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MYPの単元指導案

ドキュメント内 MYP From Principles into Practice_J_09APR2018.indd (ページ 71-76)

MYPの単元指導案

MYPのカリキュラムの文脈において「単元」は、総括的評価で締めくくる授業期間と して定義することができます。この章では、MYPの単元指導案を用いて科目別単元(教 科学習)を設計するプロセスを記します。

MYPの単元の作成には3つの側面があります(1.単元の目的を確立する、2.探究 を通じて指導と学習のプロセスを定義する、3.探究の計画と過程、影響を振り返る)。 これらの側面は、MYPの文脈において「逆向き設計(backwards planning)」(Wiggins and McTighe 2005)の要素を取り入れて作成されています。指導と学習における3つの関係は ダイナミックなもので、教師はどこからでも設計に取りかかることができます。カリキュ ラム計画において、教師はしばしば、「探究」「行動」「振り返り」の間を行ったり来たりし ます。このように探究に基づくカリキュラム計画には反復的な面があり、図8に見られる とおり、一直線に結びつくものではなく相互に関連するものです。

( 探究 inquiry ) 行動

( action )

振り返り ( reflection )

図8

MYPの単元の作成におけるダイナミックな側面

単元計画はMYPの指導計画に不可欠な要素であり、以下の項目を含むものとします。

探究 単元の目的を確立する

• 「重要概念」と「関連概念」

• グローバルな文脈

• 探究テーマ

• 探究の問い

• 教科の目標

• 総括的評価

• 学習のアプローチ(ATL)

行動 探究を通じた指導と学習

• 内容(選択的、あるいは必須の内容)

• 学習プロセスの説明

- 学習経験と指導方法 - 形成的評価

- 差別化した指導

• リソース

振り返り 探究の計画と過程、影響を考える

• 単元の指導前

• 単元の指導中

• 単元の指導後

MYPの単元を計画する際、教師は、以前に作成した単元や、求められる内容、成功し た指導方法、効果的な総括的評価、重要なATLスキルなどについて振り返ることから始 められます。そこを起点に単元指導案を用いて、生徒の技能や理解をどのように発達させ るか、教科のねらいと目標をどのように満たすかについて考えを広げ、整理します。

MYPの単元設計プロセスにより、教師は、十分に開発された指導計画、授業方法、お よび評価計画に向けて協働で働きかけることができます。また、MYPの単元指導案は、

地域の指導実践や要件のニーズを満たすために作成されたより詳細な授業計画のまとめ役 として役立つと多くの方に感じてもらえるでしょう。学校は、MYPの単元設計プロセス を用いることが求められますが、自校のニーズを満たし、地域や国のさまざまな環境で効 果的な指導と学習を促進するために、単元計画の独自の形式を適応させることができます。

MYPの単元指導案

MYPの単元指導案

担当教師教科 単元名MYPの年次授業時数(時間)

探究 単元の目的を確立する

重要概念関連概念グローバルな文脈 探究テーマ 探究の問い 事実的̶  概念的̶  議論的̶

目標総括的評価 評価規準を含む総括的評価課題の概要総括的評価課題と探究テーマとの関係 学習のアプローチ(ATL)

MYPの単元指導案

行動 探究を通じた指導と学習 

内容学習プロセス 学習経験と指導方法 形成的評価 差別化した指導 リソース

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