1年 2年 合計 1年 2年 合計
子子計 男女合
n∠3
36 64 3 5 39 69
男子 18 20 38 女子 2 2 4 合計 20 22 42
Table7−2 ADHD男児のサブタイプ Table7−3 PDD男児のサブタイプ
サブタイプ 人数 サブタイプ 人数
多動一衝動性優勢型 混合型
不注意優勢型
わからない
︽∠
3
高機能自閉症 アスペルガー症候群 その他
15 てー
第3項 ADHD群と健常群の決定
1,2年生男児についてADHD−RSの尺度である「不注意」「多動一
衝動性」それぞれの得点の度数分布表を作成(Fig.2−1,Fig.3−1〉。その 分布の傾向をみてみると、いずれも0点に偏った分布と6点以降に緩や かな分布が見られた。そこで、2つの分布の境界点(6点)をカットオ フポイントに設定した。 ADHD男児も同様に得点の度数分布を作成す
の得点の対象者があった。そこで、「不注意」5点以下(63%タイル)「衝
動性一多動性」5点以下(53%タイル)の1,2年生男子73名を健常群
とし、いずれもが6点以上のADHD男児55名をADHD群とした。
30
25
20 15人数 10
5 0
曇3 ︿一 カットオフポイント33
、
U●O●●OO息■O◎●OO夏●999●99
、
UoO●O●●9●●●●●O 蓬
ぽ
012345i678910 12131415161718192021222324252627
=
得点
Fig,2−11,2年生男子ADHD−Rs「不注意』得点分布
30 25 20 人 15 数 10
5
0 .
:
012345=67
= :
一→ ↑ カットオフポイント 3 =
一 ミ }
ま
軌oooo・o﹂ ⁝i
.●●o●●● 圭︸ヒi
ケ●●●●●oポ 1﹄i
oooo●航 蓬i!蓬
33● i⁝
89101112131415161718192021222324252627
得点
45 40 35 30 人25 数20 15 10 5 0
45 40 35 30 人25 数20 15 10 5 0
Flg、2−2ADHD男児ADHD−RS「不注意』得点分布
:
3 0
3:U■■O●U3= 噛
: ……
ΩO●OOI33 4﹄●●O■O
… こ
0123456789101112131415161718192021222324252627
得点
Fig,3−11,2年生男子ADHD−RS「多動一衝動性」得点分布
=33 〈一カットオフボイント
O●●●○3=Oooo.﹃=3==OUgoo豆=:23
の ニ
012345=6789101112131415161718192021222324252627
得点
図健常群■ADHD群蕊PDD群
100 80
60%
40
20
0
15.一人遊びが多い。
16.特定の友達としか遊ばない。
17.使ってはいけないとわかっていても使ってし まう。
18.ルールを守らず、トラブルになる。
19.危険な場所へ行く。
20.友達と遊ぶより本を読んですごす。
21.休憩終わりのチャイムに気づかない。
15 16 17 18 19 20 21
項目番号
Fig.4−3質問項目へ「ある」と答えた割合
□健常群■ADHD群圏PDD群
<休憩時間>
100 80 60%
40 20 0 22
22.自分から取り掛からない。
23.おしゃべりをして掃除をしない。
24.ふざけて雑巾でたたく。
25.指示されないと掃除しない。
26.掃除場所が変わると混乱する。
27.用具がうまく使えない。
28.用具の片づけができない。
23 24 25 26 27 28
項目番号
Fig.4−4質問項目へ「ある」と答えた割合 <掃除時間>
[コ健常群咀ADHD群團PDD群
100 80
%60 40 20 0
29.連絡ノートの書くのに時間がかかる。
30.ノートに記入漏れが多い。
31.帰る準備がなかなかできない。
32.配布物など持って帰るのを忘れる。
33.早く帰りたいと訴える。
34.道草が多い。
35.周囲に注意せず、飛び出す。
29 30 31 32 33 34 35
□健常群■ADHD群園PDD群
100 80 60%
40 20 0
100 80
60
% 40 20 0
100 80 60
%
40 20 0
36.よくしゃべるが語彙が少ない。
37・言いよどむので話が伝わりにくい。
38.限られた量・パターンの文しか書けない。
39.丁寧に字を書かない。
40.問いかけに対して、ちぐはぐな返事が返って くる。
36 37 38 39 40
項目番号
Fig.4−6質問項目へ「ある」と答えた割合 <国語>
41.おはじきなどで遊んでしまう。
42.黒板の問題を写すのに時間がかかる。
43.見直しをしないので、単位などのケアレスミス が多い。
44.知っていることを言いたくて、前に出てきて言 う。
41 42 43 44
項目番号
Fig.4−7質問項目への「ある」と答えた割合 <算数>
45.OOみつけで何をしてよいかわからない。
46.雨が降っても朝顔に水をやる。
47.観察カードを書くことを嫌がる。
48.行動がマイペースで、一人で活動している。
49.校外での活動で目が離せない。
45 46 47 48 49
項目番号
Fig,4−8質問項目へ「ある」と答えた割合 <生活科>
100 80 60
%
40 20 0
50.教材を提示すると揚げ足取りを始める。
51.思いや体験をうまく話すことができない。
52.人の立場にたって考えにくく、道徳に興味を 示さない。
53.感想を話したり、書いたりできない。
50 51 52 53
項目番号
Fig.4−9質問項目へ「ある』と答えた割合く道徳>
園健常群■ADHD群團PDD群
100 54.人の話にロを挟み、最後まで聞くことができ 80 …p… 一… ない。
60 … … … … 55.話し合いで自分の言い分を譲らない。
菊…
1 合いに興味を示さない・
1轟且㎜環1二牒籍鑑繍驚する。
54 55 56 57 58
項目番号
Fig.4−10質問項目へ「ある』と答えた割合 く学級活動>
□健常群■ADHD群園PDD群
100 『一 59,集合などのルールを守らない。
80 … … 冒−一 … …『響… … … …… 7 60一列に並んでもすぐ動く。
60 … … …『曾… 一一……… r −… 61、勝敗にこだわり、ゲームを楽しむことができな
40 … …… … … 一… 『曹 一 い。
20・… 一一一一 一…一一一 一…一一・……一一一 一 62.赤白帽子がきちんとかぶれない。
63.自分の好きな活動ばかりやりたがり、他の活動
59 60 61 62 63
項目番号 はなまけ半分でする。
%
%
100 80 60
% 40 20 0 64
64.いっも同じ色を使いたがる。
65.何を描きたいかが決められない。
66.道具の使い方がぎこちない。
67.作業の取り掛かり、作品の完成に時間が かかる。
68.作品の出来具合にこだわらず、早く終わ らせてしまう。
65 66 6ア 68
項目番号
Fig.4−12質問項目へ「ある』と答えた割合 <図工>
100 80 60%
40 20 0
69.みんなと一緒に歌わない。
70.急にスイッチが入ったように歌いだす。
71.鍵盤ハーモニカの弾き方がたどたどしい。
72.関係ないときに音を出す。
69 70 フ1 72
項目番号
Fig.4−13質問項目へ「ある」と答えた割合 <音楽>
□健常群■ADHD群園PDD群
100 80 60
%
40 20 0
73.1冊の本をじっくり読めない。
74.質問が終わらないうちに答えてしまう。
75。授業中、空想にふける。
ア6.名前の書き忘れなどのミスが多い。
77.新しい単元に抵抗を示す。
78.課題をやり遂げるのに時間がかかる。
73 74 75 76 77 78
項目番号
Fig.4−14質問項目へ「ある」と答えた割合 <学習態度>
[コ健常群■ADHD群圃PDD群
100 80 60
%
40 20
0 79 80 81 82 83 84
項目番号
Fig.4−15質問項目へ「ある』と答えた割合
79.椅子や机をがたがた言わす。
80.苦手な活動はやりたがらない。
81.整理整頓が苦手、机が乱雑。
82.授業中、手遊びをする。
83.興味のあることは一番にやりたがる。
84.授業中、他の子の邪魔をする。
<学習態度>
□健常群■ADHD群團PDD群
100 80 60
%
40 20
0 85 86 87 88 89 90
項目番号
85.自由な時間何をすればよいのかわからない。
86.活動に必要なものを失くしてしまう。
87.何度も書き直しをする。
88.当てるまでしつこく手を挙げる。
89.机の上の物をよく落とす。
90.わからないとやる気をなくす。
Fig.4−16質問項目へrある」と答えた割合く学習態度>
□健常群■ADHD群圏PDD群
100 80 60
%
40 20
0 91 92 93 94 95 96
項目番号
91.後の楽しみのためにがんばれない。
92、いくつも指示を与えると忘れる。
93.活動の終わり間際にあわててやる。
94.別なものに注意が行くとそれまでのことを放り 出す。
95.話を全部聞かないで、的外れな言動、失敗を する。
96.自習時間、先生がいないとと取り組まない。
□健常群■ADHD群園PDD群
100 80 60
%
40 20 0
一 聖 ヒ き
{
− 9
1
ヒ
1
97 98 99 100 101 102
項目番号
97.全校朝会などで騒ぐ。
98.クラスの友達の名前を覚えられない。
99.人の嫌がることをわざと言う。
100.うそとわかる話を平気でする。
101.友達より教師・大人と関りたがる。
102.思いが通らないとかっとなる。
Fig.4−18質問項目へ「ある」と答えた割合く対人関係・生活習慣>
□健常群■ADHD群團PDD群
100 80 60
%
40 20
0 103 104 105 106 107 108
項目番号
Fig.4−19質問項目へrある」と答えた割合く対人関係・生活習慣>
103.友達にあおられ悪いことをしてしまう。
104.順番を待つことができない。
105.物を大切にしない。
106.決まった場所に片づけができない。
107.班活動で自分勝手に行動する。
108.自分の思いを伝えられず、けんかになる。
□健常群■ADHD群團PDD群
100 80 60
%
40 20 0
109.周りが他の活動に移っても気づかない。
110.なぜ叱られているかわからない。
111.机から前に配ったプリントが出てくる。
112.靴・靴下を脱ぎたがる。
113.拾ってきた石や木をロッカーに入れている。
114.「残って』と声をかけても帰ってしまう。
109 110 111 112 113 !14
項目番号
Fig.4−20質問項目へ「ある」と答えた割合く対人関係・生活習慣>
□健常群■ADHD群團PDD群
100 一
80
60
%
40
20
0
115.注意されても自分が悪いと認めない。
→116・すぐに感舳になる・
117.うれしさのあまり興奮しすぎる。
115 116 117 118 119 120
項目番号
118.興奮するととまらなくなる。
馨19.考えが次々に変わる。
120.更衣に時間がかかる。
Fig.4−21質問項目へrある』と答えた割合く対人関係・生活習慣>
次に、各グループで「ある」の割合の高い順に並べたものを、Table8・1 に、低い順に並べたものをTable8・2に示した。
Table8−1「ある」の割合が高い項目
熔
%蕃 一一一一
PDD群
lililll墨:i鰹鑛雛謎轍璽II:11』II:二』IIIliillil111二liIIIIlirlillirli
Table8−2「ある』の割合が低い項目
目
熔
li﹃叢iI %132i
項目82「授業中、鉛筆などの文房具で遊んだり、手遊びをする」のよ うに健常群もADHD群も「ある」と答えた割合が高い項目や、項目5
「宿題をしてこない」のように健常群もPDD群も低い項目があった。
第5項 項目分析II
健常群とADED群、健常群とPDD群、ADHD群とPDD群間で「あ
る」と「ない」の割合に差があるかどうか、Fisherの直接確率値を求め 検定した。その結果、全ての項目が0.1%水準で有意であった。これに
より、本調査の質問項目120全ての項目で健常群、ADHD群、PDD群
の回答の差が認められ、健常児とADHD児、PDD児の判別性が高いといえる。
次に、各項目について健常群とADHD群、健常群とPDD群、ADHD
群とPDD群をクロス集計し、ファイ係数を求めた。Fig.5にファイ係数 を度数分布で示した。健常群とADHD群、健常群とPDD群は高い値に 正規性の分布の山があり、全体的に判別性が高い項目が多いことが言え
る。しかし、ADHD群とPDD群はほとんどの項目が0.4以下であり、
ADHD群とPDD群を判別できる項目は少ないことがわかった。健常群
とADHD群、健常群とPDD群、ADHD群とPDD群問のファイ係数の
うち、少なくとも1つが0.4以上あった項目102項目について以降の分 析を行った。
■健常群とADHD群團健常群とPDD群□ADHD群とPDD群
25 20 項15
目
数10 :
.譜!ひ. ,詑!♂.譜!も魅.も乳♂.譜〜♂.譜!♂, ♂.諺 ファイ係数
聖 塞
i
,セ 聖 聖ヒ
一 − 一 ,
璽
齢
曽 F 、
璽 璽 旨
Fig.5ファイ係数の度数分布
健常群とADHD群、健常群とPDD群、ADHD群とPDD群間のファ
イ係数の高かった5項目をTable9・1に、低かった5項目をTable9−2 に示した。項目107「班活動で自分勝手な行動をとり仲間に迷惑をかけ る」、項目72「関係ないときに鍵盤ハーモニカを鳴らしたり、声を出したりする」が健常群とADHD群間、健常群とPDD群間とも共通して
高かった。ADHD群と:PDD群間では、ファイ係数の高い項目がほとんどなかった。
Table9−1ファイ係数が高かった項目