第5章 電気使用場所の施設及び小出力発電設備
第2節 配線等の施設
【低圧屋内配線の施設場所による工事の種類】(省令第56条第1項)
第156条 低圧屋内配線は、次の各号に掲げるものを除き、156-1表に規定する工事のいずれかにより施設すること。
一 第172条第1項の規定により施設するもの
二 第175条から第178条までに規定する場所に施設するもの 156-1表
施設場所の区分 使用電圧の 区分
工事の種類
がいし引き工事 合成樹脂管工事 金属管工事 金属可とう電線管工事 金属線ぴ工事 金属ダクト工事 バスダクト工事 ケーブル工事 フロアダクト工事 セルラダクト工事 ライティングダクト工事 平形保護層工事
展 開 し た 場所
乾燥した場所 300V以下 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 300V超過 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
湿気の多い場所又は水 気のある場所
300V以下 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 300V超過 ○ ○ ○ ○ ○ 点 検 で き
る 隠 ぺ い 場所
乾燥した場所 300V以下 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 300V超過 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
湿気の多い場所又は水
気のある場所 - ○ ○ ○ ○ ○
点 検 で き な い 隠 ぺ い場所
乾燥した場所 300V以下 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 300V超過 ○ ○ ○ ○
湿気の多い場所又は水
気のある場所 - ○ ○ ○ ○
(備考) ○は、使用できることを示す。
【がいし引き工事】(省令第56条第1項、第57条第1項、第62条)
第157条 がいし引き工事による低圧屋内配線は、次の各号によること。
一 電線は、第144条第一号イからハまでに掲げるものを除き、絶縁電線(屋外用ビニル絶縁電線及び引込用ビニ ル絶縁電線を除く。)であること。
二 電線相互の間隔は、6cm以上であること。
三 電線と造営材との離隔距離は、使用電圧が300V以下の場合は2.5cm以上、300Vを超える場合は4.5cm(乾燥し た場所に施設する場合は、2.5cm)以上であること。
四 電線の支持点間の距離は、次によること。
イ 電線を造営材の上面又は側面に沿って取り付ける場合は、2m以下であること。
ロ イに規定する以外の場合であって、使用電圧が300Vを超えるものにあっては、6m以下であること。
五 使用電圧が300V以下の場合は、電線に簡易接触防護措置を施すこと。
六 使用電圧が300Vを超える場合は、電線に接触防護措置を施すこと。
七 電線が造営材を貫通する場合は、その貫通する部分の電線を電線ごとにそれぞれ別個の難燃性及び耐水性の
ある物で絶縁すること。ただし、使用電圧が150V以下の電線を乾燥した場所に施設する場合であって、貫通す る部分の電線に耐久性のある絶縁テープを巻くときはこの限りでない。
八 電線が他の低圧屋内配線又は管灯回路の配線と接近又は交差する場合は、次のいずれかによること。
イ 他の低圧屋内配線又は管灯回路の配線との離隔距離が、10cm(がいし引き工事により施設する低圧屋内配 線が裸電線である場合は、30cm)以上であること。
ロ 他の低圧屋内配線又は管灯回路の配線との間に、絶縁性の隔壁を堅ろうに取り付けること。
ハ いずれかの低圧屋内配線又は管灯回路の配線を、十分な長さの難燃性及び耐水性のある堅ろうな絶縁管に 収めて施設すること。
ニ がいし引き工事により施設する低圧屋内配線と、がいし引き工事により施設する他の低圧屋内配線又は管 灯回路の配線とが並行する場合は、相互の離隔距離が6cm以上であること。
九 がいしは、絶縁性、難燃性及び耐水性のあるものであること。
【合成樹脂管工事】(省令第56条第1項、第57条第1項)
第158条 合成樹脂管工事による低圧屋内配線の電線は、次の各号によること。
一 絶縁電線(屋外用ビニル絶縁電線を除く。)であること。
二 より線又は直径3.2mm(アルミ線にあっては、4mm)以下の単線であること。ただし、短小な合成樹脂管に収 めるものは、この限りでない。
三 合成樹脂管内では、電線に接続点を設けないこと。
2 合成樹脂管工事に使用する合成樹脂管及びボックスその他の附属品(管相互を接続するもの及び管端に接続する ものに限り、レジューサーを除く。)は、次の各号に適合するものであること。
一 電気用品安全法の適用を受ける合成樹脂製の電線管及びボックスその他の附属品であること。ただし、附属 品のうち金属製のボックス及び第159条第4項第一号の規定に適合する粉じん防爆型フレキシブルフィッチング にあっては、この限りでない。
二 端口及び内面は、電線の被覆を損傷しないような滑らかなものであること。
三 管(合成樹脂製可とう管及びCD管を除く。)の厚さは、2mm以上であること。ただし、次に適合する場合はこ の限りでない。
イ 屋内配線の使用電圧が300V以下であること。
ロ 展開した場所又は点検できる隠ぺい場所であって、乾燥した場所に施設すること。
ハ 接触防護措置を施すこと。
3 合成樹脂管工事に使用する合成樹脂管及びボックスその他の附属品は、次の各号により施設すること。
一 重量物の圧力又は著しい機械的衝撃を受けるおそれがないように施設すること。
二 管相互及び管とボックスとは、管の差込み深さを管の外径の1.2倍(接着剤を使用する場合は、0.8倍)以上 とし、かつ、差込み接続により堅ろうに接続すること。
三 管の支持点間の距離は1.5m以下とし、かつ、その支持点は、管端、管とボックスとの接続点及び管相互の接 続点のそれぞれの近くの箇所に設けること。
四 湿気の多い場所又は水気のある場所に施設する場合は、防湿装置を施すこと。
五 合成樹脂管を金属製のボックスに接続して使用する場合又は前項第一号ただし書に規定する粉じん防爆型フ レキシブルフィッチングを使用する場合は、次によること。(関連省令第10条、第11条)
イ 低圧屋内配線の使用電圧が300V以下の場合は、ボックス又は粉じん防爆型フレキシブルフィッチングにD 種接地工事を施すこと。ただし、次のいずれかに該当する場合は、この限りでない。
(イ) 乾燥した場所に施設する場合
(ロ) 屋内配線の使用電圧が直流300V又は交流対地電圧150V以下の場合において、簡易接触防護措置(金属 製のものであって、防護措置を施す設備と電気的に接続するおそれがあるもので防護する方法を除く。)
を施すとき
ロ 低圧屋内配線の使用電圧が300Vを超える場合は、ボックス又は粉じん防爆型フレキシブルフィッチングにC 種接地工事を施すこと。ただし、接触防護措置(金属製のものであって、防護措置を施す設備と電気的に接 続するおそれがあるもので防護する方法を除く。)を施す場合は、D種接地工事によることができる。
六 合成樹脂管をプルボックスに接続して使用する場合は、第二号の規定に準じて施設すること。ただし、技術
上やむを得ない場合において、管及びプルボックスを乾燥した場所において不燃性の造営材に堅ろうに施設す るときは、この限りでない。
七 CD管は、次のいずれかにより施設すること。
イ 直接コンクリートに埋め込んで施設すること。
ロ 専用の不燃性又は自消性のある難燃性の管又はダクトに収めて施設すること。
八 合成樹脂製可とう管相互、CD管相互及び合成樹脂製可とう管とCD管とは、直接接続しないこと。
【金属管工事】(省令第56条第1項、第57条第1項)
第159条 金属管工事による低圧屋内配線の電線は、次の各号によること。
一 絶縁電線(屋外用ビニル絶縁電線を除く。)であること。
二 より線又は直径3.2mm(アルミ線にあっては、4mm)以下の単線であること。ただし、短小な金属管に収める ものは、この限りでない。
三 金属管内では、電線に接続点を設けないこと。
2 金属管工事に使用する金属管及びボックスその他の附属品(管相互を接続するもの及び管端に接続するものに限 り、レジューサーを除く。)は、次の各号に適合するものであること。
一 電気用品安全法の適用を受ける金属製の電線管(可とう電線管を除く。)及びボックスその他の附属品又は 黄銅若しくは銅で堅ろうに製作したものであること。ただし、第4項に規定するもの及び絶縁ブッシングにあっ ては、この限りでない。
二 管の厚さは、次によること。
イ コンクリートに埋め込むものは、1.2mm以上
ロ イに規定する以外のものであって、継手のない長さ4m以下のものを乾燥した展開した場所に施設する場合 は、0.5mm以上
ハ イ及びロに規定するもの以外のものは、1mm以上
三 端口及び内面は、電線の被覆を損傷しないような滑らかなものであること。
3 金属管工事に使用する金属管及びボックスその他の附属品は、次の各号により施設すること。
一 管相互及び管とボックスその他の附属品とは、ねじ接続その他これと同等以上の効力のある方法により、堅 ろうに、かつ、電気的に完全に接続すること。
二 管の端口には、電線の被覆を損傷しないように適当な構造のブッシングを使用すること。ただし、金属管工 事からがいし引き工事に移る場合においては、その部分の管の端口には、絶縁ブッシングその他これに類する ものを使用すること。
三 湿気の多い場所又は水気のある場所に施設する場合は、防湿装置を施すこと。
四 低圧屋内配線の使用電圧が300V以下の場合は、管には、D種接地工事を施すこと。ただし、次のいずれかに該 当する場合は、この限りでない。(関連省令第10条、第11条)
イ 管の長さ(2本以上の管を接続して使用する場合は、その全長。以下この条において同じ。)が4m以下のも のを乾燥した場所に施設する場合
ロ 屋内配線の使用電圧が直流300V又は交流対地電圧150V以下の場合において、その電線を収める管の長さが 8m以下のものに簡易接触防護措置(金属製のものであって、防護措置を施す管と電気的に接続するおそれが あるもので防護する方法を除く。)を施すとき又は乾燥した場所に施設するとき
五 低圧屋内配線の使用電圧が300Vを超える場合は、管には、C種接地工事を施すこと。ただし、接触防護措置(金 属製のものであって、防護措置を施す管と電気的に接続するおそれがあるもので防護する方法を除く。)を施 す場合は、D種接地工事によることができる。(関連省令第10条、第11条)
六 金属管を金属製のプルボックスに接続して使用する場合は、第一号の規定に準じて施設すること。ただし、
技術上やむを得ない場合において、管及びプルボックスを乾燥した場所において不燃性の造営材に堅ろうに施 設し、かつ、管及びプルボックス相互を電気的に完全に接続するときは、この限りでない。
4 金属管工事に使用する金属管の防爆型附属品は、次の各号に適合するものであること。
一 粉じん防爆型フレキシブルフィッチングは、次に適合すること。
イ 構造は、継目なしの丹銅、リン青銅若しくはステンレスの可とう管に丹銅、黄銅若しくはステンレスの編 組被覆を施したもの又は電気用品の技術上の基準を定める省令の解釈別表第二1(1)及び(5)ロに適合する