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第3章 電線路

第7節 特殊場所の電線路

【トンネル内電線路の施設】(省令第6条、第20条、第28条、第29条、第30条)

第126条 人が常時通行するトンネル内又は鉄道、軌道若しくは自動車道の専用のトンネル内の電線路は、次の各号 により施設すること。

一 低圧電線は、次のいずれかにより施設すること。

イ がいし引き工事により、次に適合するように施設すること。

(イ) 電線は、絶縁電線であって、引張強さ2.30kN以上のもの又は直径2.6mm以上の硬銅線であること。

(ロ) 第157条(第1項第一号、第四号及び第八号を除く。)の規定に準じること。

(ハ) 電線の高さは、レール面上又は路面上2.5m以上であること。

ロ 合成樹脂管工事により、第158条の規定に準じて施設すること。

ハ 金属管工事により、第159条の規定に準じて施設すること。

ニ 金属可とう電線管工事により、第160条の規定に準じて施設すること。

ホ ケーブル工事により、第164条(第3項を除く。)の規定に準じて施設すること。

二 高圧電線は、第111条第2項の規定に準じて施設すること。ただし、鉄道、軌道又は自動車道の専用のトンネ ル内において、高圧電線をがいし引き工事により次に適合するように施設する場合はこの限りでない。

イ 電線は、高圧絶縁電線若しくは特別高圧絶縁電線であって、引張強さ5.26kN以上のもの又は直径4mm以上の 硬銅線であること。

ロ 第168条第1項第二号(ロ及びハを除く。)の規定に準じること。

ハ 電線の高さは、レール面又は路面上3m以上であること。

三 特別高圧電線は、次により施設すること。

イ 人が常時通行するトンネル内の電線は、次によること。

(イ) 使用電圧は、35,000V以下であること。

(ロ) 日本電気技術規格委員会規格 JESC E2011(2014)「35kV以下の特別高圧電線路の人が常時通行するト ンネル内の施設」の「2.技術的規定」により施設すること。

ロ 鉄道、軌道又は自動車道の専用のトンネル内の電線は、第111条第2項の規定に準じて施設すること(同項 第六号における「第67条(第一号ホを除く。)」は「第86条」と読み替えるものとする。)。

2 第1項に規定するもの以外のトンネル内の電線路は、次の各号により施設すること。

一 低圧電線は、ケーブル工事により、第164条(第3項を除く。)の規定に準じて施設すること。

二 高圧電線は、第111条第2項の規定に準じて施設すること。

三 特別高圧電線は、次により施設すること。

イ 電線は、CVケーブル又はOFケーブルであること。

ロ 日本電気技術規格委員会規格 JESC E2014(2004)「特別高圧電線路のその他のトンネル内の施設」の「2.

技術的規定」により施設すること。

3 トンネル内電線路の低圧電線が、当該トンネル内の他の低圧電線(管灯回路の配線を除く。以下この条において 同じ。)、弱電流電線等又は水管、ガス管若しくはこれらに類するものと接近又は交差する場合は、第167条の規 定に準じて施設すること。

4 トンネル内電線路の高圧電線又は特別高圧電線が、当該トンネル内の低圧電線、高圧電線(管灯回路の配線を除 く。)、弱電流電線等又は水管、ガス管若しくはこれらに類するものと接近又は交差する場合は、第111条第3項 及び第5項の規定に準じて施設すること。

【水上電線路及び水底電線路の施設】(省令第6条、第7条、第20条)

第127条 水上電線路は、次の各号によること。

一 使用電圧は、低圧又は高圧であること。

二 電線は、次によること。

イ 使用電圧が低圧の場合は、次のいずれかのものであること。

(イ) 3種キャブタイヤケーブル

(ロ) 3種クロロプレンキャブタイヤケーブル

(ハ) 3種クロロスルホン化ポリエチレンキャブタイヤケーブル

(ニ) 3種耐燃性エチレンゴムキャブタイヤケーブル (ホ) 4種キャブタイヤケーブル

(ヘ) 4種クロロプレンキャブタイヤケーブル

(ト) 4種クロロスルホン化ポリエチレンキャブタイヤケーブル

ロ 使用電圧が高圧の場合は、高圧用のキャブタイヤケーブルであること。

ハ 浮き台の上で支えて施設し、かつ、絶縁被覆を損傷しないように施設すること。

三 水上電線路に使用する浮き台は、鎖等で強固に連結したものであること。

四 水上電線路の電線と架空電線路の電線との接続点は、次により施設すること。

イ 接続点から電線の絶縁被覆内に水が浸入しないように施設すること。

ロ 接続点は、支持物に堅ろうに取り付けること。

ハ 接続点の高さは、127-1表に規定する値以上であること。

127-1表

接続点の場所の区分 使用電圧の区分 高さ

陸上

道路(歩行の用にのみ供される部分を除く。以下この項において同じ。)

上以外

低圧 地表上4m

高圧 地表上5m

道路上 低圧又は高圧 路面上5m

水面上 低圧 水面上4m

高圧 水面上5m

五 水上電線路に接続する架空電線路の電路には、専用の開閉器及び過電流遮断器を各極(過電流遮断器にあっ ては、多線式電路の中性極を除く。)に施設し、かつ、水上電線路の使用電圧が高圧の場合は、電路に地絡を 生じたときに自動的に電路を遮断する装置を施設すること。(関連省令第14条、第15条)

2 水底電線路は、次の各号により施設すること。

一 損傷を受けるおそれがない場所に、危険のおそれがないように施設すること。

二 低圧又は高圧の水底電線路の電線は、次のいずれかのものであること。

イ 第3条に規定する性能を満足し、直径6mmの亜鉛めっき鉄線以上の機械的強度を有する金属線によりがい装 を施した水底ケーブル

ロ 第120条第6項に規定する性能を満足するがい装を有するケーブル ハ 堅ろうな管に収めたケーブル

ニ 水底に埋設する場合は、直径4.5mmの亜鉛めっき鉄線以上の機械的強度を有する金属線によりがい装を施し たケーブル

ホ 直径4.5mm(飛行場の誘導路灯その他の標識灯に接続するものである場合は、直径2mm)の亜鉛めっき鉄線 以上の機械的強度を有する金属線によりがい装を施し、かつ、がい装に防食被覆を施したケーブル

三 特別高圧の水底電線路の電線は、次のいずれかのものであること。

イ 堅ろうな管に収めたケーブル

ロ 直径6mmの亜鉛めっき鉄線以上の機械的強度を有する金属線によりがい装を施したケーブル 3 第2項第二号イに規定する性能を満足する水底ケーブルの規格は、次の各号によること。

一 電線の導体は、別表第1に規定する軟銅線を素線としたより線(絶縁体にブチルゴム混合物又はエチレンプロ ピレンゴム混合物を使用するものにあっては、すず若しくは鉛又はこれらの合金のめっきを施したものに限 る。)であること。

二 絶縁体は、次に適合するものであること。

イ 材料は、ポリエチレン混合物、ブチルゴム混合物又はエチレンプロピレンゴム混合物であって、電気用品 の技術上の基準を定める省令の解釈別表第一附表第十四に規定する試験を行ったとき、これに適合するもの であること。

ロ 厚さは、127-2表に規定する値(導体に接する部分に半導電層を設ける場合は、その厚さを減じた値)以上 であること。

127-2表 使用電圧の区分 導体の公称断面積

絶縁体の厚さ ポリエチレン混合物又はエチレ

ンプロピレンゴム混合物の場合 ブチルゴム混合物の場合 600V以下 8mm2以上80mm2以下 2.0mm 2.5mm

80mm2を超え325mm2以下 2.5mm 2.5mm 600Vを超え3,500V以下 8mm2以上325mm2以下 3.5mm 4.5mm 3,500V超過 8mm2以上325mm2以下 5.0mm 6.0mm 三 電力保安通信線を複合するものである場合は、当該通信線は、第137条第5項に規定する添架通信用第2種ケー

ブルであること。

四 がい装は、線心(電力保安通信線を複合するものにあっては当該通信線を含む。)をジュートその他の繊維 質のものとともにより合せて円形に仕上げたものの上に、防腐処理を施したジュート又はポリエチレン混合物、

ポリプロピレン混合物若しくはビニル混合物の繊維質のもの(以下この条において「ジュート等」という。)

を厚さ2mm以上に巻き、その上に直径6mm以上の防食性コンパウンドを塗布した亜鉛めっき鉄線を施し、更にジ ュート等を厚さ3.5mm以上に巻いたものであること。この場合において、ジュートを巻くものにあっては、亜鉛 めっき鉄線の上部及び最外層に防腐性コンパウンドが塗布されたものであること。

五 完成品は、次に適合するものであること。

イ 清水中に1時間浸した後、導体(電力保安通信線を複合するものにあっては、当該通信線の導体を除く。以 下この号において同じ。)相互間及び導体と大地との間に127-3表に規定する交流電圧を連続して10分間加え たとき、これに耐える性能を有すること。

127-3表

ケーブルの使用電圧の区分 交流電圧

600V以下 3,000V

600Vを超え3,500V以下 10,000V

3,500V超過 18,000V

ロ イの試験の後において、導体と大地との間に100Vの直流電圧を1分間加えた後に測定した絶縁体の絶縁抵抗 が別表第7に規定する値以上であること。

【地上に施設する電線路】(省令第5条第1項、第20条、第37条)

第128条 地上に施設する電線路は、次の各号のいずれかに該当する場合に限り、施設することができる。

一 1構内だけに施設する電線路の全部又は一部として施設する場合

二 1構内専用の電線路中その構内に施設する部分の全部又は一部として施設する場合

三 地中電線路と橋に施設する電線路又は電線路専用橋等に施設する電線路との間で、取扱者以外の者が立ち入 らないように措置した場所に施設する場合

2 地上に施設する低圧又は高圧の電線路は、次の各号により施設すること。

一 交通に支障を及ぼすおそれがない場所に施設すること。

二 第123条、第124条及び第125条(第1項を除く。)の規定に準じて施設すること。

三 電線は、次によること。

イ 使用電圧が低圧の場合は、次のいずれかのものであること。

(イ) ケーブル

(ロ) 3種クロロプレンキャブタイヤケーブル

(ハ) 3種クロロスルホン化ポリエチレンキャブタイヤケーブル (ニ) 3種耐燃性エチレンゴムキャブタイヤケーブル

(ホ) 4種クロロプレンキャブタイヤケーブル

(ヘ) 4種クロロスルホン化ポリエチレンキャブタイヤケーブル