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以上のような内容で調査した結果が第27表、 28表である。この調査に関
(1)
する限り、混血児への強い距離意識は読みとれないが、しかし然々ないで はない。例えば小学生だと座席を隣り合わせる時点で、大学生は結婚にお いて、それがはっきりしている。性別にみると、男より女が混血児に対す る距離意識は強い。混血児との接触の比率が、男にくらべて女は低いこと
(第27表質問4、28表質問5)、を考えれば、接触の度合いが、女の距離 意識に関係しているといえよう(勿論それ以外にも理由は考えられる〉。
さらに小学生だと学年別の差がみられる。すなわち、 6年生よりも 5年 生が混血児に対する距離意識は強い。この学年差は対アメリカ感の場合、
どう現われるであろうか。先の混血児調査の資料をもとにして、これを比 較したのが第29表(その1‑3)である。これでもやはり、学年差がみら れ、対アメリカ距離意識が混血児への距離意識となっているとも考えられ る。
第29表 (1)学生ー普通児の対アメリカ隠線意識(%)
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どちらかといえば好ましくない 14.86 11.23
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ふ . 士
カ好ましくない 13.11 10.12 親し わからない 18.54 7.86 なく
る 一墾 答 1.12
計 100.00 100.00
‑157ー
第29表 その2
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る 家族
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好ましくない 20.14 7.86 思 アう が
わからない 19.27 13.49
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計 100.00 100.00
第29表 その3
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計 100.00 100.00
そとでこの二つの距離意識はどのように結びついているか、つまりアメ リカ人に対する距離意識が、混血児に対する距離意識とどの程度かかわり 合いをもっているか、第27表(特に質問1)と第29表(特にその3)を比 較してみよう。この資料の比較分析からいえることは、混血児に対する距
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離意識はアメリカ人に対する程強くはないということである。それでもな お距離感をもっということは、アメリカ人でもなく、普通の沖縄人でもな い位置づけが混血児に対してなされているといえるのであろう。このよう な中間的位置づけが、先述した混血児の辺境的意識構造にも反映している といえよう。
お わ り に
本論文はマイノリティ・グループ研究の一環として始められた、混血児 研究の一部である。他のマイノリティ・グループと同様、混血児も帆問題"
と結びつけて考えられやすい。混血児に問題はないというわけではない が、 明問題"の研究は二番目の課題である。先ずわれわれは混血児の特質 を把握することから始めねばならない。 もしわれわれが、いわゆる明問 題"から出発すると、 "問題"意識が重要な尺度となる。例えば、目に映 らない問題は H問題"として把握されないこともありうる。調査に際し て、 「ここの学校の混血児には問題はない」ということをよく耳にした。
これはある面では正しいかも知れないが、他方教育的誤謬をおかしてれ いる。教育は m問題"がらだけ出発するものではないからである。われわ は混血児の特質を理解し、そこに"問題"があれば治療につとめ、よい 面は助長するという積極的態度をもたなければならない。このような態度 が、今日の混血児教育には欠けているように思われる。ただ Hそっとし ておく"教育は改められなければならない理由はここにある。
筆者の企画しているこれからの混血児研究が、彼らの教育にいか程貢献 しうるかは未知数だが、最終的にはそれを切望している。この研究に着手 してから2年余りの年月が経過したが、その聞に調査した資料の一部は、
本論文に入っていない。次の機会に続編として発表するつもりである。な
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