長径 6.7cm 短径 2.6cn1
磁着度1
メタル度な 遺 物 名
1
製錬淳
一一量 厚さ 1.7cm
重さ 35.6 g −一一
遺存度破 破面数1
1所 見
幅2cmあまりの流動状の製錬津である。長軸端部は破面。
る。気孔は小さくごく少ない。破面の結晶は良く発達し
分析試料
長軸端部9/10を切断し, 津部を分析。備 考
残材は短軸端部の小片
一
色 調 黄褐色
ノ
〆い
0 5cm
二 自然科学的調査
化学分析ユ・2
瓢鞠
l X線CT写真と解析結果(図版52)
図69 下本谷遺跡出土鉄淫実測 図とサンプリング位置,
写真(縮尺1:3)
国立歴史民俗博物館研究報告 第59集(1994)
4 電子顕微鏡写真(図版ll9)
5 写真中の部分分析値
㊧ FBkα
㊨
Feκα
S」H
k k 月1居α Kκ〆
刑Kα C自Kα一T1κα s1Kα cδκα 丁1Kα
ヂ
4.② 6.o 8.三 備考
電子顕微鏡観察結果によれば,鉄かんらん石とわずかなTiO2成分を含む微細なスピネル 結晶鉱物が認められる。元素分析値からTio2は053%であるが,砂鉄,通常鉄鉱石のいずれ に由来するものかは不明である。
資料番号3(S3)
一 考古学的調査 1資料観察表
下 本 谷
3 出土状況
調査区 遺 構 出土状況
時 期
7世紀 根 拠
登録番号 歴博番号 3 所蔵者番号 4
長径 4.9cm短径 3.6cm厚さ cm
重さ 35.29
磁着度2
メタル度なし
遺存度破片 破面数3
色 調 黒褐色 遺 物 名 鍛冶津
法量
所 見 不定形の椀形鍛冶津である。木炭粉などが多く混在した付着土砂が厚く付着し ている。色調は黒褐色。
分析試料
津主体部全体を分析。備 考
章調査報告( 5巾国地方)
12345
化学分析】・2
〔一3cm 紅顕微鏡
放射化分析
図70 下本谷遺跡出±鉄津実測図とサンプリング位置,写真(縮尺2:3)
自然科学的調査
X線CT写真と解析結果(図版52)
化学分析 放射化分析
電子顕微鏡写真(図版ll9)
写真中の部分分析値
㊧ FeKα
一
Alκα
SIKα CヨKぱ一TIK蝋
1 2.oo 4.00 6.②0 8.¢0
㊨
S入Kぱ
FeKα
AIKα 1c・K朕
K Ko〈
TIKぷ
2.oの 4.¢o 6.00 8.oo
三 備考
電子顕微鏡観察結果によれば,鉱物組成は主としてウスタイトである、,元素分析値から TiO2はo.65%であるが,2の資料と1司様に砂鉄,通常鉄鉱石のいずれに由来するものかは不 明である、、
[玉1立1埜史上Cf谷博1勿負官石」『 究幸艮告 第59集 (1994)
資料番号4(S4)
一 考古学的調査 1資料観察表
下 本 谷
4
一 調 査 区
出土状況 遺 構 出土状況
時 期
7世紀
r一根 拠
登録番号 歴博番号 4
所蔵者番号 5法量
長径 5.2cm短径 3.7cm厚さ 1.7cm 重さ 48.0 9
磁着度2 色 調 1メタル度なし 黒褐色
遺存度破片
遺 物 名 鍛冶津破面数3
一一
所 見
一
・
不整台形をした小さな椀形鍛冶淫である。ヒ面にはlcm大の木炭痕が2ケ所。
面には4㎜大の木炭痕が1ケ所残る。側面1ケ所は破面である。破面の気孔は 層が少なく,上層に横方向に結合したものが認められる。
分析試料
長軸端部2/5を切断し,L字状に切断して放射化分析に供す。
津部を化学分析と電子顕微鏡,もう一方の長軸端部1/5
備 考1 一
一・
主い
ぷ㌻5
0 3cm
化学分析1・2
図
電子顕微鏡 放射化分析
卜
1234
図7[下本谷遺跡出±鉄津実測図とサンプリング位置,写真(縮尺2:3)
自然科学的調査
X線CT写真と解析結果(図版52)
化学分析 放射化分析
電子顕微鏡写真(図版120)
5 写真中の部分分析値
㊧ FEKα
R1ト1α
ト︑
陥
5ユKα c己ト㍍一丁ユkα
2. ②
4.随 £功⑦ B.o②
右) Fekぴ
ヒ.
S」賑
K K
〆
用κ c欲隅「1Kp
②o 4 o② 5』② 8 ②¢
三 備考
電子顕微鏡観察結果によれば,鉱物組成は鉄かんらん石およびウスタイトである。この 資料も元素分析値から砂鉄,通常鉄鉱石のいずれに由来するものかは不明である。
資料番号5(T3)
一 考古学的調査
1資料観察表
下 本 谷
5 −・一.一一一
出土状況
調 査 区
遺 構 8405トレンチ 期 一.
出土状況
7世紀 根 拠
L 時1 登録番号 遺 物 名
歴博番号 T3
所蔵者番号 1
一
長さ 7.3cm
幅 0.9cnl 厚さ cm 重さ 18.4 9
磁着度
メタル度
遺存度破片
破面数一 一 一 ↑ 一
鉄釘 一
法量
一
所 見 表面は暗褐色の錆に覆われている。 一一一一
「福二一一考一
分析試料
一
含浸処理済み。 一一一 一・一一一一一剥離の状況から鍛造品と考えられる。
色 調 黒褐色
一」
ー−
一
5cm
0
国立歴史民俗博物館研究報告 第59集(1994)
二 自然科学的調査 1 X線透過写真(図版4)
2化学分析
3 放射化分析
4 電子顕微鏡写真(図版120)
5 写真中の部分分析値 三 備考
化学分析や放射化分析のデータからは 原料が鉱石系である可能性がうかがえ る。電子顕微鏡の視野には現われていな いが,角状の結晶物質が10個ほど観察で
きた。この角状結晶物質はV,Ti, Feなどの成分が多く,スピネル型の結晶物質を構1成して いると思われる。
同遺跡の鉄津中からも鉄器中にあったと同様の鉱物が見つかっているので,この鉄器が 本遺跡で加工され,その時に排出されたのが1〜4の鋭宰であると考えられる。
⑧ Slkα
eK区
RIKD(
C己Kα
K Kα TIKα P Kα
| 2.o 4.oo 6.00 8. o
表52 下本谷遺跡鉄関連遺物化学分析値一覧表(%)
資料番号
SNo. T二FeM』Te FeO Fe203 Sio2 A1203 MgO Tio2
下本谷1 1 *53.28 *1.oo *8.69 *65.09 9.62 2.47 0.23
/
下本谷2 2 *41.13 *0.10 *49.16 *4.03 28.99 7.16 1.28 0.53
下本谷3 3 *61.98 *0.05 *45.47 *38.01 15.82
456
0.48 0.65下本谷4 4 *53.44 *0.12 *58.38 *ll.35 17.53 4.75 0.82 /
資料番号
SNo.MnO CaO ⑭ Na20 Cu Ti V P205
下本谷1 1 0.06 0.20 0,281 0,099 *0.005 *0.12 *0.035 0,083
下本谷2 2 0.15 3.80 1,754
0567
*0.007 *0.36 *0.032 0,196下本谷3 3 0.11 0.53 0,479 0,204 *0.006 *0.28 *0.043 0,090
下本谷4 4 0.05 1.92 0,587 0,240 *0.004 *0.13 *0.009 0,156
表53 下本谷遺跡鉄器化学分析値一覧表(%)
資料番号
TNo.C
SiMn P S Ti Ca Al
下本谷5
T3
0.26 0.02 0.01 0,009 0,002 0,001 0,001 0,003資料番号
TNo.Mg Cu Zn V Mo As Fe
下本谷5
T3
0,001 0,006 0,002 0,006 0,001 0,008 99.5一
表54 下本谷遺跡放射化分析値一覧表(ppm)
資料番号
S・TNo.Na Mg Al
SiS Cl K Ca Sc Ti
下本谷1 1 230
ND
5200 / / 9.1 1000ND
1.7 1400下本谷2 2 4300 17000 32000 / /
陀
16000 24000 5.3 2900 下本谷3 3 lloo 9400 22000 / /ND
6000 6600 5.0 8100下本谷4 4 1200 9100 19000 / /
ND
3900 9500 3.5 1200下本谷5
T3
/ 610 630 <12% <11% 50000 / <2700 / 9.1資料番号
S・TNo.V Cr Mn Fe Co Ni Cu Zn Ga As
下本谷1 1 430 250 410 58% 230 /
ND ND
55 2.6下本谷2 2 240 82 100 41% 5.2
/
ND ND
34ND
下本谷3 3 810 170 1400 48% 74 /
ND m
38 3.2下本谷4 4 79 43 420 54% 36 /
ND ND
27ND
下本谷5
T3 83 ND
160 99%ND
/ 75ND
/ 4.5資料番号
S・TNo.Se Br Rb Sr Zr Mo Ag Cd In Sn
下本谷1 1 / 19 / / / / /
ND
/ /下本谷2 2 /
ND
/ / / / /ND
/ /下本谷3 3 / 11 / / / / /
ND
/ /下本谷4 4 / 4.9 / / / /
/
ND
/ /下本谷5
T3
/ / / / /ND
/ /<0.42
/
資料番号
S・TNo.Sb Te
1Cs Ba La Ce Pr Nd Sm
下本谷1 1 NI)
/
/ /
/ 2.6
ND
/ND
0.34下本谷2 2
ND
/ / / /17 24 /
ND
2.0下本谷3 3
ND
/ / / /17 24 /
ND
2.0下本谷4 4
ND
/ / / / 15 18 /ND
2.2下本谷5
T3 ND
<9.0 / / /0.20 / /
/ /
資料番号
S・TNαEu Tb Dy Yb Lu Hf Ta W
IrAu
下本谷1 1
ND
/ /ND ND ND
/ND
/ND
下本谷2 2
ND
/ / 1.2 0.23 3.4 /ND
/ND
下本谷3 3
ND
/ / 1.0 0.17 3.0 / 1.9 /ND
下本谷4 4
ND
/ / 1.2 0.23 3.4/
ND
/ND
下本谷5
T3
/ /<0.25 / / / / / / /
資料番号
S・TNo.Hg Th u
下本谷1 1 /
ND ND
下本谷2 2 / 12
ND
下本谷3 3 / 14
ND
下本谷4 4 / 12
ND
下本谷5
T3
/ / /国立歴史民俗博物館研究報告
(Ti/Fe)
1
10−1
10−2
10−3
第59集(1994)
10−4
10−5
10−6
10−6 10−5 10−4
図73 下本谷遺跡・鉄関連遺物V/Fe−Ti/Fe相関図 3■
2
4 1
5
10−3 10−2
10−1 1
(V/Fe)
27)矢栗製鉄遺跡
遺 跡 名 ヤグリセイテッイセキ 地図名(5万分の1)
琴谷 矢栗製鉄遺跡
所 在 地
広島県山県郡豊平町阿坂字矢栗181遺跡の内容
製錬炉の除湿用地下構造施設2,作業場,排津場,砂鉄置き場を伴う製鉄遺跡である。
時 期 焼土,木炭による理化学的年代測定を実施中だが,構造的に類似する大矢製鉄遺 跡から13世紀を前後する時期が想定されている。
鉄 器
鉄関連遺物 製錬澤,砂鉄,炉壁(木呂穴あり)
そ の 他 木炭
試料番号
S191, Sl92調 査 年 1984年3月1〜15日 調 査 者
広島大学考古学研究室文 献
潮見浩『中国地方製鉄遺跡の体系的研究一昭和57年度科学研究費補助金(一般研 究A)研究成果報告書』1985)。古瀬清秀『豊平町矢栗製鉄遺跡発掘調査現地説 明会資料』1983
備 考
完掘された1号炉は近世たたら製鉄の本床に相当する舟底状の凹みと,その長軸 の両側に平行する小舟に相当する溝からなる。上部構造は不明だが,木呂穴をも つ炉壁から考えて箱形炉系の可能性が高い。
鍾者 i鰍
i°⊆霧
纏
09
耀
国立歴史民俗博物館II汗究報{」「第59集q994/
資料番号1(S191)
一 考古学的調査 1資料観察表
時 期
登録番号
蓮物名
所 見
出土状況
中世
歴博番号
所蔵者番号 製錬津
言 査 区
遺構炉北端ピット北
出土状況
1号炉作業面下根 19
1﹇1去