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ドキュメント内 # 窪 三 三 三 蓑 二 : : (ページ 36-39)

︵一豆︒E︶ヱコ︑

第3項メチル水銀(20Umol/kg/日)反復経口投与時の腎障害

Fig.15.ChangesofPlasmaBUNandCreatinineConcentrationinNPD‑,LPD‑or ASD‑fedMiceSeriallyAdministeredMeHgorSaline・

MicewereseriallyadministeredMeHg(20Umol/kgperday,p、o、)orsaline・ Thevalues1℃prcsentthemean±S、D・obtained伽m3to5mice.

●,NPD,control;0,NPD,MeHg■,LPD,control;□,LPD,MeHg;

▲,ASD,control;△,ASD,MeHg

ANOVA:NPD,LPDandASD・BUN:P<0.01.CIeatinine:P<0.05.

SignificantlydiIentfiomrespectivecontrols,P<0.05,*P<0.01.

1 4 7 1 0 1 4

洞me(days)

1 9 2 3 1 9 2 3

1 4 7 1 0 1 4

両me(days)

MeHgが生体内で無機水銀に変換される33‑35,55‑58)ことおよび無機水銀が腎障害を誘導す

ることがよく知られている83‑85)ことから,MeHgの無機化が腎障害に対する重要な因子の

一つである可能性が考えられる。肝臓および腎臓における無機水銀の総水銀に対する割合 は,ASD群では10日目,LPD群では14日目,NPD群では23日目に上昇した(Fig.

16)が,この時でも腎臓の無機水銀濃度は4ug/9以下であり,毒性量39)よりはるかに低 かった。従って,第3項で観察された腎障害はMeHgから変換された無機水銀によるもの ではなく,MeHgによるものであると考えられる。

a一

Liver

4321

︵誤︶ロエ︒一匡︑唇◎仁一ちこ◎壱◎1

a T a

第 4 項 腎 障 害 に 対 す る 無 機 水 銀 の 寄 与

本章では,MeHgの亜急性毒性に対する飼料中のタンパク質および含硫アミノ酸含量の 影響について検討し,さらに,MeHgの亜急性毒性の発現速度と水銀動態の変化の関係を

調べた。それらの結果を以下に要約する。

1)MeHg(20Umoykg/日)を反復経口投与すると,その中毒症状(死亡,運動障害,体

重の減少など)はASD群,LPD群,NPD群の順に発現した。

2)MeHg(20Umol/kg/日)反復経口投与時における脳の水銀濃度は,実験期間中増加し 続け,すべての時点でASD群>LPD群>NPD群であった。血紫の低分子分画の水銀

‑29‑

NPD L P D A S D NPD LPD ASD

Fig.16.ChangesofPortionoflnorganicHgtoTotalHginLiverandKidney inNPD‑,IPD‑orASD‑fedMiceSeriallyAdministeredMeHg MicewercseriallyadministeredMeHg(20Umol/kgperday,o)

Thevaluesrepresentthemean±obtainedfiom3to4mice

□4thday;Z,lOthday;圏,l4thday;■,23rdday.

ANOVA:NPD,LPDandASDLiver:P<0.01.Kidney:P<0.01.

Valueswithdi1ntlettersaresiglificantlydit(P<0.05)

第 3 節 要 約

濃度がASD群≧LPD群≧NPD群であることがその原因の一つと考えられる。また,

中毒の発現時における脳の水銀濃度は3群間で差がないことから,脳への水銀移行速度が 速いほど脳の水銀濃度は速やかに臨界濃度に達し,中枢毒性症状の発現が早いと考えられ る。肝臓,血液および血紫の水銀濃度も増加し続け,中毒発現時の値は3群間で差がな かった。腎臓の水銀濃度は急速にプラトーに達し,7日目以降はほとんど変化しなかった。

3)MeHg(20IAmol/kg/日)反復経口投与時における尿中水銀排池量は初期の段階ではA SD群>NpD群>LpD群であったが,その減少はASD群,LPD群,NPD群の順

に観察された。LpD群では14回,NPD群では23回のMeHgの反復投与後に血紫のB

UNおよびクレアチニン濃度の両方とも上昇し,ASD群でもMeHglO回投与後に血紫B UN濃度が上昇した。従って,腎臓はMeHgの亜急性毒性に対する臨界臓器の一つである と考えられる。これに対して,糞中水銀排池量は9日目までは3群間で差は見られなかっ

4)以上の結果から,飼料中のタンパク質含量は脳への水銀移行速度を変化させる結果,

MeHgの亜急性毒性に対しても影響を与えることが示唆される。また,飼料中の含硫アミ ノ酸含量が等しくても他のアミノ酸と比べ含硫アミノ酸だけが過剰に存在すると,脳への

水銀移行速度をさらに加速し,MeHgの亜急性毒性をさらに増大することも示唆される。

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