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渇水年における水田後麦作と転換畑後麦作の圃場排水 図- V-9

126

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以上の結果は, 1984年および1985年の麦作期圃場で観測された回場排水を 圃場履歴および降雨特性と併せて考えた場合, 両年の園場排水特性はシミュレ ーションで得られた豊水年, 平水年および渇水年の排水特性から理解すること ができる.

なお, いずれのケースも圃場排水のうち95%以上が暗渠排水によるものであ ることから, 以下の窒素流出量の推定は暗渠排水を対象として行った.

2 )排水特性の違いによる窒素流出

窒素流出量の計算は, 第N章で開発した窒素流出簡易評価モデルを用いて,

l.Ohaの麦作画場を対象に 行った. このため,

計算の初期条件は基肥量で与え,

使用するパラメータは調査園場で同定された値を使用した. ただし, 圃場内硝 酸態、窒素量と暗渠排水のT-N水質の関係を表すεは,

評価圏場を

1.0haとする ことによりε=O.00186m.3(=O.012m.3

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113.0m2/ 1.0ha)となる.

表- V-5に豊水年, 平水年, 渇水年および1989年麦作期間内の総窒素流出 量を示す. また, 図-V-10----13に各基準年の水田後麦作期圃場における暗 渠排水のT-N濃度の変動と累積窒素流出曲線を示す.

表-V-5 麦作期間内の総窒素流出量

水田後麦作園場 転換畑後麦作園場

豊水年 (1977) 26.4 30.3

平水年 (疑似年)

24.4 31.2

単位:

kg・ha

-1

渇水年 前期多雨年 (1978) (1989)

4.3 11.0

42.7 45.4

総窒素流出量は前期多雨年が最も多く, 42.7----45.4kg・ha.1で施肥量に対す る流出率(総窒素流出量/施肥量)は67'"'"'71%に も達した. また, 豊水年と平水 年では大きな差はみられず24.4'"'"'31.2kg ・ha .1の 窒素流出量であったが, 渇水 年では4.3'"'"'11.0kg・ha.1と平水年より約20kg・ha.1少なかった. 豊水年, 平水年

および渇水年の施肥量に対する流出率はそれぞれ, 41----47%, 38'"'"'49%, 7�

17%であった. また, 水田後圃場と転換畑後園場との比較では転換畑後圃場の 窒素流出量が多い傾向にあった.

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