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 汎用性のあるプログラムの作成を目指し,第3章までの結果を踏まえて改訂 プログラムを計画,実施しているところである。第4章では,改訂プログラム の概要と途中段階の評価を記述するとともに,本研究の成果や課題,また効果 的なプログラムの要因についても考察を加える。

 前章で述べたように,授業ごとの振り返りの時間に加えて,一定期間の学習

をまとめて振り返る時間を確保することが知識の整理や具体的な行動目標の

設定に有効であり,より深い振り返りが可能になると考えられたので,改訂プ

ログラムとして,短期間で終了するのではなく,継続的な学習が可能なものを 計画した。また,限られた教職員で実施するためには,既存の教科を活用する こと,すなわち,栄養教育の学習目標や内容と重なりのある家庭科で展開する ことが,栄養教育を充実させる上で現実的な対応となりうると考えた。効果を

評価するためには,第3章の栄養教育プログラム2005と同様の内容で実施す

ることにより;実施方法の影響を見ることができると考え,改訂プログラムを 実施することにした。

2.研究方法

2−1.対象及びプログラムの実施

 前章の対象と同じ高等学校の1年生158名(男68名,女90名)。家庭科の

授業は,家庭基礎(2単位)で行われており,教科書は開隆堂の「家庭基礎」

が使用されている。

 事前調査は,2007年4,月に実施した。説明資料を配布し,クラスごとで調査 を実施した。回収した用紙は,記入漏れ等がないか確認し,不備があったもの に対しては,コメントを付けて再度,記入してもらうようにした。回収率は99%

      ヱであった。質問の内容及び質問項目薮はこれまでの調査とほぼ同様である。

2−2.改定プログラムの概要

 本年度は,より実践可能な栄養教育プログラムを検討するため,家庭科の場

で・年間を通して系統的に学習できる琳を考えた・学習内容は2・・5鞭と

同様にし,家庭科の学習を進める中で,内容が関連し,授業を進めやすいとこ ろでプログラムの内容を展開をするという方法である(表4−1)。

 さらに,生徒一人ひとりにクリアポケット式のファイルを所有させ,家庭科 の授業で使用したプリントを保存し,既習内容をいっでも振り返ることができ るようにした。なお,プリントとは,高校の教諭によって作成された通常の家

庭科の授業のプリントとわれわれ研究グループが作成して提供したプリント

のことである。

 具体的には内容1の「食生活の振り返りと行動目標について」は4月に家庭

科の学習の導入時に行った。内容2「野菜摂取量の概量把握について」は夏休 みの課外学習として行った。内容3の「弁当箱学習法を用いた食事の振り返り

と,これからの食生活について」は11月に幼児との交流学習の一環として実

施した。いずれも同校家庭科教諭が授業として行った。2008年2月に事後調査

を実施する予定である。

表4−1  プログラムの比較

2005年度 2007年度

     1.

学習内容     2.

     3.

実施方法

        2005年度の学習内容

食生活の振り返りと行動目標について

野菜摂取量の概量把握について(調理を通した学習)

弁当箱学習法を用いた食事の振り返りと,これからの食生活について  短期連続4回      1年間に分散

2−3.適正摂取量の把握状況に関する評価データと分析方法

 2007年7〜8月に夏休みの課題として,「自分に必要な1食分の野菜の量:を見 て,食べて覚えよう!」と題したワークシートを配付し,この記入状況から分 析を行った。課題の内容は自宅等で調理をしながら野菜の摂取量を把握させよ

うとするものである。

 そのためワークシートを,図4−1のように作成し,夏休み前の授業で配付し,

学習のねらいと方法をを説明した。設問1については,ワークシート配付時に

説明し,一斉学習として1日に必要とされる野菜の量は350gであり,1食分で はおよそ120g(緑黄色野菜40g,淡色野菜80g)であることを知らせて記入さ

せた。設問2以降を課外学習とした。そして,2学期最初の授業で回収した。

ワークシートの記入状況を調べ,第3章と同様にして概量把握の妥当性を算出 した。設問6の感想については,「結果と考察」に記す記述項目を設定し,記 述率として結果を表した。

図4−1 ワークシート 組 番 氏名

自分に必要な1食分の野菜の量を見て,食べて覚えよう!

1.自分に必要な量は?

 *1日に必要とされている野菜の量は(   )9

   ∠ρ緑艶騨( )、φ絶蝶(

 *⊥食では(     )9

  ∠ρ緑艶野菜( )9φ淡衝菜(

2当分に腰な1飴の野菜を準備しよう!◎

)9

)9

 緑黄色野菜と淡色野菜をそれぞれ準備しましょう。

 ◎40gの緑黄色野菜(野菜名      )  ◎80gの淡色野菜  (野菜名      )

3.自分に必要な野菜の量(生)の目安を言葉とスケッチで表わしてみよう。

 *はかりを使わなくても必要量がわかる 自分のものさし (目ばかり)を作りましょう。

 →「概量把握法」といいます。

例)にぎ,。ぶしくら_ボン球、野分など例)_1/4個6

言葉で

例)卵1個,キャベツのせん切り両手1杯など

       ノ

例)きゅうり半分 スケッチで

4.120gの野菜をおいしく食べよう!

 *120g使えば,作るのは1品でも2品でもかまいません。

 *家族の分も作る時は,1人分120gとして人数分を準備しましょう。

まず,1品目(料理名と写真またはスケッチ) できれば,2品目も(料理名と写真またはスケッチ)

◎使った野菜

◎作り方のポイント,工夫など

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