(6)臨床研修病院入院診療加算
・診療録には、指導の内容がわかるように指導医自ら記載、署名を行う
・保険診療に関する講習は、当該保険医療機関が自ら行う 留意事項
研修医が保険医療機関の研修プログラムに位置づけられた臨床研修病院 及び臨床研修協力施設で、実際に臨床研修を実施している場合
臨床研修病院 入院診療加算
【基幹型】
①診療録管理体制加算の算定
②7年以上の臨床経験を有する指導医を研修医2.5人に1人以上配置
③医療法に定める医師配置基準の標準を満たす
④研修医数は、病床数を10で除した数又は年間の入院患者数を100で除した数を 超えない
⑤臨床研修病院であって、研修管理委員会を設置
⑥職員を対象とした保険診療に関する講習を年2回以上実施 施設基準
算定方法 基幹型 +40点
協力型 +20点
臨床研修を実施している期間の入院初日
【協力型】
上記要件のうち、①~④を満たし、研修医が基幹型臨床研修病院又は基幹型相当 大学病院で実施される保険診療講習受けていること
臨床研修病院入院診療加算は、保険医療機関の研修プログラムに位置づけられた臨床研修 病院及び臨床研修協力施設で、臨床研修医が実際に臨床研修を実施している期間の入院初 日に限り所定点数に加算することができます。ただし、指導医自らが指導の内容を診療録 に記載し、署名を行う必要があります。
平成 22 年度改定では、臨床研修病院を基幹型と協力型の 2 区分に整理されています。
精神科病院は、協力型として臨床研修に参加している例が多く、平成 18 年度改定で、臨 床研修病院入院診療加算を算定することができるようになりましたが、上記の施設基準を 満たすことが必要です。
(7)診療録管理体制加算
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診療録管理 体制加算
適切な診療記録の管理を行っている体制(診療記録管理者の配置その他の診療録 管理体制を整え、現に患者に対して診療情報を提供している保険医療機関)を評価
(平成26年度改定で診療録管理体制加算1を新設)
算定方法
診療録管理体制その他の事項につき別に厚生労働大臣が定め る施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出 た保険医療機関の入院患者に対して、当該基準に係る区分に従 い、入院初日に限り所定点数に加算
1 +100点/入院初日 2
+30点/入院初日施設基準
①診療記録(過去5年間の診療録並びに過去3年間の手術記録、看護記録)の全てを保管・管理
②中央病歴管理室の設置
③診療録管理部門又は診療記録管理委員会の設置
④診療記録の保管・管理のための規定が明文化
⑤患者に対して診療情報の提供が現に行われていること
診療録管理体制加算 1
診療録管理体制加算2
⑥ 年間退院患者数2,000名ごとに1名以上の専任の常 勤診療記録管理者を配置し、うち1名以上が専従
⑦ 各退院患者の「氏名」、「生年月日」、「疾病名」及び
「入院中の手術」等に関する電子的な一覧表を有し、診 療録の検索・抽出が速やかにできる体制を確保
⑧入院患者の疾病統計はICD(国際疾病分類)上の規 定に基づき、4桁又は5桁の細分類項目で疾病分類を 行うこと
⑨退院時要約が全診療科の全患者について作成し、
前月に退院した患者のうち、退院日の翌日から起算し て14 日以内に退院時要約が作成され、中央病歴管理 室に提出された者の割合が毎月9割以上
⑥1名以上の専任の診療記録管理者を配置
⑦保管・管理された診療記録が疾病別に検索・抽出で きること
⑧入院患者の疾病統計はICD大分類程度以上の疾病 の分類を行うこと
⑨退院時要約が全診療科の全患者について作成
留意事項
患者に対する診療情報の提供は日本医師会が作成した「診療情報の提供に関する指針」を参考に すること平成 26 年度改定では、コードに基づく診療録の管理や専従の職員の配置等で、充実した 診療録管理体制を有している場合の評価(診療録管理体制加算1)が新設され、入院初日 に 100 点を所定点数に加算することができます。
診療録管理体制加算 1 の施設基準の主な内容としては、①年間の退院患者数 2,000 名ご とに1名以上の専任の常勤診療記録管理者が配置されており、うち1名以上が専従である こと、② 各退院患者の「氏名」、「生年月日」、「疾病名」及び「入院中の手術」等に関する 電子的な一覧表を有し、診療録の検索・抽出が速やかにできる体制を確保していること、
③ 前月に退院した全診療科の全退院患者のうち、退院日の翌日から起算して 14 日以内に 退院時要約が作成され、中央病歴管理室に提出された者の割合が9割以上であること等と なっています。
従前の診療録管理体制加算は、診療録管理体制加算 2 となり、従前通り1名以上の専任 の診療記録管理者の配置及び診療録管理体制を整備し、患者に対して実際に診療情報を提 供している場合は、入院初日に 30 点を所定点数に加算することができます。
また、施設基準として患者に対して診療情報の提供が現に行われていることが要件となっ
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ていますが、提供する場合は日本医師会が作成した「診療情報の提供に関する指針」を参考 に行うことになります。
(8)地域医療支援病院入院診療加算
地域医療支援病 院入院診療加算
地域医療支援病院における紹介患者に対する医療提供、病床や高額医療機器等 の共同利用、24 時間救急医療の提供等を評価
対象者 精神病棟入院基本料、一般病棟入院基本料、療養病棟入院基本料、結核病棟 入院基本料(特別入院基本料を除く)の算定病棟の入院患者
算定方法 地域医療支援病院の入院患者の入院初日に算定 +1,000点
地域医療支援病院入院診療加算は、地域医療支援病院における紹介患者に対する医療提 供、病床や高額医療機器等の共同利用、24時間救急医療の提供等の評価で、地域医療支援 病院の精神病棟入院基本料、一般病棟入院基本料、療養病棟入院基本料及び結核病棟入院 基本料(特別入院基本料を除く)の算定病棟の入院患者の入院初日に1,000点を算定するこ とができます。入院期間が通算される再入院の初日は算定することはできません。
ただし、入院初日に病棟単位で行うべき特定入院料以外の特定入院料を算定した場合は、
入院基本料の入院期間の計算により一連の入院期間とされる期間中に特定入院料を算定し なくなった日(当該日が退院日の場合は、退院日)において1回に限り算定することがで きます。
(9)HIV感染者療養環境特別加算(出来高病床で算定可)
算定方法
精神病棟入院基本料、特定機能病院入院基本料等の算定病棟に入院している 後天性免疫不全症候群の病原体の感染患者の所定点数に加算
HIV感染者療養環境特別加算1 個室の場合 +350点 HIV感染者療養環境特別加算2 2人部屋の場合 +150点
後天性免疫不全症候群の病原体の感染者は、患者の希望により特別の設備の整った個室 に入室する場合を除き、抗体の陽性反応があればCD4リンパ球数の値にかかわらず、精 神病棟入院基本料、特定機能病院入院基本料等の算定病棟の入院患者は、入院HIV感染 者療養環境特別加算を算定することができます。