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日本産の主要農林水産物等(香港・水産物)の購買層の明確化 (1) 調査品目の購買目的、頻度

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2684.8. 水産物

4.8.2. 日本産の主要農林水産物等(香港・水産物)の購買層の明確化 (1) 調査品目の購買目的、頻度

水産物(主に冷凍)については、業務用と自宅用の両方が出回っているが、あわび(調 整品)、なまこ(乾燥)、ホタテの貝柱等の水産調整品は、中華レストランでの食材とし て業務用に購入されている割合が高い。そのほか、自宅での調理用のほか、贈答品として も購入されている。

消費者アンケートの結果によれば、消費者全体では、震災前の水産品の購入について、

「日本産をたまに買うことがあった」、「日本産を購入したことがあるが、滅多に買うこ とはなかった」が多く、合わせて約

6

割弱を占めた。また、購買の目的としては、「自分 や家族が日常に食べる目的で」が約

6

割と最も多く、次いで「自分や家族が特別なときに 食べる目的で」が約

3

割強、「贈答用」が約

1

割弱を占めた。

57.7%

34.7%

7.6%

- 日本産の水産物 -

自分や家族が日常に食 べる目的で

自分や家族が特別なと きに食べる目的で 贈答用

n = 276

図 4.8-14 日本産の購入目的(震災前)(香港・水産物)

277

1.8%

8.0%

11.7%

30.2%

26.5%

9.0%

12.9%

- 日本産の水産物 -

必ず日本産の商品を買って いた

ほとんどの場合、日本産を 買っていた

日本産とそれ以外では、ど ちらかというと日本産を買う ことのほうが多かった 日本産をたまに買うことが あった

日本産を購入したことがあ るが、滅多に買うことはな かった

一度も買ったことがなかっ た

産地を気にしたことはな n = 1026 かった

4.8-15

日本産の購入頻度(震災前)(香港・水産物)

(2)

購買層(所得別、年齢別、地域別等)

水産調整品は、高級中華レストランで提供されることが多いため、最終消費者は、これ らのレストランを利用する高所得層となる。生鮮については、小売スーパー等では、冷凍 のホタテ、かに等が売られているが、日本産のものは高級品であるため、同じく高所得層 が主な購買層と考えられる。

消費者アンケートでは、日本産の水産品の購入頻度を回答者の月収階級別に集計した結 果、「必ず日本産の商品を買っていた」、「ほとんどの場合、日本産を買っていた」、も しくは「日本産とそれ以外では、どちらかというと日本産を買うことのほうが多かった」

と回答した割合が最も高かったのは、月収が

60,000

香港ドル以上の階級であった。

278 2.4 

1.4 

0.8  1.4 

3.2  4.8  3.7 

2.7  3.1 

7.3  4.8 

9.7  6.9 

6.3  4.3  9.3 

7.5  14.3  11.1  5.4 

10.9  4.9  7.9 

11.1  10.8 

14.8  11.6 

10.3  11.8 

9.5  11.1  10.8 

16.4  22.0  17.5 

22.2  33.3  25.0  35.5 

34.6  36.6 

25.4  37.0  29.7 

32.0  26.8  33.3 

29.2  27.5  31.3  19.6 

25.2  25.8  33.3 

24.1  32.4 

21.1  19.5  14.3 

8.3  6.9 

9.4  11.6 

12.1  5.4 

1.6  5.6  5.4 

7.8  17.1  22.2 

18.1  14.7 

12.5  15.9 

8.4  9.7  11.1  7.4  13.5 

8.6 

0% 20% 40% 60% 80% 100%

10

HKD

未満

10千~15千 HKD未満 15千~20千 HKD未満 20

千~

25

HKD

未満

25

千~

30

HKD

未満

30

千~

35

HKD

未満

35千~40千 HKD未満 40千~45千 HKD未満 45

千~

50

HKD

未満

50

千~

55

HKD

未満

55

千~

60

HKD

未満

60千 HKD以上

- 香港:日本産の水産物 -

必ず日本産の商品を買っていた ほとんどの場合、日本産を買っていた

日本産とそれ以外では、どちらかというと日本産を買うことのほうが多かった 日本産をたまに買うことがあった

日本産を購入したことがあるが、滅多に買うことはなかった 一度も買ったことがなかった

産地を気にしたことはなかった n = 41

月収

n = 63 n = 72 n = 102 n = 128 n = 138 n = 107 n = 93 n = 63 n = 54 n = 37 n = 128

図 4.8-16 日本産の購買頻度(所得別)(香港・水産物)

(3) 消費者の購買基準(価格、産地、品質等)

日本産の業務用の水産調整品については、質のよさもさることながら、長年、市場を開 拓してきた香港の輸入・卸売業者の戦略もあり、逆に日本産として意識されずに高級中華 食材として消費されるものも多い。

日本産として意識して消費されるものについては、よいもの(美味しくて安全なもの)

であれば多少高くとも日本産を選ぶ高所得層に選ばれていたが、震災による原発事故の影 響で海水の放射性物質汚染が懸念され、安全性について不安を招いたため、風評被害の影 響が大きかったものと考えられる。

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