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正答(たけのたけお君が、せっかくつかまえた ちょうがいなくなってしまったので、がっかりす

る。)

正答数25/35人(半分正答9、誤答1)

松井さんが、夏みかんに白いぼうしをかぶせた のは、どんなことを思いついたからですか。

正答(ちょうのかわりに夏みかんをあげようと

思った。)

正答数21/35人、(半分正答7人、誤答7人)

 (JSL児童Eは、在籍学級の総数に含まれている。JSL児童Fは他の学 級なので別に調査したが、結果はほとんど同じであったので省略する。)

(7)質問⑤の解答について

 以下に、質問⑤の『わざわざということばから、ここにぼうしを置く 前にどんなことがあったのでしょう。「だれが、何を、どうして、どうな

った。」と、思いますか。そうぞうして書きましょう。』のJSL児童Eの 在籍学級での回答数を棒グラフで示す。

原文一読後の質問⑤の正答数(下段の数字は人数)

正答5点≡

正答4慮 正答3点…

不十分2点:

    □

不十分1点…

 虫取りは日本文化の一つではあるが、筆者の勤務する都会の学校の児 童の中には、虫取りを体験する児童が減ってきているのかもしれない。

また文章中に書かれていないことは想像できないという児童が増えてい るのかもしれない。

 質問⑥の『松井さんが、「この子は、どんなにがっかりするだろう。」

と言っています。だれが、どうしてがっかりするのだと思いますか。』や 質問⑦の『松井さんが、夏みかんに白いぼうしをかぶせたのは、どんな ことを思いついたからですか。』の正答率も低いと思える。これは、本文 を一読した直後ということが関係しているのかも知れない。また表現が 稚拙なものは半分だけ正解としたためであろう。

(8) 在籍学級でワークシート(2)を用いた調査

 ワークシート(1)の⑥と⑦の問いでは、松井さんのたけお君に対する 気持ちが児童たちははっきりとはつかめていないのではないかと思い、

翌日ワークシート(2)で以下の設問をした。下線部はヒントとして先に印 刷しておいたものである。( )内は、正答例である。

ワークシート(2)

松井さんは、ぼうしの名前を見たとき、その子にたい して、どんな気持ちになりましたか。

はじめに

 (自分がちょうをにがしてしまって、だけお君をがっ  かりさせて悪かったな。)

つぎに

 (おわびに、何かたけお君がよろこぶことをしたい

  なあ。)

2間とも正答11人、どちらか正答20人、どちらも誤 答4人/35人

松井さんが夏みかんに白いぼうしをかぶせたのは、ど んなことを思いついたからですか。

 (ちょうのかわりに夏みかんをあげよう。ちょうが夏

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 みかんに変わったと、だけお君が思うだろう。きっ

 とびっくりして、よろこ、sミだろう。)

正答23/35人、半分正答5人、誤答7人

 筆者の意図は、松井さんの三段階の思考が今後の話の展開に重要な意 味を持つので、それを理解させたいことであった。①がっかりさせて悪 かったな。②何かで喜ばせたい。③ちょうを夏みかんに変えて、だけお 君をびっくりさせよう。という三段階であった。しかし、児童の解答に は、それらを混在させているものも多く、完全な誤りは少なかった。こ れは設問の仕方がよくなかったのかも知れないと反省してし、る。ここま では、在籍学級の一斉授業で、教科書本文の一読後、難語の解説をした 後、すぐに児童たちに書かせたものである。

(9) 在籍学級でワークシート(3)を用いた調査

 次に、在籍学級の一斉授業で、国際教室での授業の例として、リライ ト文とイラストを使った授業を体験させた。まずリラーイト文を物語の順 に筆者が読.み上げ、1人の児童がそれを聞いて複数のイラストの中から 該当すると思えるものを取り上げ、黒板に貼っていった。この時、JSL 児童ではなく、一般の児童を指名した。それから、順不同にしたリライ ト文を児童が一文ずつ読み上げ、適合するイラストに合わせて貼ってい った。こうして大体の粗筋をつかんだ。

そしてワークシート(3)に書き込ませた。ワークシートのリライト文は それぞれが一部分空白のかっこになっており、黒板のリライト文とは違 っている。(児童がこのワークシートに書き込む際には、黒板のリライト 文を見ないように、黒板からリライト文は外しておいた。)

以下はワークシート(含)である。 実際は、イラストは横に右から左へ 配置し、文字は教科書体で縦書きである。

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ワークシート(3)

(1)まついさんは、

(    )の

 うんてんしゅ  です。

(2)(   )が、

おちています。

ξ炉一

冬1

でました。(3)(    )が

(4〕r(   )が

 ここに、

おいたんだな一。」

名前(

ぼうしが、ここにおちて いたわけを、そうぞうし てかいてみましょう。

だれが

 ( 〕が

なにをつかって

 (    . )を

      つかって、

なにを  (

どうした。

 (

)を

それから、どうした。

(       )。

(      )。

)。

42

一1二州:I・ 一/ 一 一一

、    。.「、』/ (5)「このこは ぼうしの名前を見て

    ㌧

c圭1

がら後のまついさん

するだろう。」 の気持ちをかいてみ

よう。

穐》

(1) この子にたい

。8、 (6)まついさんは、 して

なにか

おもいっきました。

(2)何かを

(7)くるま から

)を

だしました。

(3)そうだ、

I1

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