• 検索結果がありません。

FEM解析による補強効果の検証

ドキュメント内 Microsoft Word - 01_表紙目次 (ページ 107-111)

4.5 SFRC舗装施工後の試験結果

4.5.12 FEM解析による補強効果の検証

実験で得られたSFRC舗装による鋼床版の鉛直変位低減効果、デッキプレートの応力低減効果を検証す るため、ここでは補強前後の実験値とFEM解析値を比較する。ダブルタイヤ荷重の載荷位置は図-4.3.2 に示したA断面上のc6およびc12に加え、同じくA断面上で試験体中心線上のc9とした。A断面は接着材 タイプが適用されたUリブ支間の中央にあたる。

(1) デッキプレートの鉛直変位

載荷位置 c6、c9、c12 としたときのA断面でのデッキプレートの鉛直変位をそれぞれ図-4.5.44~図-

4.5.46に示す。補強の前後ともに、実験値とFEM解析値は非常に良く一致している。補強後では、補強前

に見られた輪荷重直下の局部変形が見られなくなっている。

(2) デッキプレート下面のひずみ

載荷位置c6、c9、c12としたときのA断面でのデッキプレート下面のひずみをそれぞれ図-4.5.47~図-

4.5.49に示す。ここで、FEM解析モデルは溶接細部のディテールを再現したモデルではないため、FEM

解析では溶接部近傍の応力は再現できていない可能性が大きい。そのため傾向を比較することを目的に、デ ッキプレートとUリブとの溶接線から 40mm 離れた位置のひずみで実験値とFEM解析値を比較すること とした。鉛直変位と同様に、実験値と解析値は良く一致している。Uリブウェブをダブルタイヤが跨ぐ c6、

c12 載荷に着目すると、補強前においては局部曲げによる圧縮ひずみが観察されているが、補強により圧縮 ひずみから引張ひずみに反転している。これは補強により局部曲げが発生しなくなり、版全体の変形が顕著 になるためである。FEM解析においても、これらの挙動を確認することができた。なお、FEM解析では SFRCとデッキプレートを完全合成と仮定しているが、全体的に実測値とFEM解析結果はよく一致して おり、供試体においてもSFRCとデッキプレートは完全合成として挙動していたものと推測される。

100

--1.0

-0.5

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000

Distance from Girder (mm)

Displacement (mm)

実験値(補強前) FEM値(補強前)

実験値(補強後) FEM値(補強後)

図-4.5.44 補強前後のデッキプレート鉛直変位の実験値とFEM値の比較

(A断面、載荷位置c6)

-1.0

-0.5

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000

Distance from Girder (mm)

Displacement (mm) 実験値(補強前)

FEM値(補強前)

実験値(補強後)

FEM値(補強後)

図-4.5.45 補強前後のデッキプレート鉛直変位の実験値とFEM値の比較

(A断面、載荷位置c9)

【A断面】

【A断面】

101

--1.0

-0.5

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000

Distance from Girder (mm)

Displacement (mm)

実験値(補強前) FEM値(補強前)

実験値(補強後) FEM値(補強後)

図-4.5.46 補強前後のデッキプレート鉛直変位の実験値とFEM値の比較

(A断面、載荷位置c12)

-200 -150 -100 -50 0 50 100 150 200

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000

Distance from Girder (mm) Transverse Strain (×10-6)

実験値(補強前) FEM値(補強前)

実験値(補強後) FEM値(補強後)

AD3L-iR AD3L-iL

AD2L-iR AD2L-iL

図-4.5.47 補強前後のデッキプレート下面橋軸直角方向ひずみの実験値とFEM値の比較

(A断面、載荷位置c6)

【A断面】

【A断面】

102

--200 -150 -100 -50 0 50 100 150 200

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000

Distance from Girder (mm) Transverse Strain (×10-6 )

実験値(補強前) FEM値(補強前)

実験値(補強後) FEM値(補強後)

AD3L-iR AD3L-iL

AD2L-iR AD2L-iL

図-4.5.48 補強前後のデッキプレート下面橋軸直角方向ひずみの実験値とFEM値の比較

(A断面、載荷位置c9)

-200 -150 -100 -50 0 50 100 150 200

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000

Distance from Girder (mm) Transverse Strain (×10-6 )

実験値(補強前) FEM値(補強前)

実験値(補強後) FEM値(補強後)

AD3L-iR AD3L-iL

AD2L-iR AD2L-iL

図-4.5.49 補強前後のデッキプレート下面橋軸直角方向ひずみの実験値とFEM値の比較

(A断面、載荷位置c12)

【A断面】

【A断面】

103

ドキュメント内 Microsoft Word - 01_表紙目次 (ページ 107-111)

関連したドキュメント