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第1節  建築工事

設計及び施工については、関係法規、日本建築学会、土木学会及び国土交通省大臣官房官庁営繕部監修建 築工事共通仕様書(最新版)の各仕様の定めるところにより行う。 

1.計画概要  1)工事範囲 

本工事は、下記工事一式とする。 

(1) 工場棟耐震壁開口工事  (2) 上記に伴う補強工事  2)仮設計画 

請負者は、工事着工前に仮設計画書を本市に提出し、承諾を得る。 

なお、仮設計画書の作成にあたっては、既存施設の運転に配慮し十分調整を行う。 

(1) 仮 囲 い 

近隣、既存施設、他工事等の関連で、工事区分を明確にする必要がある場合は、必要な仮囲いを設け る。 

(2) 安全対策 

請負者は、その責任において工事中の安全に十分配慮し、工事車両を含む周辺の交通安全、防火、防 災を含む現場安全管理に万全の対策を講ずる。 

工事車両の出入りについては、周囲の一般道に対し迷惑とならないよう配慮し、特に場内の汚れで汚 泥を持ち出す恐れのある時は、場内で泥を落とすなど周辺の汚損防止対策を講ずる。 

(3) 耐震壁開口検討 

本仕様書においては、耐震壁の開口は可能とするが、鉄筋コンクリート壁に新規開口を設ける部位に ついて、開口を設けることにより剛性や水平抵抗力が低下することが想定されるため、開口部の配置、

大きさについて構造上無理のない配置となるよう検討し、構造安全性を検証すること。 

また、計画面では防火区画の検討を行うこと。 

構造安全性検証の結果、補強を必要とする場合は、施工性、工程計画等を総合的に検討し最も適切で ある補強方法を提案すること。 

なお、構造安全性の検証にあたっては、既設建物の設計図書、竣工図書、構造計算書等を参照し構造 検討書を作成し監督員の承諾を得ること。 

2.本工事内容 

1) 工場棟耐震壁開口工事 

搬出用ピットへ移送するコンベアは耐震壁を貫通することになるが、コンベア据付やメンテナンスに 支障がない範囲で必要最小限の寸法とする。 

(1)箇 所 数      3 カ所 

(2)開口寸法      幅〔        〕㎜×高さ〔        〕㎜ 

(3)工事内容      ハツリ工事 

2) 耐震壁開口補強工事 

1

)構    造      鉄筋コンクリート造  増打

(2)数    量  1  式 

第2節  建築機械設備工事

本工事において、換気設備、排水設備等の建築機械設備が必要な場合は本工事に含み、施工すること。 

1.換気設備工事 

本設備は、本工事において、必要に応じて工場棟の必要な各部屋を対象とする。 

1)本施設の作業環境を良好に維持し、各機器の機能を保持する。 

2)換気を必要とする部屋は、その部屋の特質に応じた換気を行う。 

3)建物全体の換気バランスを十分に考慮する。 

4)臭気の発生する部屋のダクトは、他の系統との分離を確実にする。また、建築プラン上でも前室を設け るなど気密性を図る。 

5)換気設備の機器及びダクト等は、施設の特殊性(腐食ガス)を考慮して材料を選定する。 

6)換気設備は、合理的なゾーニングに基づいて可能な限り系統分けを行い、実際の運転状況に合い、省エ ネにも対応できるものとする。また、建築的に区画された壁を貫通してダクトを共用する場合は、運転を 停止するときも臭気等の拡散が起こらないように考慮する。 

7)処理施設で耐食性を必要とするダクトの材質は、原則として塩ビ製、または塩ビ塗装とする。 

8)送風機の機種及び材質は、使用目的に適したものを選定する。 

9)騒音発生の著しい部屋に設ける換気扇は、吸音チャンバー付等の防音対策を十分に行う。 

10)換気扇等は、全て低騒音型とする。 

11)換気扇は、美観上配置等を十分考慮すると共に外気が逆流しないよう、ダンパを設けるか電動シャッタ ー式とする。 

12)換気扇の出口には、美観に配慮したウェザーカバーを設ける。 

13)換気扇及びガラリには、取外しが容易な SUS 製防鳥網を設ける。 

2.消火設備 

1)消防法に基づき消火設備(消火器を含む)を追加設置する。 

2)上記設備の設置については、実施設計時に消防署と打ち合わせる。 

第3節  建築電気設備工事

本工事において、建築設備工事が必要となった場合及び照明設備が必要な場合は本工事に含み、施工する こと。 

本設備は、既設プラント用配電盤二次側以降の各建築電気設備工事とする。 

1.動力設備 

本設備は、既設建築設備の各種ポンプ類、送風機、空調、給水、排水設備等に含まれる電動機類の電源設 備とする。 

1)原則として、電気室に主幹盤を設け各制御盤、電灯分電盤にケーブル配線を行う。 

2)原動機の分岐回路は、原則として一台毎に専用の分岐回路とする。 

4)やむを得ず地階等湿気の多い場所に制御盤等を設置する場合は、湿気対策を考慮する。 

5)床面に機器、盤類を据え付ける場合は、床面から 10 cm 以上のコンクリート基礎を設ける。 

6)盤への入線は、原則として下側から行う。 

2.照明及び配線工事 

1)照明設備は、作業の安全性、作業能率と快適な作業環境の構築及び省エネを考慮した設計とする。 

2)湿気が高く結露の恐れがある場所及び屋外は、耐食を考慮した照明器具とする。 

3)やむを得ず人が容易に触れる恐れがある高さ、及び搬入搬出経路で物があたる恐れがある位置に設置す る照明器具は、ガード付きとする。 

4)類似場所の照明器具は、防水、耐食仕様も含め同一形式とし統一を図る。 

5)大型機器の周辺に点検架台を設けた部分は、必要に応じ架台の上部及び下部に照明器具を配置する。 

6)電球の取り替えなどを考慮した取付位置、高さとする。高所に設置した電灯には、電動式昇降装置、ま たは点検歩廊を設ける。 

7)照明器具が耐食形、防水形となる部屋の点滅器は、防水形とする。 

8)巡回時の順次点滅に不便のないよう点滅、及び消灯位置が離れすぎないようにする。 

9)点滅区分は、できるだけ小区分とする。 

10)廊下、階段通路等の常時点灯しておく部分は、区分する。 

3.その他工事 

別棟にある管理棟に設置している自動火災報知機の警報をプラント計装設備と同様に電話回線にて所 定局に通報できる設備を設けること。 

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