第4章 雲量に関する各種測定方法のまとめ
4.3 雲量の測定のための天空分割
第4章 雲量に関する各種視Ij宏方法のまとめ
4.1 各種測定方法の特徴と問題点
表3に、 雲量に関する各種の測定方法について特徴と問題点をまとめ て示す 。 機器を利用する雲の測定では、 目視観測と比べて、 測定項目が 限定される。 しかし、 共通の客観的基準で測定値が得られるため、 多数 の地点で得た結果の比較には有用である。 C
1Eの昼光測定ガイドも雲
量の測定について目視観測は最終的な手段としている。
魚眼レンズを用いる全天空画像の利用は、 魚眼レンズの射影方式の 影 響を受ける。 実際的には魚眼レンズの入手の問題がある。 魚眼レンズは 高価である。 また、 現在、 市販されているカメラ用のレンズは等距離射 影方式のみである。 過去には、 35mmカメラ用の魚眼レンズとして、 正 射影方式、 等立体角射影方式、 等距離射影方式の3種類が本邦で市販さ れていた46)。 等距離射影方式のレンズは球面レンズである。 これに対し て、 正射影方式と等立体角射影方式のレンズは非球面レンズである。 手 磨きによるレンズの製作にかかる手間と経費の問題から、 正射影方式と 等立体角射影方式のレンズは製造が中止されたと考える。
更に、 写真やビデオ画像は、 測定対象と出力結果との間に一段階以上
の処理手続きが加わることが問題である。 また、 データ取得から雲量の
推定までに時間がかかる。 雲量の長期間連続測定では、 昼光と日射の測
定と同様に、 労力と経費が可能な限り少なくなければならない。
第4章 雲量に関する各種淵IJ宏弁法のまとめ
表3 雲量に関する各種測定方法の特徴と問題点
方法 測定機器・測定項目 特徴・問題点
- 雲の空間的構造を記録
日 -専任の観測者が必要
視観 雲形、 全雲量、 雲形別の雲量 -人的費用がかかる
視1 雲底の高さ、 雲の向き、 雲の状態、 -主観的であり測定結果に個人差がある -実際的に連続測定は不可能
魚眼レンズ
-連続測定が可能
カメラ -雲の空間的構造は無視
全 写真からの目測
-露出によって飛ぶ雲がある
天 コリオ ・メータの利用 -データ取得から雲量推定までに人手・
ニ クこb
コンピュータによる画像処理 時間・費用がかかる 写 白黒/カラー -処理状態に一貫性が必要 真
- フィルムによりスペクトル分布に対す
雲形、 全雲量 る感度が異なる
魚眼レンズ -連続測定が可能
CCDビデオ ・カメラ -雲の時間的変化を記録 ピ コンピュータ処理 -雲の空間的構造は無視
ア 白黒/カラー -露出によって飛ぶ雲がある
オ - ダイナミック ・レンジの制限
画
イ象 - フィルタの特性に依存
雲形、 全雲量、 雲の向き .CCDの特性に依存 -データ処理に時間がかかる 放 放射計
-連続測定が可能 射 コンビュータ処理
-夜間の測定が可能
ißiJ 全雲量、 雲の分布
-感度の高い放射計が必要
rム,疋三 雲底の高さ (高・中・低)
可視赤外走査放射計 -巨視的な視点で雲をとらえる
えヌ=し・ FAX画像からの目測 -静止気象衛星からの通信に対応して 象 コンピュータ処理 1時間毎にデータを取得する
律? -データ処理に時間がかかる
星 雲形、 雲量、 雲頂の高さ
雲の分布、 雲の動き -基本的に地上観測と性質が異なる
-42一
第4章 雲量に関する各種測宗方法のまとめ