第四章 対応方法
一. 関連法令の紹介
れられていない。
第二十七条 商標事件に関する処理請 求について地方の工商行政管理部門が 権利侵害の成立を認定した場合は、「商 標法」及び「商標法実施条例」などの関 係規定に基づき処罰しなければならな い。
「商標法」または「商 標法実施条例」では、
罰金を科すこともで き る と さ れ て い る が、現実的には展示 品の取り下げだけの 処置を取る場合が多 い。
二十八条 著作権及び関係権利の侵害 への処理請求について、地方の著作権行 政管理部門が権利侵害の成立を認定し た場合は、「著作権法」第四十名七条の 規定に基づき処罰し、権利侵害の展示品 及び権利侵害の展示品を説明する宣伝 資料を没収、廃棄処分し、展示項目を紹 介する展示パネルを交換しなければな らない。
展示会における著作 権侵害案件は、資料 や宣伝ポスターに関 する案件が多く、関 連資料の撤去をさせ る場合が多い。
三十一条 出展者による権利侵害が成 立した場合は、展示会管理部門は法律に 則り出展者について公告することがで きる。出展者が連続 2 回以上権利侵害行 為を行った場合には、展示会主催者はそ の出展者の次回展示会への参加を禁止 すべきである。
展示会主催者による 2 回以上の権利侵害 を行った出展者の広 告や参加禁止につい ては、実際の実施状 況が不透明で、徹底 されていないとの指 摘がある。
「広交会におけ る知的財産権侵 害の申立及び処 理方法」(2007 年 8 月 8 日より 施行)(2010 年 4 月 14 日改訂)
中国対外 貿易中心
第十条 クレーム受付所が前回すでに 処理をした知的財産権クレームについ て、今回も引き続き同様な権利侵害の個 別な事案を発見した場合、クレーム側は 前回の広交会閉幕後に法的手段を通じ て処理をフォローした法律文書を提示 しなければならない。クレーム側が関連 文書を提示できない場合は、クレーム受 付所は受理しなくてもよい。クレーム受 付所では通常、同一のクレーム側が同一 の知的財産権に関して同一のクレーム 対象に申立てた重複するクレームを受 理しない。
同一侵害者に対する 同一クレームを行う 際には、前回の広交 会閉幕後に法的手段 を通じてフォローし た法的文書が必要と されている。
第十八条 クレーム受付所は権利侵害 嫌疑行為を起こした出展企業に関して コンピューターに記録すると共に交易 団に報告する。同一企業が一回の広交会 において 3 つ以上の権利所属番号の権利 を侵害した場合、交易団範囲内で通達し て警告を与える。出展企業が同一展示区 内において連続して二回もしくは二年 内で累計三回特許、著作権侵害嫌疑行為 を起こした場合、或いは商標権侵害行為 を累計して二回起こした場合、交易団範
特許権、著作権侵害 嫌疑行為を連続して 2 回もしくは 2 年内 で累計 3 回起こした 場合と商標権侵害を 累計 2 回起こした場 合は、6 回の広交会に 出展するブースを削 減するか又は取り消 す と 規 定 さ れ て い る。
囲内で通達して警告を与える。通達警告 を二回受けた企業は、権利侵害ブースが 当該出展企業のブースを占める比率に 準じて、当該企業が 6 回の広交会に出展 するブースを削減するか又は取り消す とともに、全大会範囲で通達して警告を 与える。
二十条 クレーム受付所は権利侵害嫌 疑の展示品について処分を与えた後、権 利侵害嫌疑の出展企業が同一ブース内 で再度同様の権利侵害疑義物品を展示 しているのを発見した場合、大会は当該 ブースの業務人員全員の広交会参加業 者証を即座に没収し、状況に応じて第十 八条に準じて処理する。
現場摘発を実施され た業者に対しては引 き続き動きをウォッ チングし、再犯があ った場合は直ちにク レーム受付所に申立 て、広交会参加業者 証を即座に没収でき る。
二十一条 効力が生じた司法判決又は 行政採決に権利侵害と認定されたにも かかわらず、その権利侵害展示品、展示 品のパッケージ、PR 用品などを再び広交 会のブースに出した場合、若しくは広交 会参加資格を数回にわたり取り消され たにもかかわらず、出展を回復した後、
再度権利侵害嫌疑がかけられた場合、当 該企業の広交会参加資格を永久に取り 消すと共に、大会で通達して警告を与え る。
再犯を繰り返す悪質 な業者に対しては永 久追放することがで きる。
第二十二条 同回の広交会開催期間中、
10 社以上の企業が同時に同一権利所属 番号の権利を侵害する場合(大規模な権 利侵害) 、状況に応じて大会範囲で通達 して警告を与えると同時に、関連する交 易団と商(協) 会に送付して記録する。
侵害者が多い場合の 対処方法の一つ。
【インターネット取引に関する法令と規則】
1.法令
法令(施行時期) 制定機関 条文 ポイント
「インターネッ ト商品取引及び 関連サービス行 為に関する管理 暫定弁法」(2010 年 7 月 1 日より 施行)
国家工商 行政管理 総局 (SAIC)
第三十二条 インターネット商品取引 及び関係サービス行為への監督管理は 県級(県級を含む) 以上の工商行政管理 部門が担当する。
インターネット上の 模倣品問題の管轄部 門が工商行政管理局 (AIC) で あ る こ と を 明示している。
第十条 工商行政管理部門にて登記登 録をし、既に営業許可証を受領した法 人、その他の経済組織または自営業者で インターネットを通じて商品取引及び 関連サービスを提供する者は、そのウェ ブサイトのホームページまたは営業活 動を行うウェブサイトの見やすい位置 にて営業許可証に記載された情報また はその営業許可証の電子リンク表示を 公開しなければならない。
インターネットを通じて商品取引及び 関連サービスを行為を提供する自然人 は、インターネット取引プラットフォー ムサービスを提供する業者に申請を提 出し、氏名や住所など真実の身分情報を 提示しなければならない。登録条件を具 備するものについては、法に従って工商 の登記登録手続きを行う。
インターネット出品 者の実名制を促す条 文として、模倣品業 者の実態の割り出し に有利であると思わ れる。インターネッ トに多い個人出品者 に対しては、インタ ーネット取引プラッ トフォームサービス を 提 供 す る 業 者 (ISP) へ の 真 実 の 身 分情報提示義務を規 定しているが、権利 者 が 侵 害 さ れ た 場 合、その情報を入手 できるとは限らない のが課題となってい る。
第十七条 インターネット商品経営者 及びインターネットサービス経営者が 公布する商品やサービスの取引情報は 真実かつ正確でなければならず、虚偽の 宣伝や表示をしてはならない。
虚偽の宣伝や表示の ような不正競争行為 を禁じている。
第十八条 インターネット商品経営者 及びインターネットサービス経営者は
「商標法」「反不正当競争法」「企業名称 登録管理に関する規定」等の法律、法規、
規則の規定を遵守し、他人の登録商標権 や企業名称権などの権利を侵害しては ならない。
商標権侵害や企業名 称 権 の 侵 害 を 規 制 し、インターネット サービス経営者に関 連法律と法令への遵 守を求めている。
第二十四条 インターネット取引プラ ットフォームサービスを提供する経営 者は必要な手段を講じて登録商標の専 用権、企業名称権等の権利を保護しなけ ればならない。権利者がインターネット 取引プラットフォームの中の経営者が その登録商標専用権、企業名称権等の権 利を侵害した行為、又はその合法的な権 益を損害する不当競争行為を実施した
ISP による知的財産 権保護措置の遂行を 義務付けており、こ れを実施していない 場合には「権利侵害 責任法」に基づき、
その責任を追及する ことができる。
ことを証明する証拠があった場合は、
「権利侵害責任法」に基づき、必要な措 置を取るべきである。
2.電子商取引サイト独自の規則(2011.11 月現在)
実務上では、電子商取引サイトにクレームし、侵害サイトの削除を依頼する場合が多く、そ の場合、各電子商取引サイトが独自に制定した知財侵害対応規則も参照する必要があります。
ここでは、模倣品被害が最も多いとされているタオバオの規則を紹介します。
規則 (施行時期)
制定企業 (サイト)
条文 ポイント
タオバオ規則 (2011 年 12 月 2 日改訂)
浙江淘宝 網絡有限 公司(タ オバオ)
五十二条 売主に以下に掲げるいかな る状況が発生した場合、タオバオモール は売主を追放する権利を有する。
(一) 登録商標専用権を侵害する商品、
或いは著作権を侵害するソフト ウェア・出版物商品を販売した場 合。
(二) 商標登録者の同意を得ず、その登 録商標を改変し、かつ当該改変商 標を使用した商品を販売した場 合。
(五) その他、知的財産権を侵害し、か つ情状が深刻である場合。
タオバオモールで模 倣品を販売した場合 は、売主を追放する ことができる。
第六十八条 模倣商品の販売とは、ユー ザーに以下に掲げる行為があった場合 を指す。
(一) 売主が模倣・海賊版商品を販売 し、かつ情状が特に深刻である場 合、毎回 48 点を控除する。
(二) 売主が模倣・海賊版商品を販売 し、かつ情状が深刻である場合、
毎回 24 点を控除する。
(三) 売主が模倣・海賊版商品を販売し た場合、毎回 12 点を控除する。
(四) 売主が模倣・海賊版の商品を販売 した疑義がある場合、毎回2点を 控除する(3日以内に 12 点を超 過しない)。特殊事情がある場合、
削除のみ実施し、点数を控除しな い。情状が深刻な場合、毎回 24 点を控除する。
公衆に対し不利な影響をもたらすこと を防止し、消費者の権益を保護するた め、上述状況に違反する疑義のある売主 に対し、タオバオは情状の重大さによっ て店舗の監督管理を実施する。
タオバオで模倣・海 賊版の商品を販売し た 疑 義 が あ る 場 合 は、情状の重さによ り 2 点から 48 点の点 数を控除することが できる。
( 減 点 に 基づ く 処置 は第六十四条のとお り)
六十三条 会員の規則違反行為の是正 タオバオにおける知