第 第 第
第5 5 5 5章 章 章 スタッフ 章 スタッフ スタッフ スタッフの の の の検査 検査 検査 検査・ ・・ ・予防 予防 予防と 予防 と と と感染事故時 感染事故時 感染事故時 感染事故時の の の対策 の 対策 対策 対策
I.
では省 略 可)
(8) 血 中 脂 質:血 清コレステロール、HDLコレステロール、血 清トリグリセライド(血 清ト リグリセライドは3 5歳 を除 く40歳 未 満では省 略 可)
(9) 血 糖(35歳 を除く40歳 未 満 で省 略 可)
(10) 尿 中 の糖 および蛋 白の有 無(糖については血 糖 実 施 時 省略 可 )
(11) 心 電 図 (35歳を除く40歳 未 満 で省 略 可)
このような定 期 健 診 に感 染 対 策 委 員 会 が積 極 的 に関 与 し、下 記 の検 査 項 目 などを追 加 し、
スタッフの感 染対 策に役 立 てるのが望 ましい。
HBs抗 原 、HBs抗 体 、HBc抗 体、HCV抗 体の測 定 、場合 により、HIV抗 体 、HTLV-1 抗 体 、ツベルクリン反 応などを追 加
2) HBs抗 原、HBs抗 体 、HBc抗 体 、HCV抗 体 : 年2~3回 施 行
(1) HBs抗 原 およびHBs抗 体 陰 性 者 に対 しては、将 来 HBV感 染 の危 険 性 が高 いので、
インフォームドコンセントの上 、できる限りHBワクチンによりHBs抗 体 を獲 得するよう にする。
HBワクチン10μg(0.5ml)を皮 下 又は筋 肉 内に接 種(1回 目)、
同 量 1回 目より1ヶ月 後 に接 種(2回 目)
同 量 1回 目より6ヶ月 後 に接 種(3回 目)
HBs抗 体の測 定 :1回 目 接 種 前および3回 目接 種 1ヶ月 後
(2) HBs抗 体 陽 性 者に対 しては、年 1回のHBs抗 原・抗 体の測 定 で良い。(HBs抗体 が検 出 されなくなる場 合 があるので年 1回は必 要 である。HBs抗 体が検 出 されなく なったらHBワクチンを追 加 接 種する必 要がある。)
(3) HBs抗 原 陽 性 者に対 しては、トランスアミナーゼ値 を測 定し肝 機 能 を把 握する。で きればHBe抗 原・抗 体およびHBV DNA量 を測 定する。
特にHBe抗 体 陽 性の場 合 、HBV遺 伝 子のpre-C変異 株 が存在 し、これに新た に感 染 した場 合 、急激 に肝 機 能が悪 化 し、劇 症 肝 炎を発 症することがあるため注 意 を要する。
(4) HBs抗 原 陽 性 で肝 機 能 検 査 正 常者 は原則 として無 症 候 性キャリア扱いとする。H Bs抗 原 陽 性 で肝機 能 検 査 異 常 者は要 治 療 者として専門 医 を紹 介する。
(5) HCV陽 性 者に対してはHCV-RNA定 性を測 定 し、HCV-RNA定 性 陽 性 患 者はキ ャリアとして扱 う。
(((
(6666)))) HBHBHBHBVVVVおよびおよびおよびおよびHCVHCVHCVHCVキャリアキャリアキャリアキャリアののののスタッフスタッフスタッフスタッフののの取の取取取 りりり扱り扱扱 い扱いい い A.
A.
A.
A. 感 染 予 防 指 導感 染 予 防 指 導感 染 予 防 指 導感 染 予 防 指 導
感 染 対策 委 員 会が当 該 スタッフに対 して、肝 炎 ウイルスキャリアであることの意 味 をウイルス肝 炎 研 究 財 団 刊『HBs抗 原の知 識』、『HCV抗 体の知 識』などの小 冊 子 を活 用 して十 分に説明 し、下 記 事項 を管 理 指 導する。
(1)出 血 時の注 意 、(2)月 経 時 、鼻血 などの処 置 、(3)日 用 品の専 用、(4)輸 血のた めの供 血禁 止 、(5)乳 幼 児に接する時の注 意 など。
B.B.
B.B. 健 康 管 理健 康 管 理健 康 管 理 健 康 管 理
状 態に応 じて、3~12ヶ月ごとに定 期 的に医 療 機 関を受 診 するように指 導する。
C.
C.C.
C. 労 働 条 件労 働 条 件労 働 条 件労 働 条 件
上 記 感染 源 とならぬように(1)~(5)の注 意 事 項を守る限り、労 働 軽 減など特 別の措 置 必 要なく、一 般 健 康 人 と同 様通 常 の労働 に従 事 しうる。
ただし、最 近 刊 行 されたCDCガイドラインでは、HBe抗 原陽 性 者は陰 性 化 するまで、
曝 露を起 こしそうな手 技 を行 わないように業 務 制 限をしている。
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3)))) トランスアミナーゼトランスアミナーゼトランスアミナーゼ他トランスアミナーゼ他他他 (AST(GOT),ALT(GPT),ZTT,(AST(GOT),ALT(GPT),ZTT,(AST(GOT),ALT(GPT),ZTT,γ(AST(GOT),ALT(GPT),ZTT,γγγ-GTP)-GTP)-GTP): 年 2~3回 施 行 -GTP)
肝 機 能 障 害を認めたときには、HBs抗 原 、IgM型 HBc抗 体、HCV抗 体 、必 要に応 じ てHCVRNAを測 定 し、感 染の有 無を判 定 し、陽 性 者は前 項 2)(3)~(5)に従って要 治 療 者か無 症 候 性キャリアか判 定する。
III.
III. III.
III. 感染 感 染 感 染 に 感 染 に に に関 連 関 連 関 連 する 関 連 する する する事故 時 事故 時 事故 時 事故 時 ( (( (針刺 針刺 針刺 針刺 し し し し事 故 事 故 事 故 事 故 など など など など) )) )の の の の対応 対応 対応 対応
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1.HBV.HBV.HBV.HBV感 染 事 故感 染 事 故感 染 事 故 感 染 事 故
HBV感 染 事 故の事 実 を診 療 録に記 載 し、感 染 対 策 委 員 会に報告する。
HBV感 染 対 応策 は、原 則 として、HBs抗 原 ・抗 体 陰 性のスタッフを対 象 とする(HBs抗 体 が16倍 (PHA)未 満 の場 合にも予 防を開 始する)。
高 力 価HBs抗 体 含 有 免 疫グロブリン(HBIG)をできるだけ早く(遅くとも48時 間 以 内に)
投 与 し、特に感 染 源がHBe抗 原陽 性 のHBVキャリアの血 液 であった場 合 は、必ずHBワク チンを併 用する。
HBIG (遅くとも48時 間 以 内):1000単 位(5ml)接 種 HBワクチン:
できるだけ早 い時 期 (事 故発 生 7日 以 内)(1回 目 ) 10μg(0.5ml)接 種 1ヶ月 後 (2回 目) 同 量
3ヶ月 後 (3回 目) 同 量
HBs抗 原 ・抗 体の測 定 事 故 直 後、事 故 後 7ヶ月 目(必 須 )
できれば事 故 後 1,2,3,4,5,6ヶ月にも実 施し、最 後に12ヶ月 目に確 認 するのが 望 ましい。
なお、事故 直 後 から数 日 以 内に採 血した血 清を保 存 し、後 で評 価できるようにしてお くことが望ましい。
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2.... HCVHCVHCVHCV感 染 事 故感 染 事 故感 染 事 故 感 染 事 故
HCV感 染 事 故に対 しては特異 的 な予 防 法はない。事 故の事 実を診 療 録に記 載 し、感 染 対 策 委 員 会に報 告する。
2~4週ごとにAST(GOT),ALT(GPT)と、HCV-RNA(必 要に応 じて)などを定期 的に6 ヶ月まで測 定する。 感 染 が成 立する可 能 性は低 率(1~2%)である。
発 症 した場 合には、速やかに治 療 を考 慮し専 門 医を紹 介する。
最 近 、インターフェロン(IFN)の投 与が、C型 慢 性 活 動 性 肝炎に移 行 する以 前の段 階にお いても効 果 的 であるとの報 告もあり、HCV感 染が確 定 した時 点で、担 当 医 の判 断 と責 任の もとにIFN投 与も考 慮する。
労 災 保 険の適 応が医 療 従 事 者に限り承 認 されている(平 成6年 5月1日)。
医 療 従 事 者 がHCVに汚 染 された血 液 などに業 務 上 接 触 したことに起 因 してHCVに感 染 し、
業 務 上の疾 病 と認 められたものについて、IFNの投 与が認 められている。IFNの種 類 ・量に ついては健 康 保 険に準 拠 し、投 与 期 間は原 則 1ヶ月 程 度とされている。
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3.... HIVHIVHIVHIV感 染 事 故感 染 事 故感 染 事 故感 染 事 故
HIV感 染 事故 の事実 を診 療 録に記 載し、感 染 対 策 委 員 会に報 告する。HIV感 染 対 応 策 は抗ウイルス薬の投 与が感 染 率を明らかに低下 させるので、CDCガイドラインに従って予 防 内 服するのが望 ましい。針 刺し事 故の内 容 と感 染 源のウイルス量によりBasic regime nとExpanded regimenとに分け予 防 的 措 置を推 奨 している。
Basic regimenはジドブジン(AZT 600mg)+ラミブジン(3TC 300mg)の2剤 を、
重 度 と考 えられるExpanded regimenはこの2剤にインジナビル(IDV 2400mg)又は ネルフィナビル(NFV 2250mg)を加 えた3剤を4週 間 服 用することを推 奨 している。内 服 開 始は事 故 後1~2時 間 以 内が望 ましいとされるので、HIV陽性 患 者 を受 持つ施 設では薬 剤を常 備 しておく必 要がある。
なお、HIVの感 染 予防 対 策についての詳 細は、『HIV医 療 機 関 内 感 染 予 防 指 針』(平 成 元 年4月 )、『針 刺 し後のHIV感 染 防 止 体制 の整 備について』(平 成11年 8月 30日健 医 疾 発 第90号 医 薬 安 第105号)を参 考にされたい。
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4.... ATLVATLVATLVATLV感 染 事 故感 染 事 故感 染 事 故 感 染 事 故
ATLV感 染に対 しては特 異 的な予 防 法がない。感 染 事 故の事 実を診 療 録に記 載し、感 染 対 策 委 員 会に報告する。 ATLV-1抗 体 陽 性 者 は、要 治 療 者として扱う。
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55....そのそのそのその他他他他 ののの感 染 症の感 染 症感 染 症感 染 症 ((((特特特特 ににに結 核に結 核結 核結 核 ))))発 生 時発 生 時発 生 時発 生 時 ののの対 応の対 応対 応対 応
透析 患 者 が感 染 性 結 核を発 症 した場 合の対 応 として、平 常 時のスタッフの管 理が非 常に 大 切である。定 期 健 康 診 断 で胸 部 X線およびツ反 応の結 果が参 考 となる。患 者 発 生 時に は診 療 録に記 載 し、感 染 対 策 委 員 会に報告する。
対 応 策 を以 下に述 べる。
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1)))) ツベルクリンツベルクリンツベルクリン反 応ツベルクリン反 応反 応反 応 のののの実 施実 施実 施 (実 施(((スタッフスタッフスタッフのスタッフのの希 望 者の希 望 者希 望 者希 望 者 ))))
ツベルクリン反 応 の二 段 階 検 査 法を行 う。これにより陰 性または疑 陽 性であった者は3ヶ 月 後の早い時 期にツ反 応 検 査を再 度 実 施する。3ヶ月 後のツ反 応 の発赤 径が10mm 以 下の場 合は陰 性 。発 赤 径30mm以上あり、かつ二 段 階 検 査 法実 施 時の反 応よりもお おむね10mm以 上 大きくなった場 合には、喀 痰 、CRP、血 沈の検 査、胸 部 X線 撮 影を実 施する。
ツベルクリン検 査(1回 目 )
↓ 2週間 後
ツベルクリン検 査(2回 目 )
(陰 性 (-)および疑 陽 性 (±)者 )
↓ 3ヶ月 後 ツベルクリン検 査
↓ 判 定
2) 喀 痰 の検 査 (MTD、PCR法)および胸 部 X線 で肺結 核 の疑いがある場 合は専 門 医を 紹 介する。
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3)))) スタッフスタッフスタッフのスタッフのの感 染 予の感 染 予感 染 予 防感 染 予防防防
(1) 感 染 源である排菌 患 者を隔 離 透 析 できる施 設へ速やかに転 院 させる。
(2) 安 全マスクの着 用 :患 者 と接 触する期 間 中は、結 核 菌が通 過しないようなマスク(N 95規 格の微 粒 子 マスク)の着 用が必 要 である。
第 第
第 第6 6 6 6章 章 章 章 スタッフ スタッフ スタッフの スタッフ の の教育 の 教育 教育 教育と と と感染対策 と 感染対策 感染対策 感染対策
I.
I. I.
I. 感染 感 染 感 染 感 染 に に に に関 関 関 関 する する する するスタッフ スタッフ スタッフ スタッフ教 育 教 育 教 育 の 教 育 の の の基本 基本 基本 基本
患 者への接 し方の基 本 は、standard precaution である。このことをすべての職 員に繰 り返 し徹底 、啓 発する事 が必 要 である。このためにスタッフ教 育 が必 要 となるが、医 療 免 許 職 はその職 制 上 、すでに明 らかにされている感 染 症 患 者 や未 知の感 染 症 患 者 を扱 う業 務 であり、
予 防などについても熟 知 している専 門 職とされている事 を認 識する必 要 がある。院 内 感 染が 話 題 性に富むのは、医 療 者 側から見れば、感 染 症 患 者を集 めるのだから必 然 的に院 内 感 染 の危 険が増 えるという意 見が一 部に有るのに対 して、世 間 的 常 識からすれば、専 門 集 団だか らこそ医 療 機 関では感 染 は起 こり得 ない、起 こってはならない場 所 と見なされている点 である。
医 療スタッフに感 染 症 の教 育 を行 う場 合は、このことをまず自 覚 させることが必 要である。
実 際 面では、末 端 まで感 染 症 対 策が充 分 徹底 されないと考えられる場 合 、1つには施設 に おける感 染 症に対する組 織 的な対 応 がなされていないことが上 げられる。次 いで、医 療 従 事 者 個々の自 覚の欠 如が上げられる。
敢えて「スタッフ教 育」の重 要 性が感 染 症 対 策で取り上げられる理 由は、両 者が相 まってそ の必 要 性が問われるからであろう。本章 ではこういったスタッフ教 育の大 まかな方法 を述べる が、個々の詳 細は各 医 療 機 関に即 した方 法が作 成 される必 要がある。
II. II. II.
II.定期 的 定期 的 定期 的 定期 的 な な な なスタッフ スタッフ スタッフ スタッフ教 育 教 育 教 育 教 育
先ず、全 ての新 人スタッフの教 育が必 要 である。この場合 は、できうるなら医 師 、感染 症 担 当 看 護 師(専 従 ではなくても良いが、年 間を通 じて透析 室 で感 染 症への対 応を担 うと決められ た担 当 看 護 師 の設 置 が好 ましい)、臨 床 工 学 技 士 による異 なった角 度 からの教 育 が好 ましい。