9.1 DIPスイッチの設定
9.1.1 RS-232C/RS-422切り替え
RS-232C/RS-422の切り替えについて説明します。
側面図BのDIP3でRS-422に設定します。
図 9-1-1
DIP3のスイッチ番号8をOFFにします。
図 9-1-2
1 2 3 4 5 6 7 8 1 2
DIP3 DIP4
側面図B
1 2 3 4 5 6 7 8 DIP3
ON OFF
ここのスイッチを下にします。
9.1.2 終端抵抗
終端抵抗について説明します。
RS-422のラインレシーバは100Ωで終端しています。通常使用する場合は終端抵抗 を入れます。従ってDIP3のスイッチ番号1~7をONにします。もし、終端抵抗が不要な 場合はOFFにします。
<100Ωで使用する場合>
DIP3 スイッチ スイッチ番号 の状態
1 ON
2 ON
3 ON
4 ON
5 ON
6 ON
7 ON
図 9-1-3
<終端しないで使用する場合>
DIP3 スイッチ スイッチ番号 の状態
1 OFF
2 OFF
3 OFF
4 OFF
5 OFF
6 OFF
7 OFF
図 9-1-4
1 2 3 4 5 6 7 8 DIP3
ON OFF
1 2 3 4 5 6 7 8 OFF DIP3
ON
9.1.3 クロック切り替え
クロックの切り替えについて説明します。
RS-422規格では送信クロック(ST1またはST2)が規定されていません。
本器ではRS-422コネクタの7、14ピンをST1、ST2の兼用端子としています。D IP4スイッチ番号1、2で設定します。
<ST1の場合>
DIP4 スイッチ スイッチ番号 の状態
1 上
2 上
図 9-1-5
<ST2の場合>
DIP4 スイッチ スイッチ番号 の状態
1 下
2 下
図 9-1-6
◆ ASYNC(調歩同期)の場合は普通外部クロックを使用しません。その場合クロック切 り替えを考慮する必要はありません。
◆ 本器の電源をOFFにしてからDIPスイッチの設定を行って下さい。
1 2 DIP4
ST1
ST2 1 2
DIP4
9.2 通信ケーブルの接続
通信ケーブルの接続について説明します。
◆ HM-3EでのRS-422入力の信号極性は非反転型になっています。
本器の通信コネクタ(25ピン)にオプションのRS-422接続ケーブルを差し込み機器と 接続します。
<ブランチケーブルRS-B1314P>
<ブランチケーブルRS-B1314N>
◆ ご注意
X(A) ← T(A)、C(A)、R(A)、I(A)、S(A)、ST1/ST2(A)
X(B) ← T(B)、C(B)、R(B)、I(B)、S(B)、ST1/ST2(B)
図 9-2-1
ª
機器接続例①RS-B1314Pを使用した場合
図 9-2-2
◆ フードの付いたコネクタ(C)を本器に接続します。
◆ 本器の接続は機器間の通信が行われていない状態で行って下さい。
A B C
X(A) X(B)
X(A) X(B)
X(A) X(B) フード付きコネクタ
A B C
X(A) X(B)
X(A) X(B)
X(A) X(B) フード付きコネクタ
RS−422機器 DTE
RS−422機器 DTE RS−422
クロスケーブル
ブランチ ケーブル RS−B1314P
A B
本器 C
非反転 非反転
非反転
♠
ª
機器接続例②RS-B1314Nを使用した場合
図 9-2-3
◆ フードの付いたコネクタ(C)を本器に接続します。
◆ 本器の接続は機器間の通信が行われていない状態で行って下さい。
◆ RS-B1314NケーブルはコネクタB→C間で反転しています。
コネクタC以外を本器に接続しないで下さい。
コネクタCをモニタ対象機器に接続しないで下さい。
RS−422機器 DTE
RS−422機器 DTE RS−422
クロスケーブル
ブランチ ケーブル RS−B1314N
A B
本器 C
反転 反転
非反転
♠
9.3 RS-422モニタ
キー操作はRS-232Cの場合と同じです。
◆ 通信ステータスLEDはRS-232C専用であり、RS-422の場合は RS-232C変換インタフェース内蔵により以下の表のように対応します。
RS-422信号名
本器の通信
インタフェース記号 回路名称 ステータスLED
T(A)/(B) 送信 SD
R(A)/(B) 受信 RD
C(A)/(B) 制御 RS
I(A)/(B) 表示 CD
S(A)/(B) 信号エレメントタイミング RT ST2(A)/ST2(B)*1 送信信号エレメントタイミング ST2 ST1(A)/ST1(B)*1 送信信号エレメントタイミング ST1
*1
9.1.3章のクロック切り替えの結果に従います。表 9-2-1
第10章 PCモード(ノートパソコンとの接続)
PCモード(ノートパソコンとの接続)について説明します。
本器のLCD上でモニタデータを見る他、パソコンの画面上でモニタデータを見る事も可能 です。
本器単独で使用する場合をスタンドアローン・モードといい、一方ノートパソコンと併用す る場合をPCモードといいます。
本機能は、PC98ノート(NEC社製 MS/DOS仕様)でモニタ・解析する為のもの です。Windows環境ではご使用いただけません。
この章では、主に接続の方法を述べています。詳細はPCモードの取扱説明書(オプション)
に記載しています。
◆ PCモードでの操作ソフトウェア、取扱説明書及びノート接続ケーブルはオプションとし てご用意しております。別途ご購入下さい。
◆ PCモードでは消費電流が大きいのでACアダプタをご使用下さい。
内蔵充電池のみでの稼働はおやめください。
◆ 動作可能なパソコンの機種につきましては、弊社窓口へお問い合わせ下さい。
10.1 DIPスイッチの設定
PCモードのDIPスイッチの設定について説明します。
DIP2のスイッチ番号1~3をONにします。スイッチ番号4は未使用なので ON/OFFいずれでも構いません。
DIP2
スイッチ番号 パソコンの 割り込みレベル
1 2 3
ON ON ON INT0 表 10-1-1
図 10-1-1
◆ 本器の電源をOFFにしてからDIPスイッチの設定を行って下さい。
◆ 他のシステムと割り込みレベルが重複しないかを確認して下さい。
下がOFF 上がON
OFF ON
1 2 3 4 DIP2
ON OFF
10.2 ケーブルの接続
PCモードのケーブルの接続について説明します。
ノート接続ケーブルを使用して、本器とノートパソコンの拡張バス・コネクタを接続します。
<背面図>
図 10-2-1
◆ 本器とノートパソコンの電源をOFFにしてから接続して下さい。電源をONにした状態 で、ノートパソコンと本器を接続すると機器を破損する場合があります。
CH1MONITOR CH2 EXPANSION BUS
DIP2 DIP1
1 3 5 7
234 6 8 2
1 4
ノートパソコン接続・設定スイッチ 拡張バスコネクタ 通信コネクタ
10.3 モニタ動作
PCモードのモニタ動作について説明します。
本器をPCモードにします。
具体的操作方法はオプションのPCモードでの取扱説明書を参照して下さい。
PCモード設定手順
①セットアップ画面が表示されている状態で キーを押します。
<設定キーの位置>
図 10-3-1
画面がユーティリティ画面に切り替わります。
<画面例>
図 10-3-2
ユーティリティ画面が表示されている状態で または キーを使用して、”FOR PC”を選択します。矢印が表示されるのを確認し、 キーを押します。
<設定キーの位置>
図 10-3-3
画面がPCモードのセット画面に切り替わります。
<画面例>
MENU
DOWN UP
CURSOR
START STOP/ESC PROTOCOL
□ EXCHANGE CURSOR
◇ MARK
□
ASYNC SYNC HDLC
CLOCK
INT ST2
ST1
PARITY
ODD
EVEN
NON
DATA
7
8 STOP
OFF ON
TRIGGER MODE
ERROR DOWN UP
□ TOP □ BOTTOM
MONITOR PROTOCOL
□ SET
◇ DATA SEARCH SEARCH
◇
◇ SIZE MENU
RING HALF MEMORY
ON
OFF
MEMORY
FIX FORMAT
NRZI
NRZ ALL
このキーを押します。
<UTILITY>
TRIGGER PRINT FOR PC SEARCH CALENDAR
CONNECT PC-9801 I/O ADDRESS- B7**
START STOP/ESC PROTOCOL
□ EXCHANGE CURSOR
◇ MARK
□
ASYNC SYNC HDLC
CLOCK
INT ST2
ST1
PARITY ODD
EVEN NON
DATA 7
8 STOP
OFF ON
TRIGGER MODE
ERROR DOWN UP
□ TOP □ BOTTOM
MONITOR PROTOCOL
□ SET
◇ DATA SEARCH SEARCH
◇
◇ SIZE MENU
RING HALF MEMORY
ON
OFF
MEMORY
FIX FORMAT
NRZI
NRZ ALL
これらのキーで設定します。
②アドレスの確認
パソコン側に占める本器の16ビットI/Oポート・アドレスはB7E0~B7EF
(HEX)です。
本器の設定は”B7**”です。
もし異なっている場合は キーで”I/O ADDRESS-XX**”を選択し ます。アンダーカーソルが表示されているのを確認し、 または キーを押すと数 値が表示されます。
上位16ビットI/Oポート・アドレスを”B7”に設定します。表示はHEXです。
<画面例>
図 10-3-5
◆ 他のシステムとI/Oポート・アドレスが重複しないかを確認してください。
CURSOR
DOWN UP
CONNECT PC-9801 I/O ADDRESS- B7**
PUSH START KEY
付録
A 仕様
一般仕様
伝送方式 RS-232C
RS-422(ケーブルはオプション)
プロトコル ASYNC、SYNC、SDLC、HDLC、X.25(パケットレベル)
適用回線 全二重、半二重
SYNC SYNCキャラクタ 同期方式 同期式 HDLC フラグ
調歩式 ASYNC
OFF 最高38400bps
*1
半二重 トリガ
外部 ON 最高32000bps
SYNC クロック OFF 最高19200bps
*2
全二重 トリガ
ON 最高16800bps
同期式 OFF 最高72000bps
*3
外部 半二重 トリガ
ON 最高64000bps
*4
HDLC クロック
OFF 最高32000bps
*5
全二重 トリガ
ON 最高19200bps
回線速度 OFF 最高72000bps
*6
半二重 トリガ
ON 最高72000bps
*6
OFF 最高32000bps 内部 全二重 トリガ
ON 最高32000bps
*7
クロック 設定回線速度(bps)
調歩式 ASYNC
50,75,100,110,134.5,150,200,300,600,1200,1800, 2000,2400,3200,3600,4800,7200,8000,9600,12000, 12800,14400,16000,16800,19200,32000,38400, 48000,50000,56000,64000,72000
OFF 最高72000bps 半二重 トリガ
外部 ON 最高72000bps
*8
クロック OFF 最高38400bps 全二重 トリガ
ON 最高32000bps
*7
データメモリ 128kデータ(送受信データ)×1 容量 64kデータ(送受信データ)×2
SYNC 7、8ビット キャラタクタ長 同期式 HDLC 8ビット
調歩式 ASYNC 7、8ビット SYNC NRZ、NRZI 信号方式 同期式 HDLC NRZ、NRZI
調歩式 ASYNC NRZ
表示コード HEX、ASCII、JIS7、JIS8、EBCDIC SYNC 外部
記憶クロック 同期式 HDLC 外部 調歩式 ASYNC 内部、外部 液晶表示 40文字(横)×4列(縦)
プリント出力 セントロニクス準拠
PCモード ノートパソコンでのモニタ可能(オプション)
*9
内部電源 内蔵NiCd電池、容量1000mAh、連続2時間使用可
*10
外部電源 ACアダプタ DC8V 1500mA 動作温度範囲/保存動作範囲 5~45℃ / 0~50℃
動作湿度範囲 20~80%(結露しないこと)
外形寸法/重量 270(W)×120(L)×38(D) mm / 770g
*1 32000bpsを越える通信時に於いては、データ量によって確実にモニタ出来ない場合があります。
*2 16800bpsを越える通信時に於いては、データ量によって確実にモニタ出来ない場合があります。
*3 64000bpsを越える通信時に於いては、データ量によって確実にモニタ出来ない場合があります。
*4 RS422モニタの場合、最高は56000bpsです。
*5 RS422モニタの場合、最高は19200bpsです。
*6 DATA長が7ビットの場合、最高は56000bpsです。
*7 DATA長が7ビットの場合、最高は19200bpsです。
*8 64000bpsを越える通信時に於いては、データ量によって確実にモニタ出来ない場合があります。
DATA長が7ビットの場合、最高は56000bpsです。
*9 NEC社製 MS/DOS仕様のPC98シリーズのノートで、背面に拡張バスコネクタがある
機能仕様
オンラインモニタ機能
両方向表示 送信側及び受信側の両方向データを、HEX、ASCII、JIS7、
JIS8、EBCDICのコードでキャラクタ表示する。
表示方法
片方向表示 送信側、又は、受信側のどちらか片方向のみのデータを、HEX、
ASCII、JIS7、JIS8、EBCDICのコードでキャラク タ表示する。
通信ステータス表示LED SD、RD、RS、CS、ER、DR、CD、RT、ST2、ST1 セレクティブトレース プロコトルがHDLCの場合、指定されたフレームのみ液晶表示器上
(アドレスセレクト) に表示すると共にデータメモリに記憶する。
メモリサイズ=ALLモード時 128kデータ(送受信データ)×1 メモリ分割
メモリサイズ=HALFモード時 64kデータ(送受信データ)×2 トリガデータ列 8データ以内
トリガ方向 送信側または受信側(片方向)
トリガ
メモリサイズ=ALLモード時 0~127900データ アフタレングス数
メモリサイズ=HALFモード時 0~63900データ
FCSチェック機能 FCSチェックを行い、エラーの有無の結果を液晶表示器上に表示す ると 共にデータメモリに記憶する。
パリティチェック機能 垂直パリティ(EVEN、ODD)またはNON
データディスプレイ機能
(データメモリに記憶されているデータを液晶表示器上に表示する)
プロトコル メモリに記憶されたデータをHDLC手順でのプロトコル翻訳及び、X.25でのフレ 翻 訳 表 示 ーム翻訳、パケット翻訳を表示する。
サーチデータ列 8データ以内
通信エラーサーチ 通信エラーをサーチする データサーチ
サーチライン 送信側または受信側(片方向)
サーチ方向 データ先頭方向、データ末尾方向
スクロール アップ・ダウン 現在表示されているデータの前後のデータを液晶表示器上に表示する。
データの先頭、データの末尾を液晶表示器上に表示する。
マーキング機能 モニタされたデータの中から、特定のデータに印を付け、範囲指定す ることができる。マークサーチ機能あり。