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294(3) 消費者の購買基準(価格、産地、品質等)

ドキュメント内 Microsoft Word - 03_報告書_ (公開版)_1.2rev.doc (ページ 49-54)

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ルスーパーから百貨店、高級スーパーまで、それぞれの価格帯、購買層に応じた製品が扱 われている。

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4.9.4. 日本産の主要農林水産物等(香港・日本酒)への需要及び潜在需要の明確化 (1) 需要状況(震災前・後)

2010

年、2011年の日本から香港に輸出された日本酒の月別の数量と金額を以下に示す。

2011

年については、震災前の

4

月~6月は輸出量は前年を下回ったものの、7月には回復 し、9月以降は前年を上回る輸出量が

12

月まで続いた。

表 4.9-4 日本からの日本酒の香港向け輸出量と輸出額の推移(月別(2010・2011年))59

2010年 2011年 2010年 2011年

1月 116.5 74.7 105.8 71.2 2月 99.0 147.1 75.9 144.8 3月 128.0 164.4 115.3 114.5 4月 116.3 108.4 93.6 98.7 5月 106.2 87.2 90.1 76.8 6月 150.9 92.8 134.7 83.2 7月 125.3 131.0 105.0 127.0 8月 73.5 72.0 77.9 74.9 9月 95.2 138.5 80.9 131.1 10月 95.6 167.9 100.7 164.7 11月 106.3 202.2 83.5 172.2 12月 223.4 273.6 195.6 269.6

品目 月 数量(トン) 金額(百万円)

清酒

0 50 100 150 200 250 300

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

2010年 2011年 単位:トン

図 4.9-9 日本からの日本酒の香港向け輸出量の推移(月別(2010・2011年)、数量)

59

297

消費者アンケートの結果によれば、震災後一ヶ月間、日本産の日本酒を「買わなくなっ た」という回答が約

3

割強と最も多かった。アンケート回答時の

2011

9

月末~

10

月上 旬の時点でも震災後日本産の日本酒を「買わなくなった」という回答や約

2

割弱を占めた が、一方で、「震災前と変わらない、もしくは増えた」との回答も約

4

割を占めており、

震災直後の影響は大きかったものの、その後、一部の需要は回復しているといえる。

日本国内の関係業者によれば、輸出量のピークは

2010

年であったが、震災後、日本酒の 需要は落ちたとのことであった。これは、風評被害により、日本酒が主に消費されている 日本食レストランの客数が減ったため、それに伴って日本酒の消費量も減ったものと考え られる。

31.8%

9.1%

6.2% 8.4%

9.9%

34.7%

- 日本酒 -

震災前と変わらない、も しくは増えた

震災前の80%程度に 減った

震災前の60%程度に 減った

震災前の40%程度に 減った

震災前の20%程度に 減った

買わなくなった

n = 274

4.9-10

日本産の購入頻度(震災後1ヶ月間)(香港・日本酒)

298

39.4%

10.2% 9.1%

12.0%

11.3%

17.9%

- 日本酒 -

震災前と変わらない、もしくは 増えた

震災前の80%程度に減った

震災前の60%程度に減った

震災前の40%程度に減った

震災前の20%程度に減った

買わなくなった

n = 274

4.9-11

日本産の購入頻度(震災前との比較)(香港・日本酒)

(2)

輸出競合国との競争及び住み分け状況

香港における輸入日本酒のシェアに関するデータは

FAOSTAT

には掲載されていなかっ た。香港の関係者のヒアリングによれば、酒類全体でみると、関税、酒税がかからないた め、日本産、他国産ともに清涼飲料水とほとんど変わらない価格で購入できるビールの人 気が高く、また、近年はワインの消費も増えているとのことであった。これらの他の酒類 が日本酒の競合といえる。

また、日本酒は中国や台湾など日本以外で製造されたものも流通されているものの、そ れらもほとんどは、商品名は日本語で書かれており、表示を詳細に確認しなくては純粋な 日本産かどうかの区別は難しい。このため、日本産とそれ以外の明確な住み分けはできて いないものと考えられる。

(3) 今後の需要の伸びの検討

香港に日本食レストランは

700

店舗ほどあり、ほぼ飽和状態といってもよいだろう。こ のため、飲食店での日本酒の消費については、これらの既存の店舗での消費量を増やす努 力が必要である。また、自宅用の需要拡大も重要であるが、現状では自宅で飲まれるお酒 としては、ワインやビールなどに人気があるため、厳しい競争を強いられることになる。

また、日本酒は日本食と一緒に飲むという形での普及が主であるため、自宅用を考えると、

日本食以外の料理との組み合わせを試してもらうなどの新しい販売方法が必要となる。

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