このトピックでは、メールボックスまたはパブリックフォルダオブジェクトを代替パスへリスト アする方法について説明します。
Exchange フォルダ、メッセージ、またはドキュメントを代替パスにリダイレクトリストアす
る方法
1 サーバーに管理者としてログオンします。
2 [ファイル (File)]>[リストアするファイルおよびフォルダの選択 (Select Files and Folders to Restore)]>[通常バックアップからリストア (from Normal Backup)]をク リックします。
3 [ファイル (File)]>[NetBackup マシンおよびポリシー形式の指定 (Specify NetBackup Machines and Policy Type)]をクリックします。
4 [NetBackup マシンおよびポリシー形式の指定 (Specify NetBackup Machines and Policy Type)]ダイアログボックスで、サーバーとポリシー形式を選択します。
5 [NetBackup の履歴 (NetBackup History)]ペインで、リストアを行うフォルダが含ま れているイメージをクリックします。
次のいずれかを選択します。
■ 最後の完全バックアップ
■ 最後の完全バックアップおよびそれ以降のすべての差分増分バックアップ
■ 最後の完全バックアップおよび最後の累積増分バックアップ
個別リカバリテクノロジ (GRT) を使用した増分バックアップから個々の項目をリストア することはできません。
6 [内容 (Contents of)]ペインまたは右ペインで、リストアするフォルダ、メッセージま たは文書をクリックします。
[すべてのフォルダ (All Folders)]ペインで項目を選択した場合は、個々のオブジェ クトをリダイレクトできません。
7 [処理 (Actions)]>[リストア (Restore)]をクリックします。
第 9 章 Exchange Server、メールボックス、パブリックフォルダのリストアの実行 152 個々の Exchange メールボックスおよび共有フォルダの項目のリストアについて
8 [Microsoft Exchange]タブで、必要なリストアオプションを選択します。
p.145 の 「Exchange Server メールボックスオブジェクトまたは共有フォルダオブジェ クトのリストアのオプション」 を参照してください。
9 [全般 (General)]タブで、[個々のフォルダおよびファイルを異なる位置にリストア (Restore individual folders and files to different locations)]オプションをクリックし ます。
[個々のフォルダおよびファイルを異なる位置にリストア (Restore individual folders and files to different locations)]の下の各行は、個々のフォルダ、メッセージまたは 文書に関連付けられています。
10 行をダブルクリックして、リストアの宛先を変更します。
第 9 章 Exchange Server、メールボックス、パブリックフォルダのリストアの実行 153 個々の Exchange メールボックスおよび共有フォルダの項目のリストアについて
11 [宛先 (Destination)]ボックスで、オブジェクトをリストアするメールボックスまたはフォ ルダを指定します。
メールボックスフォルダまたはメッセージをリダイレクトする場合、宛先には既存の任 意のメールボックスまたはメールボックスフォルダを指定できます。パブリックフォル ダまたは文書をリダイレクトする場合、宛先には新規または既存のパブリックフォル ダを指定できます。明示的なパス (またはフルパス) を指定する必要があります。
たとえば、Mailbox 1 の Inbox の内容を同じメールボックスの Other フォルダにリ ストアするとします。[宛先 (Destination)]ボックスには次のいずれかを指定します。
Microsoft Exchange Database Availability Groups:¥DAG¥Microsoft Information Store¥
My-database¥Database¥mailbox2 [mailbox2]¥Other¥
Microsoft Information Store:¥My-database¥Database¥mailbox2 [mailbox2]¥Other¥
12 [OK]をクリックします。
13 [リストアの開始 (Start Restore)]をクリックします。
コマンドラインを使用した Exchange 個別バックアップイメージの参照また はリストア
NetBackup 管理コンソールに加え、コマンドラインを使って、個別バックアップイメージの
参照またはリストアを行うこともできます。
■ メールボックスまたはメールボックスフォルダのスナップショットリストアを実行する場合 は、Microsoft Information Store または DAG とデータベースに対するファイル名を 指定します。たとえば、
Microsoft Exchange Database Availability Groups:¥server1¥Microsoft Information Store¥
My-database¥Database¥John Q. Employee [JQEmployee]¥Top of Information Store¥Inbox¥
Microsoft Information Store:¥My-database¥Database¥John Q. Employee [JQEmployee]¥
Top of Information Store¥Inbox¥
■ 複製操作用のプロキシホストを指定するには、bpduplicate コマンドまたは bplist コマンドで「- granular_proxy」オプションを使用します。
p.26 の 「Exchange 個別のプロキシのホストの構成」 を参照してください。
プロキシホストを指定する bplist コマンド例を次に示します。
bplist -t 16 -k exchgranpolicy -R -s 06/09/2016 16:00:00
-granular_proxy ProxyServerA "¥Microsoft Information Store¥My-database¥
DeptA¥EmployeeA¥Top of Information Store¥Inbox¥*"
第 9 章 Exchange Server、メールボックス、パブリックフォルダのリストアの実行 154 個々の Exchange メールボックスおよび共有フォルダの項目のリストアについて
VMware バックアップを使用 した Exchange Server デー タの保護について
この章では以下の項目について説明しています。
■ VMware バックアップによる Exchange Server データの保護について
■ Exchange Server を保護する VMware ポリシーの構成に関する注意事項
■ Exchange Server を保護する VMware バックアップの構成について
■ レプリケーションディレクタを使用して Exchange サーバーを保護する VMware バッ クアップを構成し、スナップショットレプリケーションを管理する
■ VMware バックアップからの Exchange データのリストアについて
■ VMware バックアップでの Exchange データベースのパッシブコピーの保護の有効
化