入
。
報土といういかなる時代をも貫く法然上人の普遍の教え
を伝えていくために︑法然上人の実に多様で奥深い応答
は私たちに実に大きな示唆を与えてくれるものだからで
ある︒そうした意味でも﹃対話編﹄の刊行は︑まさに布
教の場で大きな働きを果たしてくれることと確信してい
本書の体裁は消息編﹃ る
﹄ ﹃
法語類編﹄と同一であり
漢文は書き下し︑適宜にルビを配した︒さらに︑檀信徒
の方々にもご理解いただけるよう分かりゃすく明朗な現
代語訳を付している︒その一方︑校訂註や出典
・
典拠の所在を下段に記し︑学術的にも耐えられる装丁となって
いる
︒末尾には消息別
・
成句・
語句の三
種の索引を配し︑
法語検索にも容易に答えられるよう配慮した︒さらに︑
法語の内容に即した分かりゃすい用語解説を施した︒
現時点で︑すべての法語の抽出作業と二
O O
程度の現代語訳を終えているが︑﹃
消息編
﹄ ﹃
法語類編
﹄に
比
べ﹃対話編﹄は法語数で一
OO
程度の増加となりそれに
応じて種々の作業も増加しておりページ数も大幅に増
加するのではないかと想定している︒ なお紙面の都合上﹃法然上人のご法語﹄の編纂目的
や編集経過についての詳細は
消息編︑ ﹃
﹄ ﹃
法語類編﹄の
﹁あ
とが
き
﹂
を参照されたい︒﹃消息編
﹄ ﹃
法語類編﹄に引き続きこ
の﹃
対話編﹄が
一人でも多くの方々に親しまれお念仏の
声の
広がるよ
すがとなることを祈念する︒
﹁浄土宗義と現代
﹂
法語研究班袖山栄輝林田康順
浄
土宗
出版室編集担当小村正孝
浄 土 宗 典 籍 版 木 の 研 究
│
│ 浄土宗寺院所蔵文献類調査整理研究
│
│
•
[目
的]
浄土宗寺院においてその寺の住職さえ自坊に何が所
蔵されているのか知らないまま︑また︑什物帳で所蔵し ていることは知っていても蔵の中にあって一度も見たこ とがないまま︑徽や虫食いによって損傷していく文献類 がある︒また中には︑本堂や庫裏の新築
・改築などで
その寺院所蔵の文献類が廃品として処分されたりする例 もある︒しかしこれらの中には貴重な文献類が存在する
ので
ある
︒ よって︑これらの文献類を調査整理し︑各所蔵寺院に その存在価値を認識しても
らい︑保存し後世に伝えてい
竹
真 道 内
くことがこのプロジェクト研究の目的である︒
[これまでの経過]
本プロジェクトは︑偽教大学に部屋を借用している浄 土宗総合研究所分室所属の研究員が中
心と
なり
︑
平成五
年十月より計画され
平成六年四月より調査研究活動に
入った︒
まず︑既存の情報を調査整理するため︑浄土宗宗務庁
の許
可を
得︑
﹃浄土宗寺院名鑑
﹄
掲載の全浄土宗寺院の
データ及び昭和四十三
年の浄土宗宗勢調査記載の寺院什
物(掛け軸・
古文書
・記録等)を浄土宗総合研究所分
1 0 4 ‑
室のパソコンにすべて入力した︒これによりどの寺院に どのような文献があるかが前も
っ
て把握できることにな
ず コた
(データ漏れを防ぐため︑﹂れらは厳重に分室で保管
している)
︒
次に平成六年
九
月と平成八年六月に
﹃宗
報
﹄