項目
ZCLV: Zoned Constant Linear Velocity, CAV: Constant Angular Velocity, CLV:Constant Linear Velocity
図42 記録型DVDの構造の差 図表はリコーおよび日立ホームページから引用
【リコー】
【リコー】 【リコー】
【リコー】
DVD-RW DVD+RW
DVD-RAM
4. デバイスメーカーの差別化戦略
4.1 半導体メーカーと OPH メーカーとの協業
前項のとおり、記録型 DVD の複合型ドライブやマルチドライブの開発はいまや、一社だけでは、
乗り越えることができないところまで来ているようである。この困難の打開するにはもはや背先行 開発者主導の「共存のシナリオ」と「延命のシナリオ」を遂行することが大切だ。ここでは「共存の シナリオ」を中心に述べる。協業の関係は、記録型 DVD の複合化なり、その技術レベルの高さが 障害になり、従来のデバイス単体ごとに、ドライブメーカーとの協業関係を作る方法から大きく変 化が生じている。前項でも述べたとおり、非常に複雑な制御が必要なため、OPH だけをドライブメ ーカーに売り込みをしても、ドライブとしては使いこなせなくなってきた。つまりシステム LSI と一緒 に OPH を使いこなし、ドライブとして完成させることが必要になってきた。
従来、記録型 CD と再生専用 DVD−ROM を複合化した場合と、記録型 DVD の商品化したとき のドライブメーカーと OPH メーカーとシステム LSI メーカーの取引関係の変化を示す。
今までのドライブメーカーとデバイスメーカーの関係は、ドライブメーカーと LSI メーカーが開発当 初からのシステム制御の関係から、関係が深いが、OPH のメーカーは比較的自由に選択できた。
この関係はドライブメーカーからすると QCDS(Quality, Cost, Delivery, Service)
の面で選択肢が広いために都合が良かった。しかし記録型(書換え型)DVD の場合は、システム 設計を今までの LSI とドライブの関係だけではなく、OPH を含めてシステム設計をする必要があり、
関係が定まってしまっている。このままでは、「共存のシナリオ」ができず、規格は普及しないので ある。この現在の関係を企業間戦略の問題はあるがグループ化の枠組みを大きくし、相互協業体 制のグループ化にすべきであると考える。
ある意味で、ドライブメーカー対し LSI メーカーと OPH メーカーが共同でソリューション提案をす るような関係構築も考えられると思う。今までのドライブメーカー主導から、デバイスメーカー主導 の商品開発提案が成り立つ可能性もある。この業態の変化は、「垂直統合事業」から「水平分業」
への変化が事業形態として言われているが、今まではセットメーカーが主導で起きた「水平分業」
であったが、これからは、さらに進化した、「デバイスメーカー主導の商品開発」=「ソリューション」
の時代になる。セットメーカーは、デバイスメーカーが協業化した状態で、ドライブメーカーに事業 化を提案する。このことによりドライブメーカーの開発リソースとリードタイムは大幅に短縮される。
ドライブメーカーは、互換等の検証に時間を十分かけ「残りの5%」をノウハウとして残し商品に 仕上げることができるのである。
このような新しい関係を記録型(書換え)DVD の分野で実現し、速やかなる商品化をすることで DVD 普及につながると考える。
4.2 マルチ型デバイスの開発
デバイスメーカーとして、記録型 DVD の複合化とマルチ化を実現するためには、メーカー各社の 持っているコアコンピータンスを軸にした商品開発が必要である。DVD規格がCDに置き換わりデ ファクト・スタンダードを獲得すするためには、デバイスメーカーとドライブメーカーあるいはDVDレ
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コーダー等のセットメーカーとの協業化による「共存のシナリオ」を実行することが大切である。し かしセットメーカーから見て明らかなのは、書換え型DVDに 3 つの規格すべてに適合したデバイ スを作り上げなければならない。この開発がなければシナリオが崩れてしまうのである。たとえば OPHであれば、高出力の赤色レーザーダイオードの開発や、精度の高いレンズ非球面レンズや ホログラム素子、さらには高速追従型ヘッドのため高熱対策も重要である。これらの技術課題を 解決し、バラツキの少ない高精度なデバイスを開発する必要がある。また、普及には価格の問題 も避けては通れない。規格競争に勝利し普及の段階になれば価格は大きな課題となる。今後デ バイスメーカーの役割は今以上に重要になることがいえる。
3 3
図 4 3 デ バ イ ス メ ー カ の 関 係
今 ま で ・ ・ ・
ド ラ イ ブ メ ー カ ー ②
ピ ッ ク ア ッ プ メ ー カ A 社 L S Iメ ー カ Z 社
ピ ッ ク ア ッ プ メ ー カ B 社 L S Iメ ー カ Y 社 ド ラ イ ブ メ ー カ ー ③ ド ラ イ ブ メ ー カ ー ①
ピ ッ ク ア ッ プ メ ー カC社
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図 4 4 デ バ イ ス メ ー カ の 関 係
記 録 型 D V D
ピ ッ ク ア ッ プ メ ー カ A 社 L S Iメ ー カ Z 社
ピ ッ ク ア ッ プ メ ー カ B 社 L S Iメ ー カ Y 社 ド ラ イ ブ メ ー カ ー ③ ド ラ イ ブ メ ー カ ー ①
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