(1)日本人(non-immune
*1)におけるマラロン
®配合錠とメフロキン
*2の予防に対する 有効性と安全性に関するアンケート調査
28)国内においては、マラロン®配合錠は臨床試験を実施していないが、国内の渡航外来クリニックにおいて、
日本人にマラロン®配合錠を処方し、その際のアンケート調査結果が報告されている。
(2)
(3)
本剤の配合成分であるアトバコンは絶食下では吸収量が低下するため、食後又は乳飲料とともに 1日1 回毎日定め られた時刻に投与させること。
下痢又は嘔吐を来している患者ではアトバコンの吸収が低下する可能性がある。本剤の投与後 1 時間以内に嘔吐 した場合には、再投与させること(「重要な基本的注意」の項参照)。
用法・用量に関連する使用上の注意
本剤はヒプノゾイト(マラリア原虫の休眠体)には効果がないため、マラリア原虫の休眠体が形成される三日熱マラリ ア及び卵形マラリアの治療に用いる場合は、再発に注意し、マラリア原虫の休眠体に対する活性を示す薬剤による 治療を考慮すること(「重要な基本的注意」の項参照)。
(1)
効能・効果に関連する使用上の注意
【使用上の注意】
2.重要な基本的注意
三日熱マラリアに対しアトバコン及びプログアニルを単独投与したとき、再発がしばしば報告されている。三日熱マラ リア又は卵形マラリアに曝露された旅行者及びこれらの原虫によるマラリア発症者には、マラリア原虫の休眠体に
対する活性を示す薬剤による治療を考慮すること。
下痢又は嘔吐が認められている急性マラリアの患者では、代替治療を検討すべきであるが、本剤を用いる場合には、血 液中のマラリア原虫数を慎重にモニターすること。
(5)
(7)
【用法・用量】
治療:
成人
通常、1日1 回アトバコン/プログアニル塩酸塩として1000mg/400mgを3日間、食後に経口投与する。
【用法・用量】 予防: 成人
通常、1日1 回アトバコン/プログアニル塩酸塩として 250mg/100mgを、マラリア流行地域到着 24~48 時間前より開 始し、流行地域滞在中及び流行地域を離れた後 7日間、毎日食後に経口投与する。
臨床成績 臨床成績
27)Radloff PD. et al. Trans R Soc Trop Med Hyg 90: 682, 1996 承認時評価資料(115‒134 試験)
(12)卵形マラリアあるいは四日熱マラリア患者(第Ⅲ相試験)
27)非盲検試験
:
: ガボンの基礎疾患及び合併症がない 15~65 歳(体重 40 ㎏超)の卵形マラリアあるいは四 日熱マラリア患者 7 例(原虫数 200~100,000/μL)を対象とした。うち、1 例(卵形マラリア)
が追跡不能により治癒率評価対象から除外された。
非熱帯熱マラリア(卵形マラリアあるいは四日熱マラリア)の成人患者(semi-immune*1)を対 象として、アトバコン*2+プログアニル塩酸塩*3併用の有効性、安全性及び忍容性を検討した。
アトバコン1,000mg 及びプログアニル塩酸塩 400mgを1日1 回、3日間、経口投与。
対 象 患 者 及 び 患 者 数
:
目 的
用 法・用 量 及び投与方法 試験デザイン
:
主要評価項目:治癒率(治験薬投与開始から7日以内に血液中から原虫が消失し、28日後ま で再燃のなかった患者の割合)
評 価 項 目 :
6 例中(3 例が四日熱マラリア、2 例が卵形マラリア、1 例が熱帯熱マラリアと卵形マラリアの混合感染)の 6 例が 治癒した。(主要評価項目)
有効性
有害事象とし、腹痛及び咳嗽が各 28.6%(2/7 例)、食欲減退、下痢、筋肉痛、悪心、嘔吐及び無力症が各 14.3%
(1/7 例)に認められた。
安全性
*1 マラリア流行地域で生まれ育ち、何度もマラリアに罹患して部分的な免疫を獲得した人
*2 本邦適応外
*3 本邦未承認
非対照試験のため、統計学的比較を行わなかった。
解 析 計 画 :
日本人において、マラロン®配合錠の予防薬としての有効性及び安全性についてメフロキンと 比較検討した。
:
目 的
自主研究
:
渡航外来クリニックにおいて、マラリア予防薬を希望した日本人 316 例 マラロン®配合錠群:278 例(平均年齢 39.2±12.7 歳)
メフロキン群:38 例(平均年齢 33.6±11.3 歳)
マラリア予防薬は特徴(有効性、投与方法、投与期間、副作用、費用、承認の有無)を説明し、
患者に選択させた。
マラロン®配合錠群:
マラロン®配合錠 1 錠を1日1 回、マラリア流行地到着 2日前から流行地退去後 7日まで連日 服用(平均投与日数 20.0±9.6日)。
メフロキン群:
メフロキン250mg 錠を1 週間に1 回 1 錠、マラリア流行地到着 1 週間前から流行地退去後 4 週間まで服用(平均投与日数 59.0±15.9日)。
対 象 患 者 及 び 患 者 数
用 法・用 量 及び投与方法 試験デザイン
:
:
マラリア予防薬の選択。年齢、性別、渡航目的、目的地、マラリア予防薬の服用期間、有害 事象の種類(下表)と発現頻度及びマラリア発症についてのアンケート調査を実施した。
調 査 項 目:
消化器系 悪心 腹痛 下痢
心血管系 動悸 胸痛
アレルギー 皮疹 喘息発作
ショック 精神神経系
め ま い 不 安 頭 痛 う つ 不眠または悪夢
有害事象の種類
28)Kato T. et al. J Infect Chemother. 19(1): 20‒ 3, 2013 承認時評価資料
*1 マラリア非流行地域に住んでいて免疫を持たない人
*2 メフロキン塩酸塩の用法・用量については12 ページ参照
3.日本人における報告
(1)日本人(non-immune
*1)におけるマラロン
®配合錠とメフロキン
*2の予防に対する 有効性と安全性に関するアンケート調査
28)国内においては、マラロン®配合錠は臨床試験を実施していないが、国内の渡航外来クリニックにおいて、
日本人にマラロン®配合錠を処方し、その際のアンケート調査結果が報告されている。
(2)
(3)
本剤の配合成分であるアトバコンは絶食下では吸収量が低下するため、食後又は乳飲料とともに 1日1 回毎日定め られた時刻に投与させること。
下痢又は嘔吐を来している患者ではアトバコンの吸収が低下する可能性がある。本剤の投与後 1 時間以内に嘔吐 した場合には、再投与させること(「重要な基本的注意」の項参照)。
用法・用量に関連する使用上の注意
本剤はヒプノゾイト(マラリア原虫の休眠体)には効果がないため、マラリア原虫の休眠体が形成される三日熱マラリ ア及び卵形マラリアの治療に用いる場合は、再発に注意し、マラリア原虫の休眠体に対する活性を示す薬剤による 治療を考慮すること(「重要な基本的注意」の項参照)。
(1)
効能・効果に関連する使用上の注意
【使用上の注意】
2.重要な基本的注意
三日熱マラリアに対しアトバコン及びプログアニルを単独投与したとき、再発がしばしば報告されている。三日熱マラ リア又は卵形マラリアに曝露された旅行者及びこれらの原虫によるマラリア発症者には、マラリア原虫の休眠体に
対する活性を示す薬剤による治療を考慮すること。
下痢又は嘔吐が認められている急性マラリアの患者では、代替治療を検討すべきであるが、本剤を用いる場合には、血 液中のマラリア原虫数を慎重にモニターすること。
(5)
(7)
【用法・用量】
治療:
成人
通常、1日1 回アトバコン/プログアニル塩酸塩として1000mg/400mgを3日間、食後に経口投与する。
【用法・用量】
予防:
成人
通常、1日1 回アトバコン/プログアニル塩酸塩として 250mg/100mgを、マラリア流行地域到着 24~48 時間前より開 始し、流行地域滞在中及び流行地域を離れた後 7日間、毎日食後に経口投与する。
臨床成績 臨床成績
患者背景と選択薬剤
マラリア予防薬を希望した316 例のうち、278 例(約 88%)がマラロン®配合錠を選択した。マラロン®配合錠を 選択した人の年齢は39.2±12.7 歳(平均±標準偏差)、男性 174 例、女性 104 例であった。
マラリア予防薬を希望した316 例の渡航目的は観光(バックパック旅行を含む)が 45.8%、友人知人宅の訪問が 2.2%、ボランティア活動が5.3%であった。また、渡航地域は東アフリカ76名、西アフリカ63名、南アフリカ50名、
東南アジア36 名、中央アフリカ36 名、南太平洋諸国 21 名、南米 16 名、インド8 名、北アフリカ5 名、中米 1 名、
他 4 名であった。
マラロン®配合錠の投与期間は20.0±9.6日(平均±標準偏差)、中央値は17日(範囲:10ー86日)であった。
有効性と安全性
マラロン®配合錠を選択した、278 例中 1 例が帰国 後マラリアを発症した。投与中止例数は5/277*3 例(1.8%)であった。
有害事象の発現率は、18.8%(52/277*3例)で、
主なものは消 化 器 系 11.9%(33/277*3例)、精 神神経系 6.1%(17/277*3例)であった。
マラリア発症例数
マラロン®配合錠
(n=278)
1 有効性
中止例 総数 精神神経系 心血管系 消化器系 アレルギー
有害事象発現数(%)
n=277*3 5 (1.8)
52(18.8)
17 (6.1)
2 (0.7)
33(11.9)
4 (1.4)
有害事象発現率
*3 マラロン®配合錠選択例 278 例のうち1 例は 安全性評価項目に回答なく除外
本剤の配合成分であるアトバコンは絶食下では吸収量が低下するため、食後又は乳飲料とともに1日1 回毎日定めら れた時刻に投与させること。
下痢又は嘔吐を来している患者ではアトバコンの吸収が低下する可能性がある。本剤の投与後 1 時間以内に嘔吐した 場合には、再投与させること(「重要な基本的注意」の項参照)。
(2)
(3)
用法・用量に関連する使用上の注意 予防:
成人
通常、1日1 回アトバコン/プログアニル塩酸塩として 250mg/100mgを、マラリア流行地域到着 24~48 時間前より開 始し、流行地域滞在中及び流行地域を離れた後 7日間、毎日食後に経口投与する。
小児
通常、体重に応じアトバコン/プログアニル塩酸塩として下記の投与量を1日1 回、マラリア流行地域到着 24~48 時間 前より開始し、流行地域滞在中及び流行地域を離れた後 7日間、毎日食後に経口投与する。
11~20kg:62.5mg/25mg 21~30kg:125mg/50mg 31~40kg:187.5mg/75mg >40kg:250mg/100mg
a)治癒率:投与開始から7日以内に血中から原虫が消失し、28日後まで再燃のなかった被験者の割合 (世界保健機構(WHO)のマラリア治療判定基準に基づく)
b)発熱消失時間(FCT):投与開始後、体温が 37℃に低下しその後 24 時間以上 37℃未満であったとき、37℃に低下するのに要した時間 c)原虫消失時間(PCT):投与開始後、血液塗抹標本で無性原虫が陰性となった最初の検査時点までの時間
日本人成人熱帯熱マラリア患者の人口統計学的特性及び有効性 人口統計学的特性
被験者数(例)
年齢[平均値±標準偏差(歳)]
体重[平均値±標準偏差(kg)]
男性患者数(%)
サハラ砂漠以南のアフリカ地域での患者数(%)
治療開始前検査所見
ヘモグロビン値[平均値±標準偏差(g/dL)]
血小板数[平均値±標準偏差(x103/dL)]
原虫数[平均値(範囲)]
有効性
治癒患者数(治癒率、%)
FCT[平均値±標準偏差(日)]
PCT[平均値±標準偏差(日)]
20 32.4 ± 8.5 65.6 ± 14.8 15(75) 19(95)
14.3 ± 1.3 118 ± 73 27,100(470-109,000)
20(100) 3.7 ± 2.4 3.3 ± 1.7
感染地はchloroquine 耐性が知られているサハラ砂漠以南のアフリカ地域が大多数を占めた。その結果、成人にお ける治癒率は100%(20/20 例)であり、発熱消失時間(FCT)は3.7±2.4日(平均値±標準偏差)、原虫消失時 間(PCT)は3.3±1.7日(平均値±標準偏差)であった。
小児の3 例でも全例が治癒し、FCTは1.8日(平均値)、PCTは3.7日(平均値)であった。
有効性
成人における有害事象は肝酵素上昇が 15%(3/20 例)に認められた。小児における有害事象は報告されなかった。
安全性
(2)日本人における使用実績
29)Hitani A. et al. J Infect Chemother. 12(5): 277‒82, 2006 承認時評価資料
1)1999 年~2004 年の使用実績
29)日本人におけるマラリア発症例に対する治療効果は、熱帯病治療薬研究班による使用実績が報告されてい る。熱帯病治療薬研究班は 1999 年よりマラロン®配合錠を輸入し、必要に応じて医療機関に提供し、治療 終了後に主治医から送付されるマラリア治療報告書のデータを集積した。それを基に評価し、有効性及び安 全性が承認時評価資料として採択された。
日本人におけるマラリア治療薬の使用経験の集積を行う。
オープン試験
:
:
: 合併症のないnon-immune*の熱帯熱マラリア患者 23 例(成人 20 例、小児 3 例[1 歳 11ヵ月 12.5kg、4 歳 1ヵ月 15.7kg、5 歳 8ヵ月 19kg、各 1 例])
成人:マラロン®配合錠 4 錠を3日間、食後に経口投与。
小児:マラロン®配合錠 1 錠を3日間、食後に経口投与。
対 象 患 者 及 び 患 者 数 用 法・用 量 及び投与方法
目 的
試験デザイン
:
治癒率a)、発熱消失時間(FCT)b)、原虫消失時間(PCT)c)
評 価 項 目 :
* マラリア非流行地域に住んでいて免疫を持たない人
下痢又は嘔吐が認められている急性マラリアの患者では、代替治療を検討すべきであるが、本剤を用いる場合には、血 液中のマラリア原虫数を慎重にモニターすること。
(7)
【使用上の注意】
2. 重要な基本的注意
7. 小児等への投与
低出生体重児、新生児又は体重 5kg 未満の小児に対する安全性は確立していない。
【用法・用量】
治療:
成人
通常、1日1 回アトバコン/プログアニル塩酸塩として1000mg/400mgを3日間、食後に経口投与する。
小児
通常、体重に応じアトバコン/プログアニル塩酸塩として下記の投与量を1日1 回 3日間、食後に経口投与する。
5~8kg:125mg/50mg 9~10kg:187.5mg/75mg 11~20kg:250mg/100mg 21~30kg:500mg/200mg 31~40kg:750mg/300mg >40kg:1000mg/400mg
臨床成績 臨床成績