( 図 4.2) 。
5
故障したキャリアから交換用のキャリアへPCI カードを移し替えます。1 交換用のキャリアから、カードロックのプラスネジを緩めて、ダミーカードを取り外します。
2 故障したキャリアを調べて、交換用のキャリアでどのカードロックを使用するかを特定します。
交換用のキャリアのカードロックを、故障したキャリアとほぼ同じ位置に移動します。
交換用のキャリアでは、1 つまたは複数のカードロックが不要になる場合があります。使用しない カードロックは、邪魔にならないように移動するか、またはキャリアから完全に取り外します。
3 故障したキャリアでPCI カードのロックを解除し、そのカードを交換用のキャリアに取り付けます。
6
交換用のキャリアを、I/Oボートのキャリアスロットの上部と下部にあるカードガイドに注意して合わ せます。7
交換用のキャリアをスライドさせてスロットに完全に挿入します。8
キャリアハンドルを閉位置まで押し込んで、PCI カードを装着します。PCI カードをスロットに装着する際は、キャリアハンドルに過度の力を加えないでください。
9
キャリアハンドルのロックネジを締めます。4.4 リンクケーブルの交換
1
静電気除去用リストストラップを正しく装着します。2
ホストサーバ内のリンクカードの、すべてのアクティビティを停止します。slot# は、ホストサーバ内のリンクカードのスロット番号です。
キャリアハンドルを動かすときに強い抵抗を感じる場合は、PCI カードが正しく装着されていません。キャリア を引き出して、PCI カードが破損していないかどうか調べてください。カードがキャリアの所定の位置からずれ ている場合や、キャリアの水平軸と完全に一致していない場合は、「 付録D トラブルシューティング」を参照 してください。
# cfgadm -disconnect slot#
4.5 ホストサーバのリンクカードの交換
6
交換用のリンクケーブルをホストサーバのリンクカードに接続します。7
PCIカードをSolarisドメインに追加します。詳細については、ご使用のホストサーバの『サービスマニュアル』を参照してください。
4.5 ホストサーバのリンクカードの交換
1
静電気除去用リストストラップを正しく装着します。2
ホストサーバ内のリンクカードの、すべてのアクティビティを停止します。slot# は、ホストサーバ内のリンクカードのスロット番号です。
詳細については、ご使用のホストサーバの『サービスマニュアル』を参照してください。
3
ホストサーバのリンクカードから、リンクケーブルを抜きます。4
ホストサーバのリンクカードを交換します。リンクカードは、PCI Expressカードの形状になっています。PCI カードの交換手順については、ご使用 のホストサーバの『サービスマニュアル』を参照してください。
5
交換したリンクカードにリンクケーブルを接続します。6
PCI カードをそれぞれ対応するSolarisドメインに追加します。詳細については、ご使用のホストサーバの『サービスマニュアル』を参照してください。
4.6 I/O ボートのリンクカードの交換
1
静電気除去用リストストラップを正しく装着します。2
ホストサーバ内のリンクカードの、すべてのアクティビティを停止します。slot# は、ホストサーバ内のリンクカードのスロット番号です。
詳細については、ご使用のホストサーバの『サービスマニュアル』を参照してください。
3
I/O ボートの前面にある2 本の固定ネジを緩めて、I/O ボートを25 mm (1 in.)引き出します。引き出すと、I/O ボートへの電力供給がオフになります。
4
I/O ボートの故障したリンクカードから、リンクケーブルを抜きます。5
I/O ボートのスロット0 から、故障したリンクカードとキャリアを取り外します。# cfgadm -disconnect slot#
# cfgadm -disconnect slot#
2 キャリアハンドルを完全に引き出します。
3 キャリアをボートスロットから引き出して、静電防止マット上に置きます。
6
ロックラッチ( 図 4.3) を押しながら、キャリアハンドルを閉位置まで押し込みます。これによって、ケーブルプレートが下がって空間ができ、キャリア上のPCIカードを交換しやすくなり ます。
図4.3 キャリアロックラッチ
7
故障したリンクカードをキャリアから取り外します。8
交換用のリンクカードをキャリアに取り付けます。9
キャリアをI/O ボートのスロット0に挿入します。10
ハンドルの上部にあるキャリアロックネジで、キャリアハンドルを所定の位置に固定します。11
交換したリンクカードにリンクケーブルを接続します。12
I/O ボートをスロットに完全に挿入して、I/O ボートの前面にある2 本の固定ネジを締めます。完全に挿入すると、I/O ボートへの電力が供給されます。
13
PCIカードをそれぞれ対応するSolarisドメインに追加します。詳細については、ご使用のホストサーバの『サービスマニュアル』を参照してください。
4.7 保守作業のためのケーブルプレートの準備
4.7 保守作業のためのケーブルプレートの準備
1
静電気除去用リストストラップを正しく装着します。2
ケーブルプレート( 図 4.4、図 4.5) をサポートブラケットのサービスポジション(図 4.6)に取り付け ます。図4.4 タイプAケーブルプレート
図4.5 タイプBケーブルプレート
レートを示します。
図4.6 ケーブルプレート(ノーマルポジションとサービスポジションの側面図)