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1982年に教育省のもとで活動を開始しました。現在は教育省認 可の組織China Volunteer Committee for Intercultural Education(CVCIE)としてプログラムを実施しており、2015年 は29か国からAFS生を受入れました。

教育制度

義務教育は小学校と中学校の9年間。ほとんどの生徒が高校 に進学しています。人口が多いことと大学の数が限られている ことから、大学入試は非常に難しくなっています。

高校生活

学  年: 9月初旬〜7月上旬。

授  業:月〜 金 の 週5日 制。 通 常8時 〜16時30分。1時 限45分、1日7〜8時限。

教  科:中国語、数学、英 語、地 理、歴 史、生物、音楽、

美術、体育、化学、経済、政治、コンピューター など。

そ の 他:中高一貫校もあり、大きな学校では生徒数は2, 000 人にも及びます。制服の着用が必要です。AFS生 も例外なく学校の規則を守らなくてはなりません。

学業への積極的な取り組みが求められます。

学校で語学研修の機会があります。

配属の傾向

AFS生は都市部へ配属されます。ほとんどの場合、両親は共 働きで、子供は1人です。祖父母と同居している場合も少なく ありません。居住スペースに制限があるため、ホストシスター やブラザーと部屋を共有することが一般的です。AFS生は通 常高校1年に編入されます。受入校は学力レベルの高い学校 が多く、AFS生も積極的に勉学に取り組むことが求められま す。

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g予防接種h

HIV検 査などを含む健 康診断が必 要です。B型 肝 炎の 予防接種が求められます。

応募時点から出発直前まで、学業成績が一定してクラス あるいは学年の上位2分の1以内であることが求められ ます。

配属のため、ポリオ、ジフテリア、百日咳、破傷風、はし か、風疹、おたふく風邪、髄膜炎、B型肝炎の接種が義 務づけられます(63期参考情報)。

留学前も留学後も、「どうして中国な の?」と聞いてくる人が一番多い。今と なっては 明 確 な 理 由 は 思い 出せ ない が、頻繁に流れる中国についての暗い ニュースを見ながら漠然と「この国を自 分の目で見てみたい」と思ったことは 何度もあった。

中 国 は 活 気 に溢 れるパ ワフルな 国 だ。忙しく行き来するたくさんの自動車 とバイク、自転車。街中に軒を連ねる 賑やかな食堂に整然と立ち並ぶアパー ト。休日の朝、まれに聞こえてくる爆竹 の音。将棋やダンス、楽器の演奏に太 極拳まで、公園で思い思いに時間を過

ごす人々。そのどれもが日本では見る ことのできない光景でありながら、今 の私には懐かしさを覚えさせる。

中国人は家族を大切にする心と客人 をもてなす心を持っている。ホストファ ミリーもその親戚も、日本人の私を本 当の 家 族 のように可 愛 がってくれ た。

中国語の指導をして下さった先生や学 校の友達もいつも私を温かく迎え入れ てくれた。そんな彼らとの交流があっ ても、時には日本人として中国で生活 していく中で思い悩むこともあった。日 中関係が冷え込むたびに、ホストファ ミリーがいつも私に言ってくれた言葉が

ある。「日本と中国の関係が悪くなって も、私たちの関係は変わらないよ」

留学前には、中国は私にとってとて も遠い国だった。しかし留学を終えた 今、中国は私にとって第二の母国と言 えるほど近い国になった。国家間の関 係はどうであれ、より多くの人が国民 同士の交流を大切にしたならば、少し ずつでも必ずいつか中国と日本は本当 の意味で近い国になれるだろう。そし てAFSの留学を通して経験したことや 学んだものによって、これからもたくさ んの高校生がそんな未来の実現を手伝 うことができたら本当に素敵だと思う。

日本と中国をもっと近い国に

帰国生 の 声

派遣

強化国 夏組 8

月 

出発 主要言語 中国語

ヨーロッパ 

Europe

25 デンマーク王国 Kingdom of Denmark

Greenland

生活様式

デンマークは貧富の差が小さい国です。国民は高い税金を払っ ていますが、社 会福祉や医療・教育制度は充実しています。

気さくで寛容、教養のある国民です。ほとんどの家庭で両親 は仕事を持ち、子 供達は家事を手伝うことが期待されます。

子供は多くの自由が与えられていると同時に責任ある行動をと ること、すなわち家の決まりを守る、手伝いをする、外出の 際は行き先などを明らかにすることなどが期待されます。

AFSデンマーク

1957年から活動を始め、2015年は42か国からAFS生を受 入れました。

教育制度

義務教育は7〜16歳の9年間です。多くの学校が政府により 運営助成されている公立校ですが、私立の学校もあります。

高校生活

学  年: 8月初旬〜6月下旬。

授  業:月〜金の週5日制。通常8時〜15時。1時限50分、

1日6〜7時限。

教  科:デンマークの政治、国語、歴史、文学など。高校 の最後の1、2年で、教養学科、現代言語、又は技 能コースのいずれかを選択することができます。

課外活動:コンピューター、スポーツ、コーラス、演劇など。

そ の 他:制服はありません。

学校で語学研修の機会が設けられることがありま す。

配属の傾向

8割が地方や都市郊外への配属です。グリーンランドやフェ ロー諸島への配属の可能性もあります。グリーンランドではグ リーンランド語、フェロー諸島ではフェロー語もデンマーク語 と共に話されます。ひとり親の受入家庭も増えています。通常、

フォルクスコール(前期中等初等教育)の10年(日本の中学 3年相当)、又はギムナジウム(後期中等教育)の1年か2年(日 本の高校1、2年相当)に編入されます。

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取得のため、大使館から本人への出頭要請があります。

豚肉と牛肉をよく食べ、冬には野菜が非常に高価となる ため、菜食主義者や食事制限のある生徒の配属は困難で す。重度の花粉症の生徒の配属も難しい場合があります。

ドイツの北に位置するデンマークは、

冬がとても長い。日の出が遅く、日の 入りが早い。そしてほぼ毎日曇り空であ る。なんとなく気分が落ち込むが、そ の中でクリスマスをとても盛大に祝う。

家族がみんな集まり、特別な料理、デ ザートを食べる。その後、大きなクリ スマスツリーの周りを、皆で手をつな ぎ、歌いながら回る。そして、プレゼ ント交換が待っている。ちなみにデン マーク人は、サンタクロースはグリーン ランドから来ると信じている。デンマー ク人はイベントが大好きで、自分の誕生 日にはクラスメイトにケーキを作り、学

校 に持っていく。誕 生日に関 係 無く、

毎週金曜日にクラスの誰かがケーキを 焼 いて持ってくる決まり(?)もある。

これは大切な休日を祝うためのものだ。

金 曜 日 の 授 業 終 了 後 に は、「God weekend!(よい週末を!)」と言って 友達と別れる。日本ではなかなか言わ ないが、素敵な挨拶だと思った。

留学中は毎日が語学勉強で、少しず つデンマーク語の表現のレパートリー が増えていくのを実感できた。英語を 話せないホストブラザーと会話できた り、先生が話す早口のデンマーク語を 聞き取れた時 は、とても嬉しかった。

この国では英語教育が小学校から始ま り、高校生にもなるととても流暢に話 す。お年寄りでも理解できる人が多い。

しかし現地の人と、現地の言葉で会話 することが大切であり、そうすることで、

もっと身近に感じられた。

良い事ばかりではなく、ホストファミ リーとすれ違ったり、クラスになかなか 馴染めない時もあったが、日本の家族 を離れての生活は、私を成長させてく れた。とても長く濃い夢をみていたよ うに感じる。

現地の言葉で話す大切さ

帰国生 の 声

夏組 8

月 

出発 主要言語 デンマーク語

ヨーロッパ 

Europe

26 ノルウェー王国 Kingdom of Norway

生活様式

ノルウェー人は控えめな国民ですが、とても親切で、ウインター スポーツに関しては熱狂的になります。男女平等の考え方が広 く根付いています。家族や友達をとても大切にし、近所付き 合いは都市部でも盛んです。子供は独立心をもち自由を多く 与えられますが、大人からの信頼に応え責任ある行動を取る ことが期待されます。家事を手伝ったり自分の予定について 親に報告したりすることはごく一般的なことです。

AFSノルウェー

1947年から活動を始め、2015年は30か国からAFS生を受 入れました。

教育制度

学校制度や義務教育(7歳から16歳までの9年間)はほぼ日 本と同じです。教育水準は高く、学校による格差はほとんど ありません。

高校生活

学  年: 8月下旬〜6月中旬。

授  業:月〜金の週5日制。通常8時又は9時〜14時又は 15時。1時限45分、1日7時限。

教  科:英 語、ノルウェー語、歴 史、数 学、宗 教、地 理、

経済、演劇、音楽、体育など。

課外活動:ほとんどありません。学校が終わった後は、個々に スポーツやコーラスなど、地域活動に参加していま す。

そ の 他:ほとんどが公立校で制服はありません。学校へは 長距離を徒歩で通学するということもごく当たり前 です。

配属の傾向

国土全域に配属されますが、ほとんどが地方の小さな町です。

2割の生徒は北極圏内へ配属されます。冬にはほぼ全土が雪 に覆われます。AFS生は通常、高校1〜2年に編入されます。

スキー、コンピューター教育の学校に配属されることもありま す。ホストスクールの決定が現地到着後になる場合があります。

近年社会情勢の変化等により、AFS生の配属先の確保が大 変厳しく、配属の決定に時間を要しています。状況をご理解 の上、ご応募ください。

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g成績h

物 価が高く、また魚 類と肉類 がよく食卓にのぼるため、

菜食主義など食事制限のある生徒の配属は困難です。キ リスト教ルター派以外の宗派の教会に通う必要のある生 徒の配属も困難です。大半の家庭でペットを飼っている ため、ペットのいない家庭を希望する生徒の配属も困難 です。

学業成績が一定して良好であることが求められます。

今回の留学は私にとって初の海外で した。不安と楽しみが入り混じった気 持ちで最初のオリエンテーションを終 え、ホストファミリーと会いました。初 めての海外渡航で疲れきり、英語も十 分に喋ることができない私でしたが、

彼らは笑顔と温かいノルウェー料理で 迎えてくれました。

食事 の時 間も洗 濯の 仕 方も掃 除の 仕方も何もかも日本とは違う中で私が 一番身に沁みたのは、自分の意見を言 うことの大切さでした。分からなけれ ば聞く、思っていることがあれば言う。

当たり前のことですが、意外と難しい ことだと思い知らされました。けれど、

共に生活し言葉が上達していくにつれ、

自然と身についていきました。自然、

と言ってもホストファザーとホストマ ザーが毎晩ティータイムにたくさん話す 機会を与えてくれ、また学校や聖歌隊 の活動でもたくさん相談にのってくれた ことが大きな助けとなりました。本当 に良い環境に恵まれたと思います。気 候も考え方も教育方針も全く異なる国 で、自分が常識だと思っていたことの ほとんどは覆されて、日本の地に降り 立った時、日本が小さく感じるほどに は成長しました。自分では変わってい ないと思っていても、家族や周りから「随 分変わったね」と言われ、初めて気づ

く成長もありました。本当に充実した1 年となりました!

勿論日本の家が懐かしくなる時もあ りましたが、今はノルウェーの家が恋 しいです。刺激的な体験もたくさんあり ましたが、私が何よりも忘れられない のは、ホストファミリーや学 校の友 達 と過ごした、日本で過ごすのと何ら変 わりのない他愛のない日常です。今で もホストファミリーや友達とは7時間の 時差を超えて毎日のようにメールをし ています。こんな素敵な経験と第二の 故 郷、第二の家族を与えてくださった AFSに心から感謝です。ありがとうご ざいました!

第二の故郷、家族

帰国生 の 声

夏組 8

月 

出発 主要言語 ノルウェー語

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