( 6 ヶ月以上かつ 600 時間以上の研修期間で、修了証が交付されるもの)
2.緩和ケアのための専門的な知識・技能を有する看護師の要請を目的とした研修 3.次の内容を含む講義及び演習
1)ホスピスケア・疼痛緩和ケア総論及び制度等の概要 2)悪性腫瘍又は後天性免疫不全症候群のプロセスとその治療 3)悪性腫瘍又は後天性免疫不全症候群患者の心理過程
4)緩和ケアのためのアセスメント並びに症状緩和のための支援方法 5)セルフケアへの支援及び家族支援の方法
6)ホスピス及び疼痛緩和のための組織的取組とチームアプローチ 7)ホスピスケア・緩和ケアにおけるリーダーシップとストレスマネジメント 8)コンサルテーション方法
9)ケアの質を保つためのデータ収集・分析等について
4.実習により、実例に基づくアセスメントとホスピスケア・緩和ケアの実践
平成 24 年度改定では、以下の「厚生労働大臣が定める特定地域」(医療資源の少ない地 域)に所在する病院、つまり、医療従事者の確保等が困難かつ医療機関が少ない 2 次医療 圏及び離島にある医療機関(特定機能病院、200 床以上の病院、DPC対象病院及び一般病 棟7対1、10 対1入院基本料を算定している病院を除く)について評価体系を見直し、地 域医療の活性化を促すため、緩和ケア診療加算における専従要件等の施設基準を緩和した 評価(1 日 200 点)が新設されました。
【厚生労働大臣が定める特定地域】(医療資源の少ない地域)
都道府県 二次医療圏 市 町 村
北海道
中空知 芦別市、赤平市、滝川市、砂川市、歌志内市、奈井江町、上砂川町、浦臼町、新十津川町、雤竜町 東胆振 苫小牧市、白老町、安平町、厚真町、むかわ町
北網 北見市、網走市、大空町、美幌町、津別町、斜里町、清里町、小清水町、訓子府町、置戸町
十勝 帯広市、音更町、士幌町、上士幌町、鹿追町、新得町、清水町、芽室町、中礼内村、更別村、大樹町、広尾 町、幕別町、池田町、豊頃町、本別町、足寄町、陸別町、浦幌町
釧路 釧路市、釧路町、厚岸町、浜中町、標茶町、弟子屈町、鶴居村、白糠町 秋田県 大館・鹿角 大館市、鹿角市、小坂町
由利本荘・にかほ 由利本荘市、にかほ市
山形県 置賜 米沢市、長井市、南陽市、高畠町、川西町、小国町、白鷹町、飯豊町 庄内 鶴岡市、酒田市、三川町、庄内町、遊佐町
福島県 会津 会津若松市、喜多方市、北塩原村、西会津町、磐梯町、猪苗代町、会津坂下町、湯川村、柳津町、三島町、
金山町、昭和村、会津美里町
東京都 島しょ 大島町、利島村、新島村、神津島村、三宅村、御蔵島村、八丈町、青ヶ島村、小笠原村
新潟県
下越 村上市、新発田市、胎内市、関川村、粟島浦村、聖籠町 上越 上越市、妙高市、糸魚川市
佐渡 佐渡市
長野県 飯伊 飯田市、下伊那郡(松川町、高森町阿南町、清内路村、阿智村、平谷村、根羽村、下條村、売木村、天龍村、
泰阜村、喬木村、豊丘村、大鹿村) 岐阜県 飛騨 高山市、飛騨市、下呂市、白川村
和歌山県 田辺 田辺市、みなべ町、白浜町、上富田町、すさみ町 島根県 隠岐 海士町、西ノ島町、知夫村、隠岐の島町
岡山県 津山・英田 津山市、美作市、鏡野町、勝央町、奈義町、西粟倉村、久米南町、美咲町 香川県 小豆 小豆郡(土庄町、小豆島町)
高知県 幡多 宿毛市、土佐清水市、四万十市、大月町、三原村、黒潮町
長崎県
五島 五島市
上五島 新上五島町、小値賀町 壱岐 壱岐市
対馬 対馬市
熊本県 球磨 人吉市、錦町、あさぎり町、多良木町、湯前町、水上村、相良村、五木村、山江村、球磨村
鹿児島県
熊毛 西之表市、熊毛郡(中種子町、南種子町、屋久島町)
奄美 奄美市、大島郡(大和村、宇検村、瀬戸内町、籠郷町、喜界町、徳之島町、天城町、伊仙町、和泊町、
知名町、与論町)
沖縄県 宮古 宮古島市、多良間村 八重山 石垣市、竹富町、与那国町
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(3)精神科リエゾンチーム加算(平成 24 年度改定で新設)
精神科リエゾン チーム加算
一般病棟における精神科医療のニーズの高まりを踏まえ、一般病棟の入 院患者に対し精神科医、専門性の高い看護師、精神保健福祉士、作業療 法士等が多職種で連携し、より質の高い精神科医療(精神科リエゾンチー ム)を提供した場合を評価 (平成24年度改定で新設)
対象患者 一般病棟に入院する患者のうち、せん妄や抑うつを有する患者、
精神疾患を有する患者、自殺企図で入院した患者
算定方法
対象患者に対して、精神科医療の専門的知識を 有した精神科リエゾンチームが当該患者の精神 症状の評価等の必要な診療を行った場合は、所 定点数に加算
+200点/週1回
算定要件
● 算定患者数は、1チームにつき1週間で概ね30 人以内
● 精神症状の評価、診療実施計画書の作成、定期的なカンファレンス実 施(月1回程度)、精神療法・薬物治療等の治療評価書の作成、退院後も 精神医療(外来等)が継続できるような調整等を実施
平成24年度改定では、一般病棟における精神科医療のニーズの高まりを踏まえ、一般病 棟の入院患者に対し精神科医、専門性の高い看護師、精神保健福祉士、作業療法士等が多 職種で連携し、より質の高い精神科医療を提供した場合の評価(精神科リエゾンチーム加 算)が新設されました。
一般病棟にせん妄や抑うつを有する患者、精神疾患を有する患者、自殺企図で入院した 患者に対して、精神科医療に係る専門的知識を有した精神科リエゾンチームによる診療が 行われた場合は精神科チームリエゾン加算200点を週1回算定することができます。算定患 者数は、1チームにつき1週間で概ね30人以内となっています。
精神科リエゾンチームは、1.加算の算定対象となっていない患者の診療を担当する医 師、看護師等からの相談に速やかに応じ、必要に応じて精神状態の評価等を行うこと、2.
初回の診療に当たり、加算の算定患者の診療を担当する保険医、看護師等と共同で診療実 施計画書を作成し、その内容を患者等に説明した上で診療録に添付すること、3.精神症 状の評価や診療方針の決定等に係るカンファレンス(必要に応じて加算の算定患者の診療 を担当する医師、看護師等が参加)及び回診を週1回程度開催しており、精神療法・薬物 治療等の治療評価書を作成し、その内容を患者等に説明した上で診療録に添付すること、
4.治療終了時又は退院・転院時に、治療結果の評価を行い、それを踏まえてチームで終 了時指導又は退院時等指導を行い、治療評価書を作成し、その内容を患者等に説明した上 で診療録に添付する、5.退院・転院後も継続した精神科医療が必要な場合は、退院・転 院後も継続できるような調整を行うことが必要となります。精神科リエゾンチームによる 診療実施計画書や治療評価書は、精神症状等の重症度評価、治療目標、治療計画等を含ん だ内容となります。
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紹介先保険医療機関等に対して、診療情報提供書を作成した場合は、治療実施計画書及 び治療評価書を添付することになります。
また、総合入院体制加算等の施設基準と同様に病院勤務医の負担軽減及び処遇の改善に 資する体制が整備されていることや、精神科リエゾンチームによる当該診療を行った患者 数や診療の回数等について記録していることが必要です。
施設基準としては、以下の3名以上から構成される精神医療に係る専門的知識を有した多 職種からなる「精神科リエゾンチーム」を設置することが必要です。
①5年以上の勤務経験を有する専任の精神科医
(主たる勤務先が他の保険医療機関の精神科医が対診等で精神科リエゾンチームに参画してもよい。)
②「精神看護関連領域の適切な研修」を修了した精神科等の経験を5年以上有する専任の常勤の看護師
③精神科病院又は一般病院での精神科医療に3年以上の経験を有する専従の常勤薬剤師、常勤作業療 法士、常勤精神保健福祉士又は常勤臨床心理技術者のうち、いずれか1人。
「精神看護関連領域の適切な研修」とは、次の事項に該当する研修となります。
精神看護関連領域の適切な研修 1.国及び医療関係団体等が主催する研修
( 6ヶ月以上・600時間以上の研修期間で、修了証が交付されるもの )
2.精神看護関連領域に係る専門的な知識・技術を有する看護師の養成を目的とした研修 3.次の内容を含む講義及び演習
1) 精神看護関連領域に必要な理論及び保健医療福祉制度等の概要 2) 精神症状の病因・病態、治療
3) 精神看護関連領域における倫理的課題と対応方法 4) 精神看護関連領域に関するアセスメントと援助技術 5) 患者・家族の支援、関係調整
6) ケアの連携体制の構築(他職種・他機関との連携、社会資源の活用)
7) ストレスマネジメント 8) コンサルテーション方法
4.実習により、事例に基づくアセスメントと精神看護関連領域に必要な看護実践を含むもの
現時点では、以下のいずれかの研修である。
① 日本看護協会認定看護師教育課程「認知症看護」の研修
②日本看護協会が認定している看護系大学院の「老人看護」及び「精神看護」の専門看護師 教育課程
③日本精神科看護技術協会が認定している「精神科認定看護師」
ただし、③については認定証が発行されている者に限る。
(厚労省保険局医療課事務連絡:平成24年3月30日疑義解釈資料)
精神科リエゾンチーム加算を算定した患者に精神科専門療法を行った場合は別に算定す ることができます。精神科リエゾンチーム加算の届出を行っている保険医療機関は、精神 科を標榜していない場合でも、入院精神療法を算定することができます。