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巻末 参考資料
1 熊本地震の被害と対応
2 東日本大震災の被害と対応
(1)被害概要
(2)初動対応概要
(3)企業や施設の被害と対応 3 阪神淡路大震災の被害
4 基本方針と標準的対応
1 製造業
2 港湾・物流センター・店舗 3 建設(復旧工事など)
4 医療・介護・保育・製薬
企業や施設の被害と対応
製造業などの被害と対応(大船渡市)
2011年4月 2012年4月 太平洋セメント
湾口側から見た市街地と工場
対岸から見た操業(がれき処理)
・工場内の人的被害なし
・浸水深約10m、2ラインの内、1ラインの設備被害大
・2011年5月にガレキ処理の受け入れ開始
・2011年11月に工場一部再開、2012年6月にセメント生産を完全再開 太平洋セメントの被害と対応
製造業などの被害と対応(石巻市)
○地震発生後の対応
・近隣高台(日和山)に全従業員1300名が無事に避難。在宅者数名が被災。
○工場内の被害
・工場外壁および1階の設備に大きな被害
・がれき、汚泥、コンテナ、車両等が流れ込んできた(敷地内にご遺体41名)。
〇被災社員支援
・飲食料、生活物資
→
地域へも提供・1人10万円の現金(※四川のトヨタ成都工場も同様)
・全社あげて石巻工場を復旧させることを社長表明(3月26日)
〇目標復旧時間
・工場長が半年に設定(根拠なし・・半年を超えれば市場が見捨てるとの判断)
・各工程を逆算で設定し、全国から支援
日本製紙石巻工場(2011.4)
(紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている/佐々涼子/早川書房)
日和山
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○地震発生後の対応
・全域停電
・建物屋上へ津波避難(近隣住民の津波避難ビル)
従業員(業務委託先を含む)
392
名 訪問者、近隣住民129
名※近隣住民の津波避難ビルとして訓練を行っていた。
○工場内の被害
・死傷者なし
・貯蔵タンクが倒壊
・電気設備、生産設備、排水処理設備など被害甚大
○復旧
・4月7日に社長が記者会見で再建を表明(9月目標)
・手作業での片付け(約3ヵ月間)
・7月 電力復旧に4ヶ月
・8月下旬 排水処理施設が復旧
・9月末 仕込み再開
・11月2日 出荷開始
・11月3日 工場見学、レストランを再開
キリンビール(仙台港西側)
製造業などの被害と対応(仙台塩釜港)
○地震発生後の対応
・工場建屋歩路等に530名が避難
・出勤者の死者・行方不明者
社員 1名
協力会社員 14名
・外勤者が会社に戻る途中で被災。
・社員および家族の安否確認に苦労 避難所へのポスター掲示など
○工場内の被害
・工場外壁や設備に被害
・がれき、コンテナ、車両等が流れ込んできた
○復旧
・7月 電力復旧
・9月末 全工場復旧。
グループ各社や関西・関東の製造所が支援
※隣接のグループ会社・東北スチールは復旧断念
JFE条鋼(仙台港南側)
製造業などの被害と対応(仙台塩釜港)
正門前・高圧鉄塔の倒壊
2011年4月
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○工場内の被害
・強烈な揺れ、工場内は猛烈な粉塵。
・熔解炉の自家発が作動せず。炉は全て固まった。
・100tの砂タンクが建物の壁を打ち破って倒壊
・操作盤や治具棚が転倒、金型棚がつぶれた。
・人的被害はなし。
○地震発生後の対応
・扉は開かない、空いていた扉から屋外避難。
・点呼は座って(余震で立っていられない)
・不明者1名(クレーン操作室、停電でクレーンが停止)
・余震の中で再捜索
・近隣に井戸水を提供
○復旧活動
・支援者(日野自動車)用宿泊準備
・目標復旧時間を1カ月に設定(根拠なし)
・・これが大切(実際は4月11日に復旧)
福島製鋼(津波被害なし)
製造業などの被害と対応(福島市)
大内新興化学工業(原町工場)
・ゴムへの添加剤で国内タイヤ大手向けでシェア40%
・津波被害は軽微(配水施設と出荷倉庫:標高22m)
・原発から19.9km、操業停止
・操業再開したが稼働は震災前の半分以下
・タイヤ主体からスポーツ用品向け添加剤など、多品種少量生産の 新たな事業モデルへ挑戦
製造業などの被害と対応(南相馬市)
1 製造業
2 港湾・物流センター・店舗 3 建設(復旧工事など)
4 医療・介護・保育・製薬
企業や施設の被害と対応
釜石港(貨物船と物流センター)
2011年4月 港側から見たグレーンセンターの被害
・施設に甚大な被害
・2011年6月に荷役再開
・ベルトコンベアの復旧は2012年2月 グレーンセンターの被害と復旧 2011年4月
釜石港での貨物船の被害 2011年4月
(災害時は家畜の命の問題も)
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石巻港(貨物船・水産加工施設)
・大型船は着岸か?離岸か?
・津波の高さは?到達時間は?
2011年4月
石巻港(外港側の貨物船被害)
石巻漁港の被害
2011年3月26日
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自動車ヤード(仙台港北側)
・仙台塩釜港(仙台地区)は3月16日に災害対策用利用開始
・3月18日に一般利用開始
・4月16日に完成自動車の輸送を開始(フジトランスコーポレーション)
仙台港
2011年4月
完成車自動車の輸送 周辺の状況
対岸の状況
2011年4月
2011年4月
・東日本大震災で仙台の物流センターが津波で被災
※ただし死傷者なし
・客先の要望に応え、出荷拠点を変更(関東)して物流機能を維持
※運送経費増は自社負担
・8月に物流センターを内陸側に移転・稼働し物流機能が完全復旧
外食産業向け流通事業の被害と対応
内陸側に移転した新たな物流センター(概観)
津波で被災した旧・物流センターの内部
株式会社トーカン(本社:名古屋市)
(SBSホールディングス・広報資料より転載) 69
SBSフレック岩沼センター(岩沼臨空工業団地)
・津波により建物、冷凍冷蔵設備、車両に被害
・大量の瓦礫が漂着
・運送を担う子会社で死者・行方不明が3名
倉庫面積
ドライ 100坪 チルド 800坪 フローズン 200坪
・建物の洗浄・修復
・冷蔵冷凍設備、マテハン機器の一新
・3温度帯対応車の一新
・7月1日より業務再開
物流センターの被害と復旧
自動倉庫の復旧と店舗の対応(角田市他)
アイリスオーヤマ・角田工場
停電:現場社員が発電機を調達
断水:スポーツ棟のプールの水を活用 出荷や通勤が困難
・大阪でタンクローリー1台を調達
・1台5人が相乗りで通勤
自動倉庫(26,000パレット)が停止
・社員十数人で「決死隊」を結成
・命綱を付け、懐中電灯を頼りに修復
被災者に生活必需品を届ける
停電、店内散乱、電話が通じない中で 各店舗が独自に判断
・店頭で聞取り店内から探して販売
・現金のない顧客人にはノートに記入
・一部は灯油を無料で配布(1人10
ℓ
)グループ企業・ダイシン
教訓
・マニュアルはあっても本当の非常事態には役立たない
・書類をめくる余裕はなく、起こることはたいてい想定外
・肝心なのはその企業の哲学が社員の体に入っているかどうか
・指示を待つ社員も対応が遅れる
2016年3月2日日本経済新聞・私の履歴書(アイリスオーヤマ・大山社長)
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2012年4月 2012年4月
市役所 MAIYA
奇跡の一本松¥
・
大勢の犠牲者を出した陸前高田市役所や市民会館に隣接・従業員・お客は一斉に走って高台避難し、全員無事
徒歩約10分の距離、大きな揺れに対するとっさの判断
・店内確認を行った幹部および消防団員、近隣住民の13名が屋上に避難
・津波襲来後、3階天井骨組みにしがみついていた市
職員を救出
店舗の被害と対応(陸前高田市)
店舗の被害と対応(石巻市)
・津波被害なし、被災者約2,500名を収容、収容期間は約2週間継続
・従業員は4班(食料、防寒、トイレ、救護(薬剤師が24時間体制))で対応
・地域の避難所へ飲食料を提供
・3月23日から生活必需品(パン、衣料、乾電池など)を臨時販売
・3月31日に営業再開
イオン石巻ショッピングセンター
(イオン(株)公表資料より)
ショッピングセンター内部
救護活動
店舗の被害(仙台港付近)
ファミリーマート サークルKサンクス
コンビニエンスストア
2011.3.16
2011.3.16
・グリンピア三陸宮古の敷地内に仮設住宅400世帯を建設
・2011年5月15日に入居開始、同時にテントの仮設店舗を開設
・プレハブの仮設店舗24店は2011年9月25日に営業を開始
2012年4月 2011年4月
仮設店舗(宮古市田老 たろちゃんハウス)
仮設店舗(大槌町 福幸きらり商店街ほか)
・39店舗
・2011年12月17日にオープン
遠野まごころネットの支援で開業準備中の「まごころべんとう」
2013年4月
2013年4月
1 製造業
2 港湾・物流センター・店舗 3 建設(復旧工事など)
4 医療・介護・保育・製薬
企業や施設の被害と対応
観光・宿泊施設の被害と復旧(田野畑)
羅賀荘の被災状況(犠牲者は無し)
羅賀荘の再開(2012年11月)
津波浸水位置
2013.4
2014.4
復旧まで丸3年
安倍首相が乗られた列車 2011.3 2軒だけ助かった島越
2014.4
三陸鉄道北リアス線の被害と復旧(島越)
2011年4月
仮設住宅と仮設店舗の建設(田老)
2012年4月
・グリンピア三陸宮古の敷地内に仮設住宅400棟を建設
・第一陣が2011年5月15日に入居、同時にテントの仮設店舗を開設
・プレハブの仮設店舗24店は2011年9月25日に営業を開始
2012年4月
観光施設の被害と対応(田老)
田老観光ホテル⇒震災遺構
2012年2月
(宿泊客は高台に避難し無事)
4階の床
店舗と宿泊施設の被害と復旧(大船渡市)
2011年4月 2013年4月
2013年4月 2012年4月
MAIYA大船渡店・大船渡プラザホテル
・MAIYA屋上に従業員・住民59名が避難
・隣接の大船渡プラザホテル(距離20m)の屋上避難者に食料を支援 ロープを渡して菓子等を届けた
・MAIYAは2012年7月に移転して再開
プラザホテル MAIYA大船渡店(新店舗)
MAIYA大船渡店
(新店舗) ゆめ商店街