①山電網干駅
4人
2人 2人②お店
4人 4人 4人
③網干図書館 2人
4人 4人
④学校
4人 4人 4人
⑤交通機関 2人
4人 4人
⑥道路・信号・歩道橋
4人
2人4人
⑦人のこと 2人 2人
4人
⑧神社,寺
2人
6人 2人⑨市民センター
2人
2人 3人⑩公園
4人
2人 2人⑪家,住居(マンシ・ン) 2人 2人 2人 図4−1−2グループ構成人数
4.1.4第3次の学習
(1)「グループ顔合わせ及び役割分担①」/1999年5月19日
【学習のねらい】
グループで集まり,自分達 のグループの活動計画を考 え,修学旅行での調べ活動 の役割分担を行う。
【学習の様子】
体育館に集まり,グループ
の顔合わせ及び修学旅
図4−1−3修学旅行での調べ活動の打ち合わせ行での調べ学習の打ち合わせを行った。修学旅行のしおりを参考に,「デ
ジカメ係」「記録係」「聞き取り調査の内容」等を決めた。
図4−1−3は山電網干駅グループの児童が修学旅行での役割分担を行 っている様子である。このグループには障害を持つY君が所属していたが,
トーキングエードでコミュニケーションをとりながら役割について話し合い,
グループ連絡i帳にそれをまとめていた。
4.1.5第4次の学習
(1)「修学旅行先の町調べ」/1999年5月24日,25日
【学習のねらい】
グループで行った役割分担に従い,修学旅行先でやさしい町の工夫を調 べ,デジカメ,修学旅行記に記録を残し,自分達の町を調べる時の問題発 見の視点を持つ。
【学習の様子】
(修学旅行第1日目5,月24日)
グループに一台ずつデジカメ を持たせ,修学旅行先で見つけ たやさしさの工夫を映像として記 録するようにさせた。また,修学 旅行のしおりの中に今回の学習 のページを加え,気付いたこと や聞き取りをしたことを記録する
ようにした。第1日目は朝からか 図4−1−4東大寺の木製スロープ なり強い雨が降っており,最悪の天候の中,修学旅行はスタートした。
一30一
雨の中でのY児との見学を通し,木のスロープでは車椅子は滑りやすくて 困ることに気付いていた。(図4
−1−4)
また,東大寺にはたくさんの石 段があったが,Y児が車椅子専 用の通路を利用する中で(図4−
1−5),歴史ある建物にもこうい った工夫がいることをノートに記 録していた。
図4−1−5東大寺車椅子専用通路
その他,奈良公園,JR奈良駅の障害者用トイレのボタン式ドア,猿沢の池 近くにあるスロープ付き階段などやさしさの工夫を見付け,デジカメに残し ている。(図4−1−6)
修学旅行は,団体行動だった が,東大寺をはじめ文化施設の 見学をする中で子ども達はY児 の目を通して,奈良の施設の工 夫に目を向け,これまで,自分達 が生活している範囲内では見ら れない工夫を発見し,修学旅行 のしおりに気付いたことを残して
いった。
図4−1−6JR奈良駅障害者用トイレ
(修学旅行第2日目5,月25日)
2日目の行程は伊勢神宮(内宮)ど鳥羽水族館の見学である。伊勢神宮では,
玉砂利がひいてあるので,あらかじめ電動車椅子の借用を申し込んでおり,
Y児は電動車椅子を使って,内宮の見学を行った。子ども達は電動車椅子の
存在を知り,Y児と一緒に行動す る中で,こういつた場所では,普 段目にしている車椅子では大変 不便であり,電動車椅子があるだ けで,車椅子を利用している人は 大変便利になることに気付いた。
(図4−1−7)
鳥羽水族館は県の条例に適応
したバリアフリーの建物であり,ス
匡聖一1−7{灘『電勇b]車懸=
ロープ,トイレ,入場ゲートなど数々の工夫がされていた。子ども達がまず触 れたのは,車椅子用の入場エレベータである。
Y児と一緒にエレベーターに乗り,係員さんと一緒に2階にあるエントランス ルームに入った。(図4−1−8)
図4−1−8エレベータでエントランスホールへ入 る障害を持つY児のグループ
この後,水族館の中では,グループでの瑚1」行動で見学を行った。スロー プの数の多さ,アシカショーの会場も車椅子での移動を考慮したフラットな設 計になっており,子ども達は水族館の見学の中で,最先端のバリアフリーの 施設を知り,自分達の町を見直す時の比較対象を明確にすることができた。
.32一
(2)「網干の町調べ」/1999年5月26日
【学習のねらい】
それぞれのグループに分 かれ,子ども達は網干の町
の問題点発見の地域調べ
へ出かけた。
図4−1−8は図書館グル
ープの子ども達が図書館へ 行き,係りの人に障害を持
つ人のための工夫につい
図4−1−8図書館グループの児童
て質問しているところである。その中で,椅子に座ってどの辺りまで本が取 れるか確かめたり,貸し出し用の記入机の高さが高すぎるのではないかな どの問題点を発見した。
図4−1−9は市民セン
ターグループの子ども達 が,係りの人に障害者用ト イレの説明を聞いている ところである。ここでは,アコーデオン式の扉が付 いていたが,車椅子や手の
カが弱いお年よりにはJR奈 図4−1−9市民センターグループの児童 良駅で見た自動ボタン式の扉の方が良いのではないか。また,市民センタ ーには1階にしか障害者用トイレがなかったので,鳥羽水族館では各階に 何ヶ所も障害者用トイレがあったことを思い出し,障害者用トイレの数の問題 にも気付いていた。
(3)「役割分担②」/1999年5月27日
【学習のねらい】
自分達の町を調べて見つ けてきた問題点をまとめ,改 善案作成の大まかな計画を 立て,役割分担を行うことが
できる。
図4−1−10見つけた問題点をまとめる
【学習の様子】
自分達の町を調べてきたことを報告し合い,ワークシートに問題点をまとめ,
改善案を考える役割を分担を行った。
図4−1−10はグループで調べてきた自分達の町の問題点をまとめてい る様子である。次からの学習は,非同期で行うため,どんな内容をどのペア ーが担当するか打ち合わせをし,大まかな役割分担を行った。
4.1.6第5次の学習
「GTAプロジェクト(案)を作ろう。」/1999年5月28日〜6月28日
【学習のねらい】
ペアーの人と協力しながら,第4次で行った役割分担に従い電子メール,
グループ違絡帳で連絡を取りながら,改善案の資料と発表原稿を作る。
【学習の様子】
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非同期による,パソコンを使っての改善案作成の学習が始まった。学習は,
2名のペアーで,第4時
での打ち合わせに基
づいて,改善案提案の ための資料づくりから 始まった。最初,子ども 達にパソコンへのグル ープごとのログインの 仕方を教えた。子ども達は,5年生の 3学期に在校生代表と
して,パソコンを使って
図4−1−11グループ連絡帳に連絡を書く。
の「思い出のアルバムづくり」を経験していたので,基本的な操作方法は理 解している。そこで,今回は自分達のペアーが,ネットワークヘログインする 時の名前だけを説明した。
同じクラスに同じグループのペアーが複数いる場合,例えば「図書館グル ープ①」「図書館グループ②」というように同じグループでもペアーによって 数字:でログイン名を変えることにより,複数名いる場合でもペアーごとに作 業できるようにした。
子ども達は,作業の終わりにできたところまでの画面を電子メールで送り,
その説明等はグループ曝露帳で他のクラスのグループのメンバーと連絡を 取りながら作業を進めていった。図4−1−11は非同期の作業1回目の内 容をグループ連絡ノートに書いている様子である。
以下,非同期による協同学習の様子を,グループ遡絡帳,GTA日記をもと に「脳性麻痺の障害を持つY児の学習の様子」「障害を持つY児の学校生 活での手助けにジレンマを感じていたK児の様子」「発表会準備(同期)」に
視点を当て学習の様子を示していく。
①「障害を持つY児の学習の様子」
図4−1−12は,その時の Y児の学習の様子である。
最初の日で実質的な作業は 進まなかったが,ペアーの1 児と一緒にトーキングエイド でコミュニケーションを取り ながら,自分達は,どんな形 の提案資料を作っていく
図4−1−12連絡を書くY児
かを考えた。そして,時間
の終了時には今日の学
習状況を遵絡帳に記した。
このように,障害を持つY 児も,教室での教科の学 習のようにただ座ってい るだけではなく,(もちろ ん,ノートはペアーの1児 が書いていた。)協同作 業の一員として参加しな がら改善案作成作業が始
まった。
Y児と1児のペアーは,
パソコンでの作業は,キー
・看板を書いたし奈良と伊勢わ良い所と困る所を かいた。奈良駅ではみんなは階段を使ったけど 僕は先生と一緒に秘密のところ(職・すが通る道 でスロープがあった。)を駅員さんに案内してもら ったので良かった。鳥羽駅もスロープあったので 大丈夫だった。階段あるところは困った。
図4−1−13Y児のGTA日記(5月29日)
・今日は写真を新しく入れたよ。目が見えない人 のために,点字の写真を入れたよ。今度は2まい 目の字をうってしまいたいです。今日は1さんが休 んでいます。でもがんばったよ。Yより
図4−1−14 グルーフ『違孫各巾長(6,月9日)
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