ソングの偶数拍のノートの発音タイミングを変えたり、強弱を変え たりしてサウンドにノリ(グルーブ感)を付ける機能です。
このグルーブ感を作り出すために、 S U 7 0 0 には3 つの方法
(TIMING、VELOCITY、GATETIME)が用意されています。
グルーブグループでは、NOTE部に RESOLUTION= と表示さ れ、データエントリーダイアルでグルーブのグリッド(レゾリュー ション)を設定します。ここで設定したグリッドの音符で数えて偶数 拍(裏拍)にあたるサンプルデータを後ろに移動します。
RESOLUTION= の設定はTIMING、VELOCITY、GATETIMEと もに共通ですが、TIMINGの設定画面においてのみ変更できます。
グルーブにおける偶数拍の検出について
COMPOSED LOOPおよびFREEトラックでは、設定したグリッ ドの音符でシーケンスデータ上をスキャンし、偶数拍にあるノート オンを処理の対象とします。
ノートオンの位置が偶数拍のジャストの位置からずれていても、グ リッドの音符の±50%の範囲のノートオンを処理の対象とし、現 在のノートオンの位置を基準としてグルーブの処理が施されます。
* MASTERおよびAUDIO INトラックには、効果はありません。
GROOVE
グルーブのグリッドの設定範囲( RESOLUTION= )
オフ 消灯
32分音符
16分音符(初期設定)
8分音符 4分音符
・RESOLUTION= (4分音符)に設定した場合
偶数拍
この3つのノートオンが グルーブ処理の対象になる
偶数拍 偶数拍 偶数拍
ここにはノートオン がないのでグルーブ 処理はされない グリッド音符の±50%の範囲なら 処理の対象となる
・RESOLUTION= (8分音符) に設定した場合
偶数拍
この5つのノートオンがグルーブ処理の対象になる それ以外の偶数拍の位置にはノートオンがないので処 理はされない
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LOOPトラックでは、まず設定したグリッド音符単位でフレーズサ ンプルを分割します。これにより、フレーズサンプルはグリッド音 符のタイミングでノートオン−オフするサンプルの集合となりま す。
小節数とBPMはサンプリングした際に自動的に割り出されているの で、グリッドの音符を指定するだけでアナログの音楽信号を音符単 位に切り分けることができるのです。
この分割されたフレーズサンプルで、偶数拍にあたるフレーズ断片 を対象としてグルーブの処理が施されます。
* L O O Pトラックに関しては、3 つのグルーブ 設定(T I M I N G 、 VELOCITY、GATETIME)のいずれの場合も、このグリッド単位に 分割されたフレーズを対象としてグルーブのための処理が施され ます。
● TIMING(グルーブタイミング)
【設定範囲】 -100〜+100
【初期設定値】 +000
シーケンスデータ上の、偶数拍のノートオン(発音)位置を遅らせ ることでグルーブ感を作り出す機能です。
LOOPトラックと、COMPOSED LOOPおよびFREEトラック とで内部処理が異なります。
《LOOP トラック》
グリッド音符単位に分割したフレーズサンプルの、偶数拍にあた るフレーズ断片のノートオン(発音)位置をずらすことでグルーブ 感を作り出します。
グルーブの程度は、 GRV TIMING=(グルーブ率)で設定しま す。設定ノブを右(時計)方向に回すと設定値は+(プラス)方向に 増加し、偶数拍のノートオン位置が後ろにずれます。これによっ て音が切れて、はねるような感じになります。偶数拍がすでに後 ろにずれている波形の時は、−(マイナス)の値を設定することで ジャストの位置に調整することができます。
《COMPOSED LOOP、FREE トラック》
シーケンスデータ上の、偶数拍のサンプルのノートオン(発音)位 置をずらすことでグルーブ感を作り出します。
GRV TIMING=(グルーブ率)の内容はLOOPトラックと同様で す。ただし、グルーブ率に−(マイナス)の設定はできません。
GROOVE
START POINT
END POINT 0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 例) START-END POINT間=4秒、2小節、BPM
q
=120のフレーズサンプルにRESOLUTION= (4分音符)を設定し た場合
↓
フレーズサンプルは8分割され、4分音符単位でノートオン されるサンプルの連続となる。
このうち偶数拍にあるサンプル断片がグルーブ処理の対象 となる。
これらの4つのサンプル断片が グルーブ処理の対象になる
偶数拍
(秒)
フレーズサンプル
START POINT
END POINT
サンプル断片が後ろへずれ、
この部分の音が切れる
サンプル断片が後ろへずれる
(NOTE ASSIGN=MULTIのと きは重なる)
偶数拍
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● VELOCITY(グルーブベロシティ)
【設定範囲】 -100〜+100
【初期設定値】 +000
設定したグリッド音符の偶数拍にあたるサンプル(フレーズ断片)
のベロシティを変更することでグルーブ感を作り出します。
設定ノブを右(時計)方向に回すと設定値は+(プラス)方向に増加 し、偶数拍のベロシティに設定値が加算されます。−(マイナス)
に設定すると、偶数拍のベロシティから設定値が減算されます
(トータルベロシティの下限は0)。+000では元のベロシティの ままとなります。
LFO (エルエフオー) グループ
LFOを使うと、音量や音程、フィルターなどを周期的に変化させる ことができます。
* MASTERおよびAUDIO INトラックには、効果はありません。
LFO波形は、トラックごとに以下の4タイプから選ぶことができま す。(→TRACK SET/SETUP/LFO WAVE : P. 111)
・SAW DOWN(右下がりの鋸状波) : 初期設定
・SAW UP(右上がりの鋸状波)
・TRIANGLE(三角波)
・SQUARE(矩形波)
● SPEED(LFOスピード)
【設定範囲】 000〜127
【初期設定値】 025
LFOの変化の速さ(周波数)を設定します。
設定ノブを右(時計)方向に回すほど変化のスピードが速くなりま す。000に設定するとLFOは効果しなくなります。
偶数拍のサンプルのゲートタイムが長くなる 偶数拍
・GATETIMEを+の値に設定した場合
・元のデータ
● GATETIME(グルーブゲートタイム)
【設定範囲】 -100〜+100
【初期設定値】 +000
設定したグリッド音符の偶数拍にあたるサンプル(フレーズ断片)
のゲートタイムを変更することでグルーブ感を作り出します。
設定ノブを右(時計)方向に回すと設定値は+(プラス)方向に増加 し、偶数拍のゲートタイムが長くなります。−(マイナス)の設定 は、偶数拍のゲートタイムを短くします。+000では元のゲート タイムのままとなります。
● AMP(LFOアンプデプス)
【設定範囲】 000〜127
【初期設定値】 000
LFOで音量を周期的に変化させる設定です。
設定ノブを右(時計)方向に回すほど音量の変化幅が大きくなりま す。000に設定するとLFOによる音量変化はなくなります。
● FILTER(LFOフィルターデプス)
【設定範囲】 000〜127
【初期設定値】 000
LFOでフィルターのカットオフ周波数を周期的に変化させる設定 です。
設定ノブを右(時計)方向に回すほど周波数の変化幅が大きくなりま す。000に設定するとLFOによるフィルター効果はありません。
● PITCH(LFOピッチデプス)
【設定範囲】 000〜127
【初期設定値】 000
LFOで音程(ピッチ)を周期的に変化させる設定です。
SOUND/PITCH(→P. 95)で設定されたピッチの設定を中心と して高低に変化させます。
設定ノブを右(時計)方向に回すほどピッチの変化幅が大きくなり ます。000に設定するとLFOによるピッチ変化はなくなります。
LFO
偶数拍のベロシティ値が大きくなる 偶数拍
・VELOCITYを+の値に設定した場合
・元のデータ
・LFO SPEED=小さい値の場合
・LFO SPEED=大きい値の場合 変化
時間
変化
時間
100
EQ (イコライザー) グループ
SU700には、トラックごとに独立した2バンドイコライザーが装 備されています。
ここでは、そのゲイン(GAIN)とカットオフ周波数(FREQ)を設定 します。
● HI GAIN(EQハイゲイン)
【設定範囲】 -64〜+63
【初期設定値】 +00
高域調整用イコライザーのゲインを設定します。
設定ノブを右(時計)方向に回すと、隣の[HI FREQ]ボタンで設定 した中心周波数付近から上の帯域(全体)の音量レベルが上がり、
高域が強調されます。左方向に回すと中心周波数付近から上の帯 域(全体)の音量レベルが下がり、高域が目立たなくなります。
● HI FREQ(EQハイフリケンシー)
【設定範囲】 500〜16k (Hz)
【初期設定値】 10k (Hz)
高域調整用イコライザーの中心周波数を設定します。
設定ノブを右(時計)方向に回すと、隣の[HI GAIN]ボタンでコン トロールされる周波数の中心がより高域に移動します。左方向に 回すと周波数の中心は低域方向に移動します。
● LO GAIN(EQローゲイン)
【設定範囲】 -64〜+63
【初期設定値】 +00
低域調整用イコライザーのゲインを設定します。
設定ノブを右(時計)方向に回すと、隣の[LO FREQ]ボタンで設 定した中心周波数付近から下の帯域(全体)の音量レベルが上が り、低域が強調されます。左方向に回すと中心周波数付近から下 の帯域(全体)の音量レベルが下がり、低域が目立たなくなりま す。
● LO FREQ(EQローフリケンシー)
【設定範囲】 32〜2.0k (Hz)
【初期設定値】 80 (Hz)
低域調整用イコライザーの中心周波数を設定します。
設定ノブを右(時計)方向に回すと、隣の[LO GAIN]ボタンでコ ントロールされる周波数の中心が高域方向に移動します。左方向 に回すと周波数の中心はより低域側に移動します。
EQ
レベ ル
サンプル
周波数 中心周波数
・EQ HIの場合
GAINを+の値に設定した場合
レベ ル
サンプル
周波数 中心周波数
GAINを−の値に設定した場合
レベ ル
サンプル
中心周波数 周波数
・EQ LOの場合
GAINを+の値に設定した場合
レベ ル
サンプル
中心周波数 周波数 GAINを−の値に設定した場合