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1,042熊本市

ドキュメント内 熊本市消防局活動記録誌 全ページ (ページ 162-165)

益城西原

869

173

発生区 搬送人員 中央区 223

東区 232

西区 116

南区 151

北区 74

益城町 133

西原村 23

合計 952

益城西原  4月中

熊本市 796

156

救急隊別全出場件数分布(前震から1週間)

救急隊別地震関連出場比率(前震から1 週間)

地震関連 その他

救急隊別全出場件数分布(前震から1週間)

救急隊別地震関連出場比率(前震から1 週間)

地震関連 その他

所属長の提言

警防部救急課長 消防監 西岡和男

防災に関わる多くの機関は、平時から几帳面で細やかな執務を行っている。

しかしながら、甚大な災害に突然見舞われたとき、そのことが逆に足かせとなることもある。

被災に より予定し ていたシス テムが 使用 できなかっ たり、災害 によって 特 徴が異なる ことなど から、臨機応変にシンプルかつダイナミックな判断が必要となる。

熊本地震の振り返りの研修や講演等が各地で開催されているが、やがて2年を経過しようとして いる中 でも、改め て 重要な出 来事や知見 を 知ること も多い。熊 本地震の経 験を未来に 活かすこ と ができるように努めてゆきたいと考えている。

■ 災害の特徴をとらえた準備と対応

救急課は、複数の災害医療関係機関や報道等に係る情報の整理に非常に大きな苦労をしたが、

災害の「フェーズ」と「スケール」に応じた各機関の役割をシンプルに整理し、その状況に応じ て柔軟な相互協力ができるように備えておくことが肝要である。

■ 概要の早期共有

熊本地震では、救助救出現場が限局していたことが大きな特徴である。情報司令課が把握しつ つある、大まかな災害の全体像を早期から現場と刻々と共有することは、現場活動を行う部隊の 戦略方針を支える上で重要である。

■ ICTの活用

大規模災害時においては、複数の機関により類似の情報収集を行うことが問題を複雑にするた め、各種ICTの活用が望ましい。EMIS(広域災害救急医療システム)については、被災地 医療機関の状況や災害医療チームの動向だけではなく、広域の医療機関の待機状況等の情報共有 ができることから、被災地の災害対策、受援及び支援に極めて有用である。医療機関や防災機関 が幅広く参加した活用の普及が課題となっている。

■ 関係機関との連携

熊本地震において多くの支援を受ける中で、消防はもとより、医療、ライフライン、行政等と いったあらゆる機関が大規模災害の支援体制を整えており、その支援のスピードと能力に驚かさ れることも多かった。

・顔の見える関係の構築

大規模災害において被災地から災害対策を委ねることができる機関が想像より広く存在して いた。このことから、お互いが顔の見える関係を築き、有事の際に役割を委ねることができる よう備えておくことが極めて有用である。

・経験の伝承

大規模災害を経験した地域からの支援は、経験に基づく知見に富んだ助言も多く、被災前に 目を向けきれていなかったことは大きな反省である。記憶を風化させない、とはよく言われる ことであるが、細やかな経験の伝承と共有は極めて重要である。

ドキュメント内 熊本市消防局活動記録誌 全ページ (ページ 162-165)