持っている)ケース
虐待が疑われている(児童相談所に通報が 入っている)ケース
親の状況により緊急時対応(時間外対応)
をしているケース
親にサービスが入っているケース
祖父母(同居の有無に関わらず)の支援を 頻回に得ているケース
社会的養護を必要として入所へ至った ケース
社会的養護を必要としている(児童相談所 が検討している)ケース
未就学 小学校 低 小学校 高 中学生 高校生 計 男
女 計
34 29 28 21 14 126
10 11 05 07 05 038
44 40 33 28 19 164
知的障害 自閉症 スペクトラム 身体障害 重複 その他
46 57 13 23 7 18
両親世帯 母子世帯 父子世帯
151 12 1
個別支援級、特別支援学校、サポート校在籍者(中区 在住)203名(H19.3.31)
2)障害等
3)世帯状況
4)その他
横浜市中区にある本牧活動ホームの職員の内藤です。
児童の担当をしております。宜しくお願いします。
活動ホームについて
この検討会のなかで同じ活動ホームという名前の付 いた横浜市内にある施設で働いている職員たちが何名 か参加をしておりまして、活動ホームにおいて地域で 子どもを支えていく中で何が課題であるとか、いろい ろな話し合いを進めてまいりました。
いつも横浜で活動をしていて、活動ホームというの はみんななんとなく知っているので、あまりちゃんと 説明をせずにきてしまったので、レジュメに簡単に横 浜市における活動ホームの歴史というものを書かせて いただきました。
活動ホーム自体は、横浜市独自のものなので、説明 のしにくいものになっているのですが、土地は横浜市 のもので、建物も90%から95%が横浜市の負担になっ ています。残りを地域の方で負担をして建設をすると いうことになっています。
運営に関してはそれぞれ地域で立ち上げた、いまで いうNPO法人のようなものが運営してきました。以前 はNPO法人というものがメジャーではなかったので、
横浜市独自で運営委員会方式で運営をしてくださいと いうことで運営委員会が実施してまいりました。
自立支援法の流れに沿ってデイサービスを行なって いる関係で、NPO法人を今年度取得したという経緯に なっています。
横浜市内には、18の区があります。その中で活動ホ ームが各区に1ヶ所から2ヶ所ありますので、全部で23 館になっています。それとは別に、もう少し大きな、
同じ名前になるのですが法人型活動ホームというもの が1区に1ヶ所ずつ整備をされております。残り3館で 全区に整備が終了という形になっていますので、現在 15館が整備をされている状況になっております。
中区の現状 1)地域性
中区の人口は、平成20年3月1日の時点で14万2,699名
になっています。横浜市内18区の中で下から2番目に 人口の少ないエリアになります。ただ、このエリアは、
日本でもとても有名な寿地区と言われるドヤ街を抱え ている一方で、横浜の中で山手という大変な高級住宅 街も同じ区に抱えているような感じで、利用者さんの 中もものすごく貧富の差が激しい地域になっていま す。生活保護を受給されている世帯もいらっしゃいま すし、生活保護は受給されないのだけど、それ以下の 所得で頑張っていらっしゃるお家もありながら、一方 では、とても大きな建物のお家にお住まいで、車も何 台も持っていらっしゃるようなご利用者さんがいらっ しゃるというような地域です。
2)家庭状況
レジュメの 6 . に資料という形で付けさせていただき ましたが、子どもの登録は現在164名になっています。
子どもの支援をさせていただくようになってから、ち ょうど10年経ったのですが、10年前と大きく変わった ところは片親の世帯がとても増えてきたということで す。離婚、死別などの理由で母子家庭、父子家庭が以 前より増加しています。それからご家族、とくにお母 様が精神的不安定さを抱えるケース、それから実際に 精神疾患を抱えていらっしゃる方、クリニックに通わ れている方というケースが、ここ2〜3年でぐっと増え てきています。特に小学校に上がる前のお子さんを育 てていらっしゃる親御さんの中で、とても精神的に不 安定な方が増えているように感じられます。
虐待が疑われているケースも増加の傾向にありま す。何をもって虐待とするかというのはとても難しい ものがあって、定義が明確ではないのと、生命に危機 がない限り児童相談所がなかなか入れないという状態 です。児童相談所の緊急一時保護もいっぱいになって しまっています。虐待ケースの中で、お金持ちの方、
家が立派なところにはなぜか入りにくいものがあるよ うです。このようなお金を多く持っている家庭ではサ ービスをたくさんたくさん利用できます。しかし、サ ービスを多く利用したからといって虐待がなくなるわ けではないですし、結局精神的に追い詰められている
お母様方がいらっしゃるのですが、建物という物理的 な条件というのはとても大きいようで、家庭が裕福な おうちのお母様方の孤独感がとても強いにも関わら ず、児童相談所がなかなか入ることができていないよ うです。周りから中が見えない状況になってしまって いるというのが感じられます。
私たちのほうから児童相談所のほうに、この6つの ケースに関しては全て通報を挙げさせていただいてお りますし、福祉事務所のほうに話はさせていただいて おりますし、療育センターにも繋がっているのですが、
何の解決の糸口も見えずに何とか支援をしているとい う状況になっています。
それ以外で、ご家族の状況によって緊急時対応を必 要としているケースが6ケースあります。「いま」助け てというのがとても多いです。私自身がご家族に公表 している電話を持っており、最近はそちらにちょくち ょく電話やメールが入ってくるようになりました。子 どもに向き合えない、子どもをいま見ることができな い、いま消え去りたい、死んでしまいたいなどの思い を伝えてきてくれます。そうなった場合、制度はもち ろん何もないのですが、それを受けてもちろんお家に 入らざるを得ないという形です。
それから、ご家族が疾患を持っていらっしゃる、身 体的な疾患を持っていらっしゃる方もいらっしゃいま すので、そういった場合に、いま倒れましたから子ど もを見てくださいというようなお電話があったり、関 係機関から入ったりということで対応するケースもあ ります。
親にサービスが入っているケースというのは、親御 さんが知的障害のある方、または知的障害が疑われる 方、精神障害のある方になります。子どもがメインで 今までずっと支援をさせていただいていたのですが、
それだけでは到底生活が成り立たないのです。お子さ んの下校時刻がわからないとか、学校の書類がわから ない、学校の用事があるが何時に行くのかわからない、
また何を用意していっていいのかわからないというよ うなものがとても多くて、そういったご家族に対して、
別の職員が対応しています。お子さんには子どもの担
当者が対応していて、親御さんが担うべきもの、学校 の色々な物を揃えるであるとか、通院をさせるである とか、通学をさせるというところの支援は、別のスタ ッフが親のサイドから支援をしているというケースが あります。
3)考察
私自身が中区で仕事を始めさせて頂いた時とはちょ っと状況が変わってきていて、難しいケースであると か、単発のサービスでは生活が成り行かないような家 庭が増えてきているというふうに思っています。これ はこの地域が特別なのではなくて、検討会の中に入っ ている別の活動ホームの職員に話を聞いても、やはり 同じようなケースが多々出てきているのです。全体的 に見てもうちょっと複合的なサービスが必要な家庭と いうのが増えてきているなという認識を持っています。
問題・課題
健全な親家庭の存在を前提としたサービスのあり方の 不備
私たちの話し合いの中で課題として出てきているの は、横浜市もそうなのですが、障害児の地域支援とし て一時預かりのサービスやショートステイ、短期入所、
デイサービスなどがあったりしますが、全てが家庭や 親御さんが健全であるというのが条件になっているの です。家族以外でケアマネジメントを担うところがど こにもない。コーディネイトをするのは親しかいない 状態なのです。精神的に不安定な親や自分のことで精 一杯の親にとって、子どものサービスをコーディネイ トするとか、ケアマネジメントをすることとか、将来 を見据えてどうしていこうかということを考える余裕 がまずない状態なのです。虐待ケースや親の障害、精 神疾患、離婚されているケースが増えてきている中で、
親を頼りに、親がいることを前提にサービスだけがあ っても、使いこなすことがとても難しいのではないで しょうか。結局困っていらっしゃればいらっしゃるほ どサービスに繋がらない傾向にあるように感じられま す。SOSをどこに出していいのかがまずわからなかっ