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お  わ  り  eこ

 「市町村教育委員会の活性化は自治体ごとに教育委員会が主体的に問 題解決にあたることを求めた」清水俊彦の指摘にしたがい研究をすすめ た。この研究では教育委員会活性化の一要因である会議活動を取り上げ 会議活動の法的根拠に基づき活性化した会議のモデルを明確に示しモデ ルに沿って行動が具体的に展開する展望を提示し活性化における会議の 位置づけをした。また、調査に基づき活性化に関する教育委員会の課題 を解明した。それらの課題解決の具体的実践の一つめには、教育委員が 会議において自由に意見を述べる機会を確保するための確実な条件と着 実な手立て提示した。二つめには、自主的に活性化の実践をすすめるた めの条件は委員自身が職務意識を自覚し職務責任を果たすことを求め市 町村教育委員会が自主的に研修会を企画実践することであることを明ら

かにした。

 教育委員会制度の趣旨はレイマンコントロールである。教育委員会法 では委員の公選制、予算の権限、会議の公開などが謳われ民衆統制すな わちレイマンコントロールが前面に出され、教育行政の地方分権化、一 般行政からの独立すなわち教育の自主性、民衆統制すなわち教育行政の 民主化が理念となりダイナミックであった。地教行法の成立は、教育行 政と一般行政との調和、政治的中立、教育行政の安定の三原則が理念と なり制度改正され、委員の公選制、予算の二本建て制度、措置要求権、

指導主事の資格制などが廃止され大きく否、根本的に変革されたと考え

る。

 太平洋戦争後(1946年)来日し日本の教育行政の根本的改革を求 めた米国教育使節団報告書の序論にある教育者の職務について「。・・

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われわれはあくまで、われわれが苦心して考え出して実行してきたこと だけを、日本にすすめたいと思う。・の・」にあるようにアメリカの考 え方を日本の教育委員会制度に盛り込んだ。レイマンコントロールはア メリカの建国の精神、宗教上の生き方から醸成されたもので、必ずしも 日本の教育行政に早急に定着することのできる趣旨だろうか。アメリカ に建国の精神と宗教があり、H本には日本の立国の精神と宗教がある。

長い日本の政治や文化の歩みを経てわが国の教育行政はすすめられてき た。臨時教育審議会が教育委員会の活性化を指摘し、また、学者がその 答申を踏まえ実証的に教育委員会の問題点を指摘して久 しいが、教育現 場は満足な変革と活性化の状態で応えていない。制度の趣旨が生かされ 教育委員会が本来の機能を発揮するには多くの障害があるのではないだ ろうか。教育委員会の活性化には制度改革が明確な対応にみえるが、制 度を運用するのは人であり、人の意識と実践が伴わなければ改革は成功 しない。教育委員会関係者が現状改善への意欲や意識が高いとは必ずし も言えない。今、学校現場においても教師が広い視野に立って教育実践 しているとは判断し難い。

 教育行政の当事者が、地域の自主性を生かし当事者能力を発揮して教 育委員会の活性化に改革可能な取り組みから実践していかなければ、日 々伝えられる若い生徒の命の喪失を止めることはできないのではないか。

市町村教育委員会にとって自主的にできる活性化の取り組みの一要因と して『会議の在り方』が改善されることを期待して止まない。

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学位論文を提出するに当たり感謝の辞を述べたい。

 本大学を文字通り浅学非才の身でありながら、なおかっ、定年退職後 の高齢であるにも拘らず受験致しましたところ入学を許可くださいまし た大学に心よりお礼申し上げます。2年間を振り返り、このシスティム は学習する者にとっては誠に有り難いものと深く感謝申し上げます。

 とりわけ「課題研究」で、ご指導くださいました清水俊彦教授に感謝 の気持ちを心より深く表したいと思います。

 私にとって、先生から学び取ることのできましたのは、学術研究論文 の書き方ではなかったかと思います。教育現場で言う学び方を学ぶ自己 教育力を教えていただきました。先生が学者としてだけでなく公教育の 管理者として実践されたご経験を踏まえてご指導くださいましたことは、

私にとって無上の光栄であり喜びでした。「離見の見」を実践される先 生のお姿は生涯私に強く刻みつけられ座右の銘となりました。理解が悪 いため先生に大変ご迷惑をおかけしましたことを誠に恥ずかしく思って

います。

 改めてお詫びとお礼を申し上げます。

 教育委員会関係者が学ばなばならない貴重な教育委員会に関する実証 的研究をされた加治佐哲也助教授の聲咳に接することができ感激のほか ありません。今後も深く学び続けようと思っています。

今は、ただ天に向って大声で『ありがとうございました』と叫びたい。

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        資料目次

調査対象教育委員会一覧 調査回答依頼文

調査用紙

兵庫県飾磨郡夢前町教育委員会規則

・夢前町教育委員会通則

・夢前町教育委員会会議規則

・夢前町教育委員会傍聴人規則

・夢前町教育委員会公告式規則

・夢前町教育委員会の権限に属する事務の一部を教育長に委任す  る規則

・夢前町教育委員会に対する事務委任規則

・夢前町教育委員会委員長および代理者選任に関する規則

参考文献・資料

。清水俊彦「教育委員会の活性化 一市町村教育委員会を中心にして一 」       『日本教育行政学会年ru 14』・(1988)

・木田 宏「教育行政法』       良書普及会

・木田 宏『逐条解説 地教行法』      第一法規

・相良惟一『国家と教育』      教育開発研究所

・久下栄志郎・堀内 孜『現代教育行政学』       第一法規

。高木英明『地方教育行政の民主性・効率性に関する研究』    多賀出版

・永井憲一一・一・『教育法学』       エイデル研究所

・金子 仁『入門教育法』 、       エイデル研究所

。臨教審と教育改革第3集「第2次答申」と教育活性化への課題       ぎょうせい編

。中谷 彪「アメリカ教育行政学研究序説』      泰流社

・「地教行法」一その解説と運用一       兵庫県市町村教育委員会編

・下村哲夫『教育法規便覧』      学陽書房

・日本教職員組合編『教職員の権利全書』       労働旬報社

・浦野東洋一「教育行政の三原則」 『教育行政読本52』  教育開発研究駈

・金子肥州  「教育委員会法から地教行法への改正」同上

・高倉 翔「文部省の組織」同上

・榊田久雄「教育委員会の活性化と教育委員および教育長の選任の現状」同上

・加治佐哲也「教育委員会の職務権限」同上

・堀 和郎 市町村教育委員会に関する調査研究「教育行政の住民統制」

     理念と現実 『日本教育行政学会年報14』

・加治佐哲也「都道府県教育委員会制度の現状」 平成3年3月

・加治佐哲也・堀和郎.「都道府県教育委員会に関する実証的研究」

      『教育学研究』 第61巻 第1号

・天城勲・奥田真丈・吉本二郎『現代教育用語辞典』       第一法規

・『教育学大事典』       第一法規編

。吉本二郎・熱海則夫 『現代学校教育全集』 学校と教育行政 ぎょうせい

・季刊  『教育法』 96      エイデル研究所

・俵萌子『俵萌子の教育委員日記』      毎日新聞社

・俵 萌子『続・俵萌子の教育委員日記』      毎日新聞社

・文部省『教育委員会活性化事例集』 第1集、第2集、第3集

・兵庫県 『教育実務必携』 国法編、県編

・全国市町村教育委員会連合会『教育委員必携』

・兵庫県市町村教育委員会連合会『教育委員手帳』

・アルバータ『教育委員会規則』

・兵庫県教育委員会  『教育の動き』 平成7年版

・EDUCATION IN JAPAN 1994 文部省

.Foulkes, David, Administrative Law

.Faber, Doris,,and Faber, Harold., The Birth of a Nation.

1986

. Altbach G,,Phillip,,and Kelly P,,Gai1,

EDUCATION, The University of Chicago Press, 1986

1983 1988

Scribner,

NEW APPROACHES TO COMPARAT1VE

第7類 教育  (夢前町教育委員会通則)

第7類 教

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