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第2章  機械設備工事仕様

第6節  電気設備

本設備は、本工事において設置する設備及び既設の運転に必要な全ての電気設備工事とする。 

    また、現況で既存焼却施設から資源化施設電気室に、高圧電源を供給し、隣接するリサイクルプラザ・プ ラスチック製容器包装圧縮梱包施設に電力を供給しているが、本工事で、焼却施設からの高圧電源を切り離 し、資源化施設で高圧電源を中電柱から引き込み高圧単独受電とする。 

高圧受電は、既存センター自営柱を利用し、PAS を設置し、電柱に立ち上下用配管を設置し、既存埋設配 管(FEP150 )を用いて資源化施設(別紙図面参照)まで配線する。なお、高圧受電の切替も本工事の範囲 内とする。 

1.一般事項 

1)使用する電気設備は、関係法令、規格を遵守し、使用条件を十分満足するよう合理的に設計、製作する。 

2)本施設で使用する全電力に対して十分な容量を有する適切な形式の設備とする。 

3)本工事において新設又は改造を行う機器の内、必要な機器については高調波対策を十分に施した設備と する。 

4)盤の製作仕様は、原則として統一する。 

5)盤への入線は、原則として下側から行う。 

6)力率は自動調整とし、98%以上とする。 

2.電気方式 

1)受電電圧  交流 3 相 3 線式  6,600V60Hz  2)受電方式  1 回線受電方式 

3)配電電圧   

(1) 高圧配電  交流 3 相 3 線式  6,600V60Hz  (2) プラント動力  交流 3 相 3 線式  6,600V60Hz    交流 3 相 3 線式  210V 及び 420V60Hz  (3) 建築動力  交流 3 相 3 線式  210V60Hz 

(4) 保守用電源  交流 3 相 3 線式  210V60Hz    交流単相 3 線式  210V/105V60Hz  (5) 照    明  交流単相 3 線式  210V/105V60Hz  (6) 操作回路  交流単相 2 線式  100V60Hz 

(2) 低圧動力  〔      〕kW  (3) 建築動力  〔      〕kW  (4) 照明設備  〔      〕kW 

3.受変電設備 

  1)引込柱から電気室までの PAS、高圧ケーブル及び配管、ダクト等敷設  2)高圧受電盤(更新) 

受電用遮断器は、短絡電流を安全に遮断できる容量とする。 

受電用保護継電器は、電気設備技術基準に基づくと共に、電力会社との協議によって決定する。 

(1) 形    式  鋼板製屋内閉鎖垂直自立形  (2) 数    量  1 面 

(3) 主要取付機器  真空遮断器 

  計器用変流器 

  計器用変圧器 

  そ の 他 

3)高圧配電盤(改修) 

必要に応じて、変圧器等、各高圧機器の一次側配電盤、変圧器盤、コンデンサ盤等の改修とし、各機器 を確実に保護できる遮断器を設置するものとする。 

4.低圧配電設備 

原則として、既設利用とするが、必要に応じて、改造等を行うこと。 

5.動力設備 

本設備は、新たに設置する制御盤、操作盤等及び既設を改造して使用するもので、主要機器は遠隔操作で きるものとする。 

また、現場においても単独操作し得るものとし、必要箇所に現場操作スイッチ等を設ける。 

400V 級動力の場合は各負荷毎に、200V 級動力の場合は必要な負荷に地絡保護を行う。 

なお、必要に応じて高調波対策を行うこと。 

6.電 動 機  1)定    格 

電動機の定格電圧、定格周波数は、電気方式により計画するものとし、汎用性、経済性、施工の容易さ 等を考慮して選定する。 

2)電動機の種類 

電動機の種類は、主としてかご形 3 相誘導電動機とし、その形式は、下記の適用規格に準拠し、使用場 所に応じたものを選定する。 

原則として全閉外扇屋外形とする。 

3)電動機の始動方法 

始動時における電源への影響を十分考慮して始動方法を決定する。 

7.電気配線工事 

配線の方法及び種類は、敷設条件、負荷容量及び電圧降下等を検討して決定する。 

1)工事方法 

ケーブル工事、金属ダクト工事、ケーブルラック工事、金属管工事、バスダクト工事など、各敷設条件 に応じ適切な工事方法とする。 

2)接地工事 

接地工事は、電気設備技術基準に定められているとおり、A 種、B 種、C 種、D 種接地工事等の接地目的 に応じ、適切な接地工事を行う、このほかに避雷器用及び電気通信用の接地工事等は、対象物に適合した 工事を行う。 

3)主要配線材料  (1) 6kV 回線 

6.6kV 架橋ポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル EM 6600V CE/F 

6.6kV トリプレックス形架橋ポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル  EM 6600V CET/F  (2) 低圧回路 

動力回路  600V 架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(CV) 

  600V トリプレックス形架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(CVT) 

接地回路他  600V ビニル絶縁電線(IV) 

高温場所  600V 耐熱電線、耐熱ケーブル 

消防設備機器  600V 耐熱(耐火)電線、耐熱(耐火)ケーブル  制 御 用  600V 制御用ビニル絶縁ビニルシースケーブル(CVV) 

8.非常用発電設備(屋外パッケージ型) 

停電時において保安用として施設を安全に確保及び停止できる容量を持つ、本設備を設置する。なお、

非常用負荷内訳は外部へ臭気が漏洩しない最低限の脱臭設備、建築設備保安動力、その他必要な負荷(ご みピット火災検出散水装置)とする。 

なお、非常発電機用切替盤及び400Vから200Vに変換する降圧トランスも本工事の範囲内とする。 

② 数    量        1  基 

③ 出    力      [      ](発電機出力に見合うものとする。) 

④ 使用燃料      [      ] 

⑤ 始動方式電動機による電動始動方式とする。 

⑥ 燃料貯槽容量は定格出力運転時の2時間以上とする。 

⑦その他・原動機及び発電機の据付けは、防振を十分考慮する。 

(2)発  電  機 

① 形    式      自己通風開放防滴形三相交流同期発電機 

② 数    量        1  基 

③ 出    力        [      ]kW 

*停電時に施設を安全に停止するための機器容量等とし、基本的に以下の負荷を  対象とする容量とする。 

・脱臭装置ファン 

・ピット火災検出散水装置 

・プラント給水ポンプ(210V) 

・消火栓ポンプ(資源化+プラ施設) 

・直流電源装置(420V)) 

④ 力    率      80%(遅れ) 

⑤ 電    圧        [        ]V 

⑥ 周 波 数        [        ]Hz 

⑦ 相    数        3 

f

⑧ 定    格        連  続 

⑨ 絶縁種別        F種以上 

⑩ 励磁方式        ブラシレス励磁方式 

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