7 . センターの広場
センターの広場
個人的な話で恐縮ですが、本格的にコンビュータを使い始めたのが、就職直後の
1 9 9 9
年でそれから 約5
年が経ちます。その当時すでにインターネット環境は当たり前で、配属直後に「とりあえずメー ルアカウント」という時代でした。はじめて使ったパソコン(注:学生時代に軽く触れたことはあり ましたが)の08
はWindows98
であり、GUI ( G r a p h i c a l U s e r I n t e r f a c e )
が当然の"世代"になり ます。GUI
といえばなんといっても「マウス」でしょう。ノ《ソコンといって思い浮かべるのは、パソ コン本体・ディスプレイ・キーボードそしてマウスの4点セットではないでしょうか?なぜこのよう な構成になったのでしょうか?ふと疑問に思われる方もおられるかもしれません。ここでは、パーソ ナルコンビュータとマウスというキーワードで、歴史を大雄把に見てみたし、と思し、ます。ご存知の方も多し、かと思いますが、この「パーソナルコンビュータ」と「マウス」の概念が発表さ れた年は共に
1 9 6 8
年です。「パーソナルコンヒ。ュータ」という概念は、アラン・ケイ氏
( A l a nKay)
によって提案されまし た。(余談:この人は1 9 7 7
年に有名なiDynabookJ
を提案しています。さらに8 m a l l t a l k
、デスク トップ・パブリッシング、イーサーネット、レーザ・プリンタなどの開発の指導者の一人としても有 名です。)一方、「マウス」の概念は、ダグラス・エンゲルパート氏
( D o u g l a sE n g e l b a r t )
により提案されま した。またこのとき、同時に実物によりデモンストレーションが行われ、そのシステムは現在のパ ソコンの構成とほとんど変わらなかったそうです。エンゲルパート氏の発想そのものの源泉をたどる と1 9 4 5
年のヴ、アネヴ、ァー・ブッシュ氏( V a n n e v a rBush)
と彼のMemex
という提案に行き着きます。(Memex
は情報を検索し、し、かにしてユーザに提案するかという概念で、ハイパーテキストという情 報提示手法の原点といわれています)。この情報提示の手法とその情報をとりだすためのインタフェー スという一連の流れの中で、いまのマウスの原型が提案されたのでした。また彼らのアイデアを一般(パーソナノレ)向きに商品として売り出したのが、
AppleComputer
社 のMacintosh
であり、その中心的人物がスティーブ・ジョブズ( 8 t e v eJ o b s )
氏でした。これ以降、ノ
t
ーソナルコンビュータの需要は拡大し、またその性能の向上に伴い、GUI
の利用が現実的なもの となりました。それとほぼ同時期に誕生したARPANET
に端を発するインターネットの拡大により、ノ、ィパーテキスト、
GUI
は不可欠なものになり、マウスはなくてはならないユーザインタフェースと して、いまなおその形をほぼ変えることなく存在しています。ここで考えさせられることは、現在便利に利用されているものも、実際には何十年も前に考案され たものであるということです。コンビュータは、ここ数十年で飛躍的な進歩を遂げていますが、一方 でマウスやキーボードなどのインターフェースはほぼ変化していません。様々なインタフェースが提 案されては消えていったことと思いますが、結局残っているのは、草創期に提案されたものだという
ところに、不思議さを感じます。
数十年後の未来を予想するのは難しいですが、ひょっとしたら、今と変わらない環境で、未来の人 もコンビュータを利用しているのでしょうか?
( H . M . )
‑110
8 . 編集後記
( Iセンターレポート」第22号 編 集 後 記 )
今号の特集は
e ‑ l e a r n i n g
である。学内のいろいろなところでさまざまな試みが進め られている、その現状と熱気の一端が伝わってくる。原稿をお寄せ下さった皆様に心か らお礼を申し上げたい。e ‑ l e a r n i n g
が教育の有効な一手段として今後ますます発展する であろうことは疑いなし、。学生に真の実力をつけさせて社会に送り出さねばならない時 代を迎えて、より効果的な教育方法を模索している教官は少なくないと思われるが、目 的が手段に翻弄されてしまいそうな不安もなくはない。今回の特集が教育方法改善の検 討の一助となれば幸いである。(生産科学研究科修行稔)
[編集委員]
総合情報処理センター長 教 授 黒 田 英 夫
薬学部 助 教 授 西 田 孝 洋
環境科学部 助 教 授 武 藤 鉄 司
水産学部 助 教 授 高 山 久 明
*
生産科学研究科 教 授 修 行 稔医歯薬学総合研究科 助 教 授 西 田 孝 洋
附属図書館 事務部長 安 永 勉
総合情報処理センター 助 教 授 野 崎 剛 一 総合情報処理センター 助 手 柳 生 大 輔 総合情報処理センター 助 手 丸 田 英 徳
* 編 集 長
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長崎大学総合情報処理センターレポート 第 22 号 発 行 2004 年 3 月
編 集 発 行
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